この記事は
大切な漫画を少しでも高く売るために。
はじめに
漫画は売らなくても良いなら売りたくはないんです。
けれど、欲しい本はいくらでも出て来て、しかし、置く場所は埋まっていく。
泣く泣く売るか捨てるかの選択に迫られ、捨てるくらいならと売ることを考えます。
となると、出来れば高く買い取って欲しい。
そこで大失敗した経験をもとにしてちょっとした助言的なものを書いておきます。
リアルとネットの比較
先ず考えるのが、リアル古書店に持っていくか、ネットショップで売るかの2択ですね。
それぞれ長所と短所を比較してみましょう。
査定の時間
売りたい商品がお店に到着してから、査定をして、精算されるまでの時間。
これは圧倒的にリアル古書店の勝ちです。
リアル古書店は、よほど閉店間際かつ混雑時に大量に商品を持ち込まない限りは、その日のうちに査定から精算まで終わります。
一方ネットショップは全国から1つの拠点に集荷が集中する為に、平均1か月から2か月掛かります。
まれに1週間前後で終わることもありますが、運が良い時に限ります。
すぐに換金したい時には迷わずリアル古書店になると思います。
買取金額
言うまでもなく、ネットショップ1択ですね。
店を構えなくていい分、経費をグッと安くできるというのもあるのでしょうし、色々と訳があるのでしょう。多分。
リアル古書店は、本当に安いですから。
ただ、アニメ化ドラマ化などの高価買取作品はほぼ互角です。
利便性
これはなんとも言えないですかね。
リアル店は、集荷をやっているお店もありますが、基本的には自分で持ち込む形式となります。
集荷に関しても、ある程度纏まった量が必要ですので、数冊~数10冊を売りたいという場合には、必ずお店まで持ち込まなければいけません。
ネットショップは、基本的に集荷です。
指定の業者(郵便局や配達業者)に手配をして家まで集荷に来てもらうか、自分で持ち込むかになります。
送料は基本的にはショップ側が持ってくれます。(条件があることも。買取拒否時の返送は個人負担になることが殆どです。)
一長一短というか。
一見するとネットショップの方が便利ですが、中間に配達業者を噛ましているため、段ボールの中で荷崩れしないよう厳重に梱包する必要があります。
割と面倒なんですよね。
とはいえ、大量の商品を店に持っていくのは骨が折れる作業。
強いて言えば、「リアル書店の集荷」が一番楽なのかもしれません。
ここまでの纏め
少しでも高く売りたいのなら、ネットショップ。
但し、時間が掛かるため、即換金したいならばリアル書店ですね。
甘言には注意して
と、当たり前のようなことを書きましたが、ネットショップにはご注意ください。
中には「高価買取なんだけれど、買取条件が厳しい」ショップもあります。
最も気を付けたいのは、「全巻買取オンリー」というお店。
巻数に欠けがあったりすると、一切値段を付けないというかなりシビアな条件を提示しているところもあります。
また、「買取点数が多いほどボーナス」という宣伝にも要注意。
ここでいう「買取点数」とは「冊数」のことではありません。
「タイトル数」のことです。
例えば「ONE PIECE」は現在93巻まで出ていますが、1~92巻までを売りに出したとします。
「買取点数92点だから、5000円プラスボーナスだ~」とか喜んでいると結果を見てガッカリします。
実際の買取点数は1点。
かつ、最新93巻が欠けているので、査定金額ゼロ。
こういうことがマジで起こりえます。
体験談なんですけれどね。
「ワンピ」を売ったわけでは無いですが、先日200冊以上をとあるネットショップに買取依頼をしました。
「全巻買取オンリー。単品は買い取らない」(見落としてた)、かつ、「200点以上で〇万円ボーナス」に釣られる。
結果は2800円。
200冊以上で2800円。(初回買取ボーナス込み込み)
マジで気を付けて(泣きながら)
という訳で、個人的に良かったお店を書きます。
駿河屋
秋葉原にリアル店舗がありますけれど、そっちで漫画の買取を行っているのかは不明です。
僕が利用したことのあるのはネットショップの方。
買取金額0円のタイトルが多いのですけれど、そのようなタイトルも全巻揃っていれば値が付きます。
サイトから買取金額の検索も容易に出来ますので、大体の査定結果が読めるところも利点。
ネットショップにしては査定も激早で、2週間掛からないと思います。
恐らくですが、ゲームやBD、フィギュアなどが買取品目としては主力で、コミックは買取依頼が比較的少ないのでしょう。(単なる憶測)
リアル店よりも高価で、査定スピードもそこそこ速い。
無難です。
ネットオフ
昔「eBOOKOFF」という名前でした。
ですが、「ブックオフ」とは無関係の別会社です(笑
頻繁に買取金額30%のクーポンを配ってたりしてるので、時期さえ選べば下手なショップよりかは、確実に高値で買い取ってくれます。
過去に一度利用したことがありますが、悪い印象は無いですね。
当時は「ブックオフのネットショップ版」だと思い込んでましたので「ブックオフのくせに買取金額が高い!!」と感動した覚えがあります。
ブックオフ
正直持ち込む度に後悔してるんですけれど、なんだかんだで良心的な部分もある。
店舗数も多いし、お手軽に利用できるというのも利点ですね。
数年前に秋葉原の数店で値段が付かなかった本が、アキバ店で1冊50円で買い取ってくれました。
0円のはずが、600円くらいになったのですから、あの時は嬉しかったですね。
他店で値段が付かなかったものを最後の希望として持ち込むのは手かもしれません。
まとめ
正直、どこで売ろうと五十歩百歩なんですけれども。
取り敢えず、愛読書とのお別れをする場合は、慎重に行動した方がいいです。