この記事は
2019年秋アニメの総括になります。
ネタバレあります。
はじめに
今年もあと2日となりました。
秋アニメも全て視聴を終えましたので、総括記事となります。
俺を好きなのはお前だけかよ
駱駝先生全話脚本なので、原作の再構成に関しては完璧でした。
なんの違和感も無く楽しく視聴出来ました。
作画も高水準で纏まっていて、ヒロイン達が可愛く描かれていたのも好印象。
然しながら物語を閉じられなかったのは致命的。
確かに原作5巻まで行えると綺麗に一区切り着けられるとはいえ…。
webで無料公開などは出来なかったのかな…。
「仮面ライダーディケイド」問題から業界として何も学ばなかったのだろうかと思う。
あれもう10年前なんだよね。
ま、せめて最終回後にOVA発売告知は欲しかった。
これ知らない人もいるでしょうし。
この音とまれ!(第2クール)
「俺好き」と比較しちゃあれですけれど、こちらは作画が今一歩で、シナリオ構成が完璧でした。
凄く綺麗に纏まっていて、最終回エンディングの「Tone」の入り方が綺麗で感動さえ覚えました。
箏とか全然聞いたこと無いけれど「天泣」、良い曲だったなぁ。
陰険ババア(失礼)が浄化されるのも頷ける。
食戟のソーマ 神ノ皿
安定クオリティの第4期。
取り敢えずモナールカ戦がダイジェストで片づけられたのは笑った。
ブルー編を1クールで纏めるには、彼と恵の料理対決まではやってる余裕なかったのかなw
だがしかし、名前すら出なかったのは不憫すぎるwww
ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld
「アリシゼーション編」は今までに比べてお話も退屈だし、作画もイマイチだしだったのですけれど、3クール目に入ってグッと盛り返してきましたね。
アスナたちが介在してきて面白くなってきたし、作画もかなり改善されてきて良かったです。
春からの最終4クール目はもっと盛り上がっていきそうで楽しみ。
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!
意外と言っちゃ失礼ですけれど、かなり面白かった。
普通に続きを見たい。
タイトルに反して、思い悩み、時には苦しみながら異世界での建国を描いていた点が好感触。
「自分たちがいなくなった後を想定した革命」を基本線としてる点も個人的には新鮮に映って良かった。
ほら、異世界ものって「キャラが帰らない(帰れない)こと」前提だし。
自分たちの能力を誇示してひゃっはーする作品より、よっぽど好きですね。
ラストは、変に続きを匂わせなくても良かったかな…。
2期あればその前振りになるけど、現状はなさそうなので。蛇足に思えました。
あと、忍が可愛かった。
旗揚!けものみち
「このすば」に比べれば勢いもパワーも足りなかったですけれど、今期のダークホースとして非常に楽しませていただきました。
どうやらMAOはアニオリキャラらしいですね。
彼を第1話からメインキャラとして登場させることで、オリジナルエンドとは思えないほど自然な導入を作り出されていたと思いました。
あとは、作品とは直接関係ないのですけれど原作漫画の作画担当であるまったくモー助先生がご活躍されていて嬉しい。
「極上生徒会」のコミカライズをされていた時からひっそりと応援してます。
(世間的には「バカテス」コミカライズの方が有名なのかもですが)
ぼくたちは勉強ができない!
近所の書店に掲出されていたポスターに「きみが選ぶのは、だれですか。」というフレーズが書かれていて、「2期でアニメは終わらせるのかな?」という疑問を抱いた放送前。
しかしどこにもそんな様子は見られずに、淡々と原作エピソードを消化していました。
だからこそ、最終回Cパートは「荒れた」のでしょうね。
僕はアニメオリジナルで結末を作るのは賛成の立場を取っているのですけれど、そんな立場で見たとしても中途半端過ぎて評価が難しいですね。
うるかエンドを強く匂わせていたものの、明言されずに終わっている為、どこかモヤモヤするんです。
いっそ文化祭編はカットして、丸々3話を要したオリジナルエピソードでがっつりと「うるかルート」をやっても良かったのではないかな。
多分その方が視聴者的には納得できたと思う。
ともあれ、全体を振り返ってみましても可もなく不可も無くって出来でした。
原作ファンとしては、もうちょっと頑張って欲しかったというのは本音ですかね。
終わりに
全体的に低調なクールでした。
手放しで「良かった!!」と言えるのは無かった。
敢えてその中で1つを選ぶのであれば「この音とまれ!」ですね。
原作本来の物語の面白さを引き出していたし、音を使えるメディアの長所を活かした筝曲による感動の喚起が上手くいっていたので。
それほど「天泣」が素晴らしかった。
というわけで、こんなところです。
以上です。