2021年全話視聴夏アニメ総括

この記事は

視聴した夏アニメの総括です。
ネタバレあります。

はじめに

「ラブライブ!スーパースター!!」が終わる気配無いので、今作を除く5本について先に総括記事を挙げます。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X

見事死亡フラグを回避した主人公カタリナ・クラエスを新たな死亡フラグが襲う…こともなく、彼女のハーレムが直実に築かれていくというストーリー。
既存ファン以外お断り(続編アニメは大抵そうだけれど)の構成となり、タイトルに偽りアリの内容となっていたのは残念だった。

カタリナ中心のラブコメに興味が無いと、非常に退屈なアニメになっただろう。
僕としても「次はどんな破滅フラグが訪れるのか」期待していただけに肩透かしを食らいました。

一方で、カタリナの可愛さに魅入られたシリーズでもありました。
周りの男女に好かれていると微塵も思ってなかった鈍感系ヒロインのカタリナが、唐突にキスされて頬を染める様が非常に愛らしかった。
劇場版では、メアリかマリアと是非キスをして欲しい。

カノジョも彼女

「現代日本を舞台にハーレムものをやったら、こうなりました」という漫画なのだけれど、こうはならんだろw
どうあってもシリアスドロドロの愛憎劇になりそうな設定なのに、どこかズレたキャラクター達のお陰で、少年漫画のラブコメディに仕立てあげられている絶妙な匙加減は、流石なのかもしれない。

とはいえ、キャラに慣れてしまうと、そのままお話にも慣れて飽きてしまうという欠点がついて回ってたかな。
その為か場を引っ掻き回すミリカを投入したりという工夫が見られたけれど、1人くらい直也を好きにならないヒロインもいた方が良かったのではと感じた。

作画は可もなく不可も無く。
崩れていた回も見受けられたので、もう少し頑張って欲しかったな。
やっぱりラブコメアニメは作画が良くないとねぇ。

探偵はもう、死んでいる。

なんとも言いようがないアニメだったなぁ。
原作をつまみ食いしたかのようなかなり分かりづらい構成もあって、キャラへの愛着も物語の理解も中途半端に感じた。
原作未読なので、実際のところは不明なのですけれど、原作もこんなに時間軸行ったり来たりなのん?

作画も微妙だった。
1話前半の飛行機内の戦闘シーンだけ力入ってたけれど。

ピーチボーイリバーサイド

夏アニメでサリーが一番可愛かったなぁ(見た目は)。

さて、アニメの評価では断トツでドンケツでした。
時系列をバラバラにして放送してた意図が全く理解できなかった。
理由も見えない謎の構成で、余計にストーリーの理解を阻害していたのは、本当に最悪でした。

dアニメストアに監督がシャッフル放送の意図を語っているインタビューが掲載されていました。
dアニメストア/ピーチボーイリバーサイド特集

サリーを主人公として魅せ、かつ、異種族との共存を見せたかったのなら、普通に時系列順の最終話である「ミコトとミコト」(オンエア第9話)を削って、同第11話「戦禍と恨み」(オンエア第10話)を最終回に持ってくれば良かったのでは…。
監督の意図を読んでも、シャッフルにした理屈には納得できなかった

dアニメストアで時系列順の配信をしてましたけれど、そっちで見てたら評価も変わってたのかな?

ぼくたちのリメイク

原作ファンで、原作の木緒先生自らシリーズ構成を担当されている手前、あまり言いたくないのですけれど…うううん…。
1話で「β編」を中途半端に入れた意図はなんだったんだろうか?
最終回の展開もあって余計に河瀬川がメインヒロインのように見えたのだけれど、それが目的?

あくまでも原作の僕の解釈では、メインプロットはシノアキとナナコのWヒロインで、サブヒロインの河瀬川をメインにすべく立ち上がったのが「ver.β」だと解釈してたのだけれど。違ったん?

河瀬川エンドを目的だとしても、構成がなぁ。
原作本編4巻の内容(シノアキと結婚した未来)はカットして、「ver.β」の世界線に恭也を戻していたら、1話の改変の目論見もはっきりしたのだけれども。
こっちの方が知り切れトンボにならずに終わらせられることもできただろうに。
その代わり2期とか出来なくなるけれど(汗

批判ばかりだなぁ…。自分で書いててうんざりする。
9話の作画がメッチャ良かったのと、シノアキのキスシーンがえっちで最高でしたw

終わりに

かつてないほど低調なクールだった。
放送前はどれもこれも楽しみにしてたんだけれど。

最近知らず知らず批判目的でアニメ見てるのかな?
だとしたら最低だな…。
ちょっとアニメとの付き合い方を見直すべきなのかもしれん。

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