この記事は
2021年初アニメの第1話の感想集です。
ネタバレあります。
はじめに
今年も早いもので春アニメの時期となりました。
今回も恒例となりました僕が視聴したアニメの第1話感想を連ねていきます。
ネタバレ有りで、正直に書いてみます。
イジらないで、長瀞さん
6巻くらいまで原作を読んでましたが、同じことの繰り返しなので購読をやめちゃいました。
ほんのりと感情の変化が見て取れたのですが、ちょっと…ね。
ただ、アニメは視聴してみることに。
こうしてアニメとして物語の初期を見返してみると、ただのいじめの構図に見えて仕方ないですねw
当時の僕は長瀞さんのSっ気たっぷりの表情に見惚れましたが、ここに魅力を感じれないと厳しいだろうな〜と妙に客観的に見てました。
この先の2人の関係性の微妙な変化を知ってる身としては、今後も見ようと思うのですが、そうじゃないとフックが無さすぎて視聴を切られても理解できちゃうな。
懸念していた声については、意外とピッタリでビックリ。
CMの黒沢ともよさんVerが好きだっただけに、どうかなと思ってたのですが、上坂さんもなかなかどうして合ってるじゃないですか。
良いところが1ミリも無い友達ズにも好きな声優さんが揃っているので、声優さん目当てで見続けようかなと。
86ーエイティシックスー
原作イラストがしらび先生なので、前々から気になっていたラノベ。
テレビの報道から「無人遠隔操作戦闘機」という刷り込みをしておいてからの「実は人が乗ってます」という真実の見せ方がエグいし上手い。
1話ラストでは、きっちりと戦死者が出ている描写もあり、ミリーゼがオッサン兵士らに切れ散らかしていた意味と、この世界における彼女の「異質さ」が際立っていたように思う。
人間として扱われていない86達と唯一彼らを人として想うミリーゼ。
両者がどのように交わり、ドラマが紡がれるのか。兎に角先が気になる作りになっていた。
幼なじみが絶対に負けないラブコメ
やたらと放送が遅かった。
原作は既読。
第1話の端的な感想としては「ザ・ラノベアニメ」。
平均より下の作画。
見るところのない演出。
固定されてるんじゃないかと首を傾げたくなるキャスト。
シナリオに関しては、まぁ、仕方ないところはあるんですけれどね。
原作からして、1巻のクライマックスまで読まないと作品の特性が見えにくい構成なので、そこまでは既視感バリバリになってしまいますから。
ということで、シナリオ以外はOKであれば、3話だか4話までは視聴を継続して欲しいところ。
キャストに関しては、CM時からWヒロインは続投。
むしろお2方ともCMの時よりキャラを作ってきていて、一本調子にならないようにされていたのが高ポイント。
だからこそ余計に松岡さんがキツイ。
いつも通りの松岡さんの演技で、氏がこれまで演じてきたラブコメ主人公達と聞き分けが出来ないところがなぁ。
これは作品のキャスティング云々の問題じゃないんだけれどね。
人気声優に仕事が集中するのは自然だし、声優にこだわると自然とこういったキャスティングになる。
逆にお金を渋ったりすると、名も知らない(演技力が劣る)声優さんたちで固められちゃう。
これ以上変なこと書くと墓穴掘るんでここらでやめときます。
SHAMAN KING
原作のラストまでアニメ化と聞いて、2年以上はやるのかなと思いきや、まさかの1年。
最初のアニメシリーズよりも短いとは思わんかった。
みかんで終わらないか不安がががw
1話見る限りは、上手に再構成してくれる気がしないでもないですが、それでも大分端折られるんでしょうね。
それはそうと、個人的には1話で脱落予定。
作品に思い入れが無いというのと、葉の声がどう聞いても日笠さん以外の何物でもなかったからw
スーパーカブ
凄い。
春アニメのNo.1。
これ実写でそのまんまやったら、ただただ退屈な30分だったと思うのよ。
それほどドラマ的には何もない。
一人暮らししてる女子高生が、自転車での上り坂通学に嫌気が差して、事故車のスーパーカブを格安で購入して、深夜にコンビニまで出かけて、ガス欠に陥りながらもなんとか帰ってきた。
これ以上でもこれ以下でもない、本当にこれだけの物語。
それをかぶり付いて集中して見れちゃうのは、アニメならでは。
いや、アニメでも、丁寧に1つ1つの芝居を見せてくれるからこそ。
冒頭の起きてから登校するまでの一連の流れなんて、本当に美しかったもの。
そんな細かい所まで芝居をつけていくのってくらい、徹底的に拘っていて、それが「キャラクターが生きている」と思わせてくれるんですよ。
ちょっとした機微が色彩で表現されることもあり、彼女の心境に寄り添って視聴することが出来ました。
戦闘員、派遣します!
「このすば」と同じというような感想を多く見かけてきた本作。
原作に手を出す前にアニメが始まりました。
楽しみにしていたのですが、アニメの1話だけで判断すれば、原作に手を出さなくて良かったのかもなと。
「このすば」とは比べるまでも無いじゃないですか。
大まかなキャラクターと人物配置は似てるのだけれど、似て非なるもの。
「このすば」の面白さって、クズのカズマさんが振り回される側になって、相対的に常識人みたく見えて、実のところやっぱりカズマさんが一番のクズでしたってところだと思うのです。
それと比べると、今作のキャラの大人しいこと。
主人公とヒロインの関係がお互いを刺激し合うような感じではないから、ツッコミが弱い。
ツッコミが弱いから笑いも起きず、故にコメディとしてもパッとしない。
あと、致命的に主演の方の演技が拙い。
3枚目が始めてなのか、3枚目の演技がぎこちなくて、作品に入り込めない要素となっていました。
SSSS.DYNAZENON
「グリッドマン」のアニメ化第2弾。
前作の雰囲気を踏襲しつつ、全く新たな登場人物達で誰も知らないストーリーが紡がれていく…っぽい。
物語的には謎だらけで、全然良く分からないまま進行するのだけれど、全く白けた気分にならないのは、前作が面白くて惹かれたが故なのかな。
技術的にも「視聴者の興味を引き続ける」技法が施されているのかもですが、僕のようなアホにはそこまでは分からなかったです。
さて、今作の目玉はやっぱりバトルでしょうということで、流石の一言でした。
まさか令和の時代に、ロボットの変形シーンを見れるとは。
勇者シリーズなどで育った僕ら世代にとっては、巨大ロボットの変形とか合体は滾るものがあるんですよね。
最高でしたね。
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
僕のTL上でやたらと評判が悪いんですが…。
そ、そんなに駄目ですか???
そこまでボロクソに言わんでもって感想に溢れてて、なんだか悲しくなる。
確かにあり得ない設定だし、気持ち悪い男の妄想とか言われても否定できやしないんだけれど、「拾われた」女子高生が少しずつ救われていく物語として温かい目で見守ってほしい。
と言いつつ、アニメとして特に言及することは無いような出来ではあったのですが(汗
その中で沙優役の市ノ瀬加耶さんの演技がキラリと光る。
役に合った、どこかおっとりとして可愛らしい声。良かった。
美少年探偵団
もう台詞回しがいちいち西尾維新。
しかも坂本真綾さんだからこそ「化物語」感が凄い。
タイトルからミステリとして視聴していたので、この1話で作品の本質がどこにあるのか不明のままだったのが残念。
ひとまず2話は見てみるけれど、期待していた方向性でなかった場合はごめんなさいかな。
僕のヒーローアカデミア(第5期)
恒例となったオリジナルストーリーでの始まり。
だからストーリーに関しては特に語ることはしません。
前半の「B組対抗戦」は、原作読んでるときも盛り上がりに欠けたのですが、このスタッフならいつも通りのクオリテイで楽しく見せてくれることでしょう。
憂国のモリアーティ(第2クール)
ホームズが唯一愛した女、アイリーン・アドラーの登場。
ということで、この作品ではどう絡んでいくのかなと興味津々。
既にこの辺の原作は未読の域なので、普通に楽しみ。
アイリーン役の日笠さんは、やはり女性役が似合うよ。
少年声はちょっと違うかなぁ。
終わりに
割と口が悪い…。
正直に書くとこのブログの方向性的には宜しくないかも。
それはともかく、「スーパーカブ」と「SSSS.DYNAZENON」の2作に期待かな。