完結漫画ランキング トップ50を作ってみた

目次

この記事は

完結漫画のランキング記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

2015年時点僕の好きな漫画ランキング

先日100位まで好きな漫画をランキングしてる記事を拝見して触発されました。
いくつかご紹介。(サイト名の敬称略)





こういうのは見ていて面白いので、真似させて頂きます。
といいましても、50位までですけれども。

では、簡単にルールを。
(1) 完結している事
そもそもが連載中の作品は勿論ですが、続編が連載中の作品(「金田一少年」や「To LOVEる」シリーズ等)も除外しています。
1話から最終話まで読んだ上での個人的主観による面白さをランキングしてます。
(2) コミックスを全巻所持している事。
現在も全巻所有しており、いつでも読める状態にあるというのを条件としました。
(3) 短編集は除外
短編は除外し、コミックス1巻以上の長編作品のみを対象といたします。

有名どころばかりな上に、かなり偏ったラインナップですが、50位から順に簡単なコメント付きで行ってみます。
(巻数は特に断りが無い限り一番初めに出版された判型でのシリーズの巻数です)

50位 OH!MYコンブ

作画:かみやたかひろ 原作:秋本康
全12巻
コミックスを初めて買い集めた思い出の漫画。
「コミックボンボン」の料理漫画と言えば、僕にとってはこの作品。
子供でも真似できる料理(?)が多かったな〜。

49位 COWA!

鳥山明
全1巻
鳥山先生曰く「描きたかった絵本ぽい漫画」。
フリーハンドで描かれた枠線から、手描きの温かみを一層感じて「絵本感」を演出しているように感じるんです。
温かみのある鳥山先生らしい漫画。

48位 ネコマジン

鳥山明
全1巻
「DRAGON BALL」のセルフパロディみたいな漫画。
フリーザの息子という設定でクリーザなるキャラを出したり、超サイヤ人をパロッたりやりたい放題。
徹底的にギャグ化していて、終いには本物の悟空まで出てくるというねw
「DRAGON BALL」好きなら、楽しんで読めるよねって漫画。

47位 銀河パトロール ジャコ

鳥山明
全1巻
まさかのラストを迎えた、鳥山先生の最新作。
こういう遊びは素直に嬉しいのですが、肝心のストーリー展開は今まで以上に単調だった気もしなくもない。

46位 P2!-let’s Play Pingpong!-

江尻立真
全7巻
「ジャンプ」で最も打ち切られた時にショックだった作品。
きちんとした最終回を読みたかったな〜…。
好きなんだけれど、総評となると打ち切られてしまった分ややマイナス点が響いて、この位置に。

45位 カジカ

鳥山明
全1巻
大冒険活劇とバトルをぎゅっと濃縮して、1冊に纏められた傑作。
カジカが凄く格好良くて、当時絵を真似しまくってましたね。
下手糞すぎて全然似なかったけれど。

44位 百舌谷さん逆上する

篠房六郎
全10巻
漫画史上恐らく最もツンデレについて真剣に真正面から向き合った作品だと思う。
シリアスな(一歩外れると只管バカバカしくもあるんだけれど)ストーリーをコメディとして纏められているので、サクサク読めます。
ツンデレ好きは必読の一本。

43位 乱飛乱外

田中ほさな
全9巻
戦国時代を舞台に、お家復興の旅を続ける少年とその家来のくノ一達の戦いと恋愛を描いた漫画。
次々と出てくる姫達が可愛くて、目の保養にもなります。
忍者漫画とか好きでしたら良いかもです。

42位 ジョバレ

白井三二朗
全2巻
今時珍しい?スポ根女子バレー漫画。
「アッパーズ」休刊に巻き込まれたのが、つくづく残念。
でも短いながら、きっちりと纏まっていて面白いです。
笑えて、泣けて、切なくて、熱くなれる。そういう漫画。

41位 ボンボン坂高校演劇部

高橋ゆたか
全12巻
ラブコメの主人公史上最も悲惨な部類に入るであろう正太郎君が弄り回される様を楽しむ漫画(笑
部長、濃かったな〜。
この漫画のお陰で僕はボブカットの女性の魅力に目覚めました(笑
真琴可愛かったですね。

40位 Get Backers 奪還屋

作画:綾峰欄人 原作:青樹佑夜
全39巻
序盤はアクション重視の怪盗風味の作風だったのに、気づいたら超人バトル漫画になっていたでござる。
設定もどんどんと複雑になっていき、終盤はもう何が何やら。
置いていかれつつも、それでも最後まで読み進められたのは、多くの謎の虜になっていたからなのかもしれません。

39位 ハックス!

今井哲也
全4巻
少々絵が拙いのですが、味のある絵で、作品の空気感にマッチしていて良い感じなんです。
こういう地味ながらも安心して読める筆致での青春群像劇が大好きで、忘れられない作品として僕の胸に刻まれました。

38位 さよならフットボール

新川直司
全2巻
「四月は君の嘘」の新川先生による女子サッカー漫画。
元気娘が我武者羅に夢を追う姿に惹かれることウケあいの青春譚。

37位 んぐるわ会報

高尾じんぐ
全4巻
なんだろう。
何で好きなのと改めて聞かれると言葉に詰まっちゃうんだけれど、好きだったものは仕方ない。
女の子の可愛さに惹かれたというのは否定出来ない事実なんですが、それ以上の何かが確かにあったんだと思うの。

36位 SAND LAND

鳥山明
全1巻
渋いオッサン、戦車戦、肉弾戦。
珍しくギャグ成分が薄めで、その分鳥山先生の趣味が色濃く出ているような感じの漫画。
兎にも角にもストーリー展開が秀逸。
改めて読み直して「この濃度の物語をたった1巻で纏めてるの?」と舌を巻きました。
アニメのせいで勘違いされがちですが、鳥山先生ってかなり早い展開を得意とされていて、今作でもその力が存分に出ています。

35位 ウルトラマン超闘士激伝

作画:栗原仁 原作:瑳川竜
全4巻(完全版)
三条陸先生が「ウルトラマンでジャンプ的バトル漫画をやったら」というコンセプト(マジ)で描かれていた漫画。
鎧を着たウルトラマンが、「DRAGON BALL」みたいなバトルを繰り広げる。
一瞬で虜になって、当時嵌りに嵌っておりました。

34位 放課後ウインド・オーケストラ

宇佐悠一郎
全4巻
「ジャンプSQ.」黎明期の傑作。
「この音とまれ!」のような本格的な部活モノで、打ち切られたのが本当に残念でした。
なんか「SQ.」って好きになる作品の殆どが打ち切られていくので、なんだかな〜って感じです。
オススメレビュー

33位 とっても!ラッキーマン

ガモウひろし
全16巻
「ジャンプ」らしくバトル方面にシフトしてると見せかけて、最初から最後までギャグ漫画としての面子を貫いた漫画。
どんどんヒーローが増えていくんだけれど、メインヒーロー達の影がちっとも薄くならないのが良いです。
余談ですが、八代亜紀さんの歌うアニメ版主題歌が格好良くて、今でも時折聞いてます。

32位 CITY HUNTER

北条司
全35巻
リョウ(漢字変換出来ないのが偶に瑕)は本当にイケメン。
おどけるところはしっかりとギャグに徹し、決める時には決める。
落差がはっきりとしていて、その分シリアス時の格好良さが際立っていて。
やっぱり「CH」はリョウと香のコンビじゃなきゃ。

31位 ルパン三世Y

作画:山上正月 原作:モンキー・パンチ
全20巻
アニメ第2シリーズを下敷きにしたようなルパン像なので、原作派には受け入れがたいかもしれません。
「どうやってお宝を盗み出すのか」という怪盗もののお約束に焦点を当てたストーリーに毎回ワクワクさせられました。
(現在「新」連載中なのをすっかり忘れてました…。例外として残しておきます)

30位 Dear Monkey 西遊記

白井三二朗
全6巻
「西遊記」を下敷きにされた全く新しい「西遊記」。
もうヤメテあげてと叫びたくなるくらい女の子が痛めつけられますが、その分ラストのカタルシスは一入。
重いシーンはとことん重く、その分ギャグははっちゃけて。
「ジョバレ」で培われた作風が一段と深みを増していて、個人的に氏の最高傑作。

29位 ヒカルの碁

作画:小畑健 原作:ほったゆみ
全20巻(完全版)
囲碁の描写は驚くほど少ないのに、囲碁ブームを巻き起こしたのは、ヒカル達が生き生きと描かれていたからなのかも。
キャラの立った碁打ち達の真剣に囲碁に向き合う生き様に、ページを捲る手が止まらない。
小畑先生は、この時の絵が一番好きですね。
上手過ぎて絵を見てるだけで溜息が出ます。

28位 BAMBOO BLADE

作画:五十嵐あぐり 原作:土塚理弘
全14巻
剣道漫画であり、それ以上に少女達の成長物語。
ギャグがツボに入って、笑いながら読んでましたね。
当時は納得出来なかった最終章も、読み返す事で「こういう漫画だったのか」と認識を改められました。
連載開始時から構想にあったという最終章がこの漫画の全てで、そこに向けて収斂していく物語に感服。

27位 ドラゴンクエストモンスターズ+

吉崎観音
全5巻
ネットで評判を目にして、速攻で買い集めた「ドラクエ漫画の決定版」。
ともかくカッケーんすよ。
勇者と魔王の戦いをこうまで格好良く見せてくれる漫画もそうそう無いんじゃないかな。

26位 ニコイチ

金田一蓮十郎
全10巻
「どうしてこうなった」(AA略)というツッコミを何10回すれば間に合うんだろうっていう漫画。
やることなすこと明後日の結果となって返ってくる主人公(男)の「波乱万丈母親奮闘記」w

25位 宙のまにまに

柏原麻実
全10巻
ここまでのランキングでお判りかもですが、僕はこういう漫画に弱いんです。
ラブコメ×青春=サイコー
天文とか然程興味無いんですが、十分楽しめました。

24位 あずまんが大王

あずまきよひこ
全4巻
4コマに萌えを取り入れ、しっかりと起承転結を組み込んでるから名前が残ってるんだと思うのです。
ある意味伝説の漫画なんじゃないかな。

23位 ロケットマン

加藤元浩
全10巻
ミステリとアクションアドベンチャーが大好物な僕にとっては、大傑作な漫画。
男のロマンを求める男達の熱い生き様に惚れます。

22位 エム×ゼロ

叶泰弘
全10巻
もっと読みたかったなと今でも思います。
いや、そう思える巻数で終わったから良かったのかもしれませんけれど。
単純なようで奥深いプレートの設定とか他校の存在など、いくらでも話が広げられそうだったんですけれど。

21位 虹色とうがらし

あだち充
全11巻
兄弟であるほうが良いのか。他人の方が良いのか。
そんな事を考えながら読んでいました。
兄弟全員に感情移入しながら、彼らの愉快だけれどちょっと辛い旅路を心行くまで堪能。
野球漫画にはないあだち先生の魅力が溢れた傑作漫画。

20位 Dr.SLUMP

鳥山明
全9巻(文庫版)
キャラも絵もギャグも色褪せないから凄い。
今読んでも全然「昔の漫画」という気になりませんもの。
ギャグ漫画の最高峰ですね。

19位 H2

あだち充
全34巻
序盤の展開が文字通り「ヒーロー登場」の王道展開で、グイグイと引き込まれていっちゃうんですよね。
野球とラブコメのバランスが丁度良く、あだち漫画の野球漫画としては一番好きです。
ただ、終盤のあるキャラの死はあまりにも唐突で納得いかなかった。
そこがもう少しどうにかなっていたら、もっと上の順位にしてました。

18位 結界師

田辺イエロウ
全35巻
死や別れをきっちりと描いている割とドライなバトル漫画。
死ななかったり、生き返っちゃったりする漫画も少なくない中、そういうのを一切しないという徹底ぶり。
戦闘法が地味なんですが、「死んだら終わり」なので緊迫感がやたらあるバトルが特徴と言えなくもない。
まあ、どこかトボケタキャラが多いので、言う程殺伐とした空気は無いんですけれどね。

17位 ARIA

天野こずえ
全12巻(「AQUA」含めて全14巻)
究極の癒し漫画。
灯里とアリア社長ののほほん日和に癒されましょう。

16位 けいおん!

かきふらい
全4巻(続編含め全6巻)
アニメの堀口さんデザインのHTTも滅茶苦茶可愛いんですが、原作のHTTもすんごく可愛いんですよ。
やっぱりかわ唯が最高ですね。
…とはいえ、4コマとして面白くない作品をこんな上位に置く訳はありません。
しっかりと笑える作りになっております。

15位 探偵学園Q

作画:さとうふみや 原作:天樹征丸
全22巻(続編含め全23巻)
「金田一少年」よりも難易度を落としていると天樹先生が明言されているように、ミステリとしては「金田一少年」にやや敵わないかなという感じです。
が、それを補って余りある縦軸の物語が楽しい。
全編に張り巡らされた最終章への伏線が綺麗に拾われていく快感を味わえます。

14位 WORKING!!

高津カリノ
全13巻
全てのキャラクター間にじゃんけんのような強弱関係が常に成り立っていて、この関係の輪が様々な笑いを作り出している。
笑いに於けるキャラ萌えの一つの到達点と言っても良いです。
兎に角登場人物の作り込みが半端無く、全てが笑いに還元されていく高津先生の4コマに、何度腹を捩じらせたことか。
それでいて、しっかりとラブコメに決着を付けて来るので、本当に隙の無い作家さんですよ。

13位 GS美神 極楽大作戦!!

椎名高志
全39巻
「ハイテンションツッコミ」って言葉があれば、是非この作品の為に使いたい。
というか、椎名先生のギャグの真骨頂がテンションの高いギャグとツッコミの波状攻撃ですからね。
それを思う存分味わえます。
バトル成分多めのシリアス長編も多く、39巻をあっという間に読破出来ます。

12位 YAIBA

青山剛昌
全24巻
ジャングルから出て来た世間知らずの少年が、心身ともに立派な剣士に成りあがるまでを描いた冒険ファンタジー。
物語が綺麗に纏められていて、完成度が非常に高いです。
心を鍛える最終章が、この完成度を作り上げている要因なんでしょうね。

11位 20世紀少年

浦沢直樹
全22巻(「21世紀少年」含め全24巻)
緊迫感を駆り立てる演出は随一かもしれません。
非常に長丁場なのに、最初から最後まで気持ちを張りつめたまま、読み終えられました。

10位 D-LIVE!!

皆川亮二
全15巻
毎回異なる様々な乗り物が出て来て、話に飽きない構成で、(コメディ多めの)上質なアクション映画を見ているような感覚に陥ることも。
終盤には大きな事件が描かれており、王道少年漫画のエッセンスも十分取り入れられている。
紹介が下手過ぎて全く伝わらないでしょうけれど、兎も角面白すぎる漫画なんですよと。

9位 ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章

作画:藤原カムイ 原作・設定:川又千秋 脚本:小柳順治
全21巻
展開が激早のストーリーと圧倒的な画力。
「ドラクエ漫画」の枠には留まらない。「RPG漫画の最高傑作」ですよ。

8位 封神演技

藤崎竜
全23巻
上位に並ぶ作品は基本的に「物語の畳み方が上手い」ものばかり自然と集まってくるようです。
「ジャンプ」でも屈指の綺麗に終われた漫画。

7位 LEVEL E

冨樫義博
全3巻
何度も書いていますが、冨樫先生の最高傑作。
「幽☆遊☆白書」や「HUNTER×HUNTER」でも使われているテーマをぎゅっと1話1話に詰め込んで描き直しているから、内容が濃ゆいです。

6位 るろうに剣心‐明治剣客浪漫譚-

和月伸宏
全28巻
京都編の少年バトル漫画的ノリも好きなんだけれど、初期・東京編のちょい少女漫画入ったノリも大好き。
不殺というテーマを描き切っていて、綺麗に終われているのも好印象。

5位 惑星のさみだれ

水上悟志
全10巻
ここからは特に大傑作の漫画達。
全巻いっきに読める幸せを噛みしめて欲しいです。
10巻という短さの中に、多くのドラマとバトルが詰め込まれております。

4位 鋼の錬金術師

荒川弘
全27巻
中盤までは暗闇の中もがき続ける絶望感に潰されそうになるような錯覚に陥る程なんですが、そこからのカタルシスったらないですよね。
ダークファンタジーはグロイ描写が特徴ですが、今作はそこまででも無く。
少年漫画なので直接的な描写は抑えているので(内容としては充分エグイですが)グロ耐性の低い僕でも問題無く読めました。

3位 神のみぞ知るセカイ

若木民喜
全26巻
コミックスで一気読みしたら、僕の中でのランキングを一足飛びですよ。
恐らく僕にとって今後この作品を超えるラブコメ漫画は出て来ないと思う。
それ程惚れ込んでいる漫画。

2位 SLAM DUNK

井上雄彦
全31巻
何度読んでも面白い。何度でも夢中になって読める。
そういう意味では群を抜いています。
キャラ、ストーリー、画力。
どれもこれも別格。

1位 DRAGON BALL

鳥山明
全42巻
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僕の中心にどんと居座っていて、もうどかしようがないんです。
漫画そのものの面白さに、特別な思い入れも加わって来て、本来なら殿堂入りランク外的な扱いにすべきなのかもです。

振り返って

ああ、確かに時間が掛かりますね。
同様の記事を挙げている先達が口を揃えて「記事を書くのに時間が掛かった」と仰っていましたが。
なるほどですね。
ここまで書くだけで5時間以上は掛かってます。
非常に内容の無い薄くて短いコメントしか書いてないのに、時間だけはやたら使いますね。

また数年後に改めて考えてみたいものです。
現在連載中の作品もその頃には加わっているでしょうし、すると大きく順位も動いているでしょうから。
自分の中のランキングを比較して見るのも面白いかもしれませんね。

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