「DRAGON BALL」は知っててもブルマの名前の由来は知らない。そんな子が増えるのは遺憾だ

「DRAGON BALL」のネーミング

「DRAGON BALL」のネーミングにはちゃんと由来があることは周知の事実です。
悟空をはじめ西遊記から取られてるメンバー。
サイヤ人は野菜からだし、ピッコロ大魔王は配下含めて楽器で統一されていたり。
ビビディバビデブウは、そのまんまですね。

遊びを凝らしたネーミングがあるんです。
じゃあ、ブルマ一家はというと。
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ブルマの母こそ本名不明ですが、父はブリーフ。
最近登場した姉がタイツ。
息子がトランクスで娘がブラ。
みんな下着から取られている。

でも「ブルマ」はご存知ですか?

ブルマとは何か

僕ら世代はみんな知ってるブルマ。
体育になると男子は短パン、女子はブルマに着替えていた。
女の子版の短パンといえるのかな。

だけれど、今の子は知らない。
何故かといえば、教育現場からブルマが消えたから。

なぜ消えたのか。
中学校以降、男女別々で体育を教えていたのが、学習指導要領の改訂によって男女一緒に授業を受けることになったからだそうです。
同じ場で同じ授業を受けるのに、男女に服装の差があるのはけしからんってことらしいです。

おかげで検索すると、盗撮写真風か大人なお店のコスプレ風写真しかヒットしません。
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教育現場から消えたせいで、よりエロイ履物にされてしまった感が否めないのです。

とはいえ、教育現場にあったころから、男子からはエロイ目で見られていたものでもあります。
ブルマからはみ出した下着を見たいがために、目を凝らす男子生徒なんていうのは、どこの小学校でもありふれた光景だったはずです。
それに気づいた女子が怒って男子を追い掛け回すなんてのも風物詩ですね。

ブルマの由来

このように教育現場から消えることで、存在を知らない若者が増えてしまったブルマ。
これはいけません。

これでは「DRAGON BALL」に隠された折角の言葉遊びの面白味がなくなってしまいます。
キャラクターが出るたびに、何から取られたのかって考えるのが楽しみ方の1つだったからです。

ブルマの家族に話題が及んでも、ブルマ?
ブルマって何?
ってなるでしょうが。

いけませんね。

これはもうブルマの復権をしないとならないレベルです。
そこで、ちょっとだけ歴史のお勉強をしました。

元々は人の名前だったようです。
アメリア・ジェンクス・ブルーマーさん。
この人が『膝下丈のスカートとゆったりしたトラウザーズ(ズボン)を組み合わせたスタイル』を着用したのが切欠。
後に、1880年代にアメリカのサージャントスクールで女子の体操服として指定されたそうです。

日本に入ってきたのは、明治時代。
けれど定着せずに、大正末期ころから徐々に使われるようになったとか。

参考文献:【教えて!goo】ブルマはなぜ消えたのか!? 専門家に聞いてみた(1/3ページ) – 産経ニュース

歴史と文化を持った由緒ある履物だとお分かりいただけたでしょうか。
それがいまや、イメージ悪化甚だしい。

イメージを良くしよう

そもそもイメージが悪くなってしまった。
先ほども書きましたが、いけないお姉さんのコスプレ的な場でしか登場しなくなったブルマ(偏見ではないはず)。
ブルマ好きの変態さんが盗撮写真をアップロードするのも宜しくない。

もともとはほとんどの小学生、中学生(?僕の時代でも中学校では違ったような)女子が履いていた指定衣服。
健全なものなのです。

それをさも下着のように扱うのはいくらなんでも駄目ではないでしょうか。
もっと健全さをアピールし、ブルマというものがあったということを広めれば、ブルマを知らない若者も減るんじゃないでしょうか。

そういう努力を僕ら知ってる世代はもっとするべきなんじゃないでしょうか。

ブルマ一家の由来

では、もう一度おさらいです。

ブルマの母こそ本名不明ですが、父はブリーフ。
最近登場した姉がタイツ。
息子がトランクスで娘がブラ。
みんな下着から取られている。

つまり、ブルマも下着ということですね。

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