はじめに
大暮維人先生が手掛ける漫画版「化物語」。
超話題作を買ってきましたので、レビューです。
ロリコン神は語る
こんにちは。
ところで僕は昔「カニメガネ」というハンドルネームでブログをやってました。
未だにtwitterでは変えずに使い続けてます。
何故このハンネを使ってたかというと、それは勿論神だからですね。
あぁ、ごめんなさい。
嘘です。
ごめんなさい。
調子に乗ってしまいました。
でも、カニは神なんですから、そこは仕方ないね。
で、神はロリコンなんですって。
それは納得だね!!
という訳で僕は八九寺真宵が大好きなんです。
ちっちゃい。
八重歯。
ロリツインテ
加藤英美里さん。
可愛いの結晶。
TV放送時未視聴だった僕が、いきなりBD全巻購入した最大の理由が八九寺真宵。
渡辺明夫ことぽよよんろっくさん(逆か)の絵が可愛すぎた。
圧倒的な可愛さ。
圧倒的なロリさ。
エロゲンガーで鍛え上げられた美少女タッチは流石の一言。
そんな真宵が漫画でも活躍する!!
これは僕も大注目です。
作画担当は、あの大暮先生。
Oh, Great!!
「天上天下」(アニメ版なんて無かったんや)で魅せた圧倒的な画力。
そして美少女。
超絶エロ可愛い美少女。
これは期待できる!!!!!!!
エロリ可愛い真宵が漫画でも読める可能性が高い!!!!!
期待に胸を膨らませて「マガジン」を手に取って…
キター!!!!!!!!!
1話から真宵キターーーーーー!!!!!!!
!?
…なんか思ってたのと違う。
ロリっぽくない。大人っぽい。
真っ先に最近のVOFAN先生の真宵を思い出しました。
原作準拠寄りのキャラデザで、まぁ、正しいのかな。
正しいんだろうな。
正しい…のかぁ。orz
漫画版なんて無かったんや。
数週間前。
まよいマイマイ編に入ってるんだよな~。ちょっと見てみようかなぁ。
…。
……。
………。
コミックス買った。(ちょろい)
シャフト演出と「化物語」
長いだけでつまらないコントにお付き合い頂きありがとうございました。
経緯はマジですが、感想には無関係ですね。
ここから感想になります。
週刊連載の強みを十二分に活かした構成になっていました。
原作は未読ですが、西尾維新先生の作品の魅力はやはりウィットに富んだ台詞の応酬にあると思っています。
圧倒的な台詞量を畳みかけるように面白おかしく展開させる事で、読者を話に引き込むのが巧い。
その才覚は、例えばBDのコメンタリーにも表れていました。
当時では革新的(初めてでしたっけ?)なキャラクターコメンタリーを採用。
コメンタリーが本編以上に面白いんじゃないかという位、面白かった。
そんな西尾先生の魅力を損なわずに映像化するのって、多分僕らが思っている以上に難しい作業。
会話だけというのは、絵が単調になりがちだからです。
いくら言ってる内容が面白くても、絵がつまらないとアニメでは飽きてしまいます。
飽きさせずに、しかし、台詞量はなるべく削らずにアニメ化する。
この難題をシャフトはあっさりと解決して見せました。
見事にシャフト演出が噛み合ったんですよね。
くどい・無意味と言われがちなシャフトの演出。
西尾作品の台詞もくどいと一部では言われてますが、ある意味だからこそ相性が良かったのかもしれません。
次々と切り替わる一見すると意味の無いカット(一見しなくても意味は無い事多いけどw)。
それが台詞のテンポを活かし、映像を飽きさせない作りにしている。
シャフトならではの演出が、台詞量の多さを殺さずに魅力を引き出していたケースですね。
さて、漫画でも似たようなことが言えます。
台詞ばかりがページを覆うと読者は萎えます。
なにかしらの方法で台詞の多さを感じさせない工夫が必要になってくるんです。
大暮先生は、この点を「週刊連載のメリット」を最大限に活かしていました。
週刊連載のメリット
あくまでも全体の印象に過ぎないのですが、月刊連載漫画よりも週刊連載漫画の方がコミックスの巻数が多くなりがちです。
それは連載のペースが原因なんではないかと考えています。
月1回しか無い月刊連載は、1話あたりのページ数は基本的に週刊連載漫画よりも多めですが、それでも30~50ページくらいが平均値です。
40ページとすると年に480ページ。コミックスで2巻とちょっとに相当します。
対して週刊連載は1話あたり16~22ページ。
20ページとすると1年で大体800ページ。(年40話で計算)
コミックス4巻相当です。
月刊連載で週刊連載と同じ巻数を出すには、倍近い連載期間が必要なんですよね。
週刊連載の方がコミックスの巻数を重ねやすいのは当然と言えそうです。
何が言いたいのかというと、週刊連載の方がページ数を多く使えるという事です。
1つのエピソードにかけられるページ数が週刊連載の方が長めに取れやすい。
ま、あくまで個人的な印象なんですけれどね。
さて、漫画の感想に戻ります。
ネームが結構大胆に切られているという印象を持ちました。
大きなコマを多用して、ちゃんと絵が見えるように吹き出しで埋まらないように構成されている。
ページによっては台詞の多いこともあるのですが、全体的には「台詞が多いなぁ」とストレスを感じない程度に纏められています。
勿論、台詞量を大幅にカットしてる印象もありません。
独特の言い回しを再現しつつ、会話の応酬の面白さもそのまんま。
推理漫画並の台詞量を、しかし、詰め込み過ぎないように入れています。
これはページ数に余裕があるからなのかなと感じたのです。
ページ数に余裕があるから、話を詰め込み過ぎない。
結果、ページあたりの台詞量を調整して、しっかりと絵も見せている。
小説のコミカライズとしては、ある種理想の漫画化なのかもしれません。
終わりに
相変わらず絵が綺麗。
それだけでも買う価値はありますね。
漫画としても読み易くなってるし、申し分のないコミカライズだと思いました。
ロリとしては、早くも真宵の登場が待たれますね。