この記事は
2015年自選トップアニメ…という記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
やっぱりアニメ記事が無い
このブログの名前は「アニメな日々、漫画な月日」です。
アニメも漫画も平等に扱っていきますよという顕れのつもりなんですが、去年からアニメの記事が激減してしまいました。
理由は色々とあるんですけれども、以下略。
今年も一年間の視聴した全TVアニメの総括をしてみます。
簡単にですが、「全話視聴した作品」の個人的な感想を書きます。
…書くつもりだったのですが、それすら出来なくなりました…。
年末に11連勤もさせた会社が悪い。
最後の2日間なんて、連日2時間ずつ出勤時間が早まる(しかも終業時間は変わらず深夜)という、笑えない鬼畜振り(笑
もう全然時間が無かったので、大晦日で突貫更新。
ムリクリ特に面白かった10本を厳選して、ランキング形式で感想を綴っていきます。
※2015年12月現在完結していない作品は除いております。
視聴全作品一覧
▼2014年秋期クール(2クール作品)
- SHIROBAKO ☆☆☆☆☆
- 七つの大罪 ☆☆☆
- まじっく快斗1412 ☆☆
▼2015年冬期クール
- アイドルマスター シンデレラガールズ ☆☆☆
- 暗殺教室 ☆☆☆☆
- 艦隊これくしょん -艦これ- ☆☆
- 幸腹グラフィティ ☆☆☆☆
- 冴えない彼女の育てかた ☆☆☆☆
- ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編 ☆☆☆
- DOG DAYS″☆☆
- ユリ熊嵐 ☆
- ローリング☆ガールズ ☆☆☆
▼2015年春期クール
- 俺物語!! ☆☆☆☆
- 食戟のソーマ ☆☆☆
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ☆☆☆☆
- 長門有希ちゃんの消失 ☆☆☆
- ニセコイ: ☆☆☆
- ハロー!!きんいろモザイク ☆☆☆☆
- パンチライン ☆☆☆☆☆
- 響け!ユーフォニアム ☆☆☆☆☆
- 放課後のプレアデス ☆☆☆
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 ☆☆☆
- レーカン! ☆☆
▼2015年夏期クール
- アイドルマスター シンデレラガールズ 2ndシーズン ☆☆☆☆
- うしおととら ☆☆☆
- Classroom☆Crisis ☆☆☆☆
- 城下町のダンデライオン ☆☆☆☆☆
- To LOVEる -とらぶる- ダークネス 2nd ☆☆☆
- のんのんびより りぴーと ☆☆☆☆☆
- 干物妹!うまるちゃん ☆☆☆☆☆
- 乱歩奇譚 Game of Laplace ☆☆☆
- WORKING!!! ☆☆☆☆☆
▼2015年秋期クール(1クール作品)
- 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件 ☆☆
- 終物語 ☆☆☆☆☆
- ご注文はうさぎですか?? ☆☆☆☆☆
- すべてがFになる THE PERFECT INSIDER ☆☆
- ゆるゆり さん☆ハイ! ☆☆☆☆
- ワンパンマン ☆☆☆☆☆
(タイトルの後の星は5段階での評価)
続編モノが目立った1年だったんだなと振り返ってみて感じた次第です。
また、ジャンプ原作アニメもちらほら。
中でも「暗殺教室」、「ジョジョ」、「ソーマ」は毎週楽しめました。
続編作品、原作既読作品、それ以外は意図的にコメディ(1話完結で比較的軽く視聴出来そうな作品)を中心にセレクトしていた為、やや偏りが目立ちますが、この中から10本をピックアップ。
ではでは、独断と偏見で100点満点で採点していきます。
(ぶっちゃけ採点基準は特に無いです。適当です。)
第10位 終物語
■点数:65
■感想
推理小説の読者への挑戦状を想わせる(というより挑戦状そのものだったのかな)始まり方。
その最初の問い掛けで想起させられたワクワクを裏切らない展開と結末。
面白いミステリを読んでいるような感覚を味わいました。
これまでのシリーズも楽しく視聴していましたが、「偽物語」以降、エスカレートする独特の台詞回しとシャフト演出に胃もたれしていた点は否めません。
ですが、今回は「化物語」以来これらの点が気にならない程に心から楽しめたシリーズでありました。
後半は「猫物語(白)」のラストであらららららぎ君がボロボロの状態で現れた謎も解けて、すっきり。
第9位 ご注文はうさぎですか??
■点数:70
■感想
破壊力を増した可愛さ。1期を軽く凌駕してくるとは、恐ろしい子。
1話に最低1度は凶暴な可愛さに打ちのめされていた気がします。
中でも特筆すべきは「ときめきポポロン」。
「どうすれば可愛いく見せられるのか」を分かりきった人達が、これでもかと萌えポイントを詰め込んできたかのような。
そんな玉手箱(謎
第8位 のんのんびより りぴーと
■点数:75
■感想
安定ののんびりアニメ。
やはり空気感が心地いい。
アニメは演出次第で色々な顔に化けます。
とっても分かり易い例が「ゆるゆり」シリーズですね。
2期までは太田監督が得意のギャグ路線を敷き、ギャグアニメとしての趣を強めたアニメとなっていました。
が、3期(厳密にはOVA以降)はスタッフを刷新。
一転してコメディに振り、日常の何気ない芝居を見せるような「落ち着いた空気感」を全面に出してきていたかな。
作品のテンションが全然違っていて。
同じ原作を元にして、こうも違ってくるのかと。
個人的にはどちらの「ゆるゆり」も好きなのですが、3期の空気の方が原作に近いと思います。
話を戻しますと、「のんのん」は「原作の空気を忠実に再現した路線のアニメ化」。
原作好きとしては、このアニメを否定する術を持てないのです。
(「のんのん」もやりようによっては十分ギャグアニメに出来る原作ですしね…)
第7位 パンチライン
■点数:78
■感想
どんでん返しは成功すると面白さを飛躍的に高めてくれます。
巧妙に配された伏線が収束し、今まで見えていた世界の意味がガラッと変わるのですから。
その快感は筆舌に尽くし難いものがあります。
途中までは全く想像すらしていなかった世界観設定が唐突に語られ、唖然茫然。
やられた〜〜〜〜〜〜(ギャグアニメじゃ無かったのか〜〜〜)という感想が一番しっくりくる作品に久々に出会いました。
前知識一切なしに視聴して欲しいアニメ。
第6位 干物妹!うまるちゃん
■点数:80
■感想
1話見終わった時は、正直げんなりしました。
なんだかとってもリアルに感じたのです。
「うざい妹」として、あまりにも描写がリアルで、ギャグとして受け止められなかった。
うまる、マジで駄目な妹だ…と。
それでも見続けてたら、兄ちゃん大好き妹だと分かって掌返し(笑
これまでの我儘っぷりが急に可愛く思えて来るから不思議なものです。
あと、海老名ちゃん。海老名ちゃん。ついでに海老名ちゃん。
第5位 城下町のダンデライオン
■点数:83
■感想
大家族の賑やかさとほんわかとした空気感。
アニメ(漫画)ならではの「似て無くとも親子だと言いきれば親子になる」という”利点”を存分に活かした個性的なキャラ付がされた兄妹達のドダバタとした日常は見ていてただただ楽しい。
説明が難しいんだけれど、友達とは違う家族だからこその絆の深さがしんみりと心に沁みるというか。
温かい気持ちになるんですよね。
長男・修と次女・奏の互いを想い合う双子の絆とか、もう凄く好き。
(原作とはちょっと違うんだけれど、原作もアニメもそれぞれの良さがあって良いんです)
第4位 WORKING!!!
■点数:85
■感想
「ヤンガン」創刊2号で第1話を読んで笑い転げて、WEB版(姉妹店の方ね)を徹夜で読み耽って…。
大好きだった漫画が「原作を大切にしてくれた」のが伝わってくる最高のエンディングを迎えた。
感無量。先日の最終回1時間スペシャルは心から感動しました。
「とらダク2nd」とか、なんか最近増えてきた感のある「レギュラー放送から時間を空けてからの最終回」って、凄い好き。
無理矢理枠に嵌めらざるを得ない「尺が決まっているTVアニメ」で、これまでの常識を逸脱してまでこういった構成にしてくれる。
それだけで嬉しい気持ちになります。
第3位 ワンパンマン
■点数:87
■感想
圧倒的なクオリティ。戦闘シーンが格好良過ぎる。
超シリアスにヒーローが悪に苦戦する中でギャグ顔のヒーロー(?)が、ギャグみたいにワンパンで屠っていく。
このギャップが持ち味の原作をより際立たせてくれたのが、アニメ版の圧倒的なクオリティ。
敵の動きの切れが半端無いから、とんでもなく強く見える。
苦戦するヒーローの切迫感が際立つ。
そこに現れるサイタマのワンパン撃破が”ギャグ”として一層引き立つ。
こういう正の循環で回っていた至高のアニメ化作品だったと感じました。
ドラマ部分も疎かにせず、しっかりと尺を割いてくれたことにも感激。
9話の深海王編クライマックス。
最も格好良いヒーロー・無免ライダーの見せ場・彼のヒーローとしての矜持を見事に描き切ってくれたスタッフに感激しました。
第2位 響け!ユーフォニアム
■点数:90
■感想
山田尚子さんに思春期の女の子の青春を描かせたら、もうね間違いないと思うの。
大所帯の部活なのに、メインどころがぶれず、それでいて、大所帯感がちゃんと伝わってくるのは凄いです。
たったの1クールなのに。
これは勝手に「けいおん!!」(←2期の方だから「!!」)の経験が活きてると解釈。
3年2組のクラスメイト達を短いシーンながらキャラを立たせた京アニだからこその芸当。
次の物語が始まるのが確定したのが、今から楽しみで仕方ありません。
第1位 SHIROBAKO
■点数:100
■感想
今まで見て来た全てのアニメの中でも10本の指には入れたい。
それほど好きでした。
元プログラマーの端くれとしては、似たような業界だなと思いつつ…。
現役の友人なんかは仕事を思い出すから見れないという位には、「仕事(現実)を思い出す」アニメと見つめざるを得ません。
それでも僕自身は「仕事を思い出すことなく」楽しく見れたのは、辛い現実にも目を背けずに直向きに頑張る姿に感銘を受けたからなのかもしれません。
それと、描かれ方も。
重くなり過ぎない様に適度にギャグ描写を取り込んでくれていたのも、軽い気持ちで見れた要因ですね。
特にミムジー&ロロ、「万策尽きた〜」の名台詞。
前者は、アニメチックな処理をすることで非現実的な空気を演出。
後者は、絶体絶命の窮地の筈なのにギャグとして機能する使われ方だったので、全く危機感が伝わってこないというね(笑
ともかくこの2つの要素を筆頭にギャグ描写を適度に盛られていました。
お話の構成も2クールという長丁場を飽きさせない工夫に満ちていたかなと。
前半をオリジナルアニメ制作、後半を原作付きアニメ制作とすることで、それぞれの難しさや問題点を浮き彫りにし、「ルーティーンに陥りやすい仕事を題材とした物語」という問題を回避。
「劇場アニメ制作」を題材にした劇場版を所望したいですw
主人公・あおい達の成長劇と捉えても素晴らしくて、特にしずかの努力が結実した23話は涙無くては見れません。
最後にキャラ。
あおいを筆頭にした5人娘と矢野ちゃんが可愛すぎました。
これまた楽しく見れた・好きになった要因に間違いありません。