この記事は
アニメ「名探偵コナン」の記事です。
ネタバレはしないように努めてます。
アニメオリジナル
一応第1話から全話視聴してるんですが、拙い僕の記憶では覚えている話って非常に少ない。
でも、だからこそ覚えているエピソードは傑作と言えるんじゃないかな。
そんな中でも10本を厳選。
僕はミステリが大好きなので、ミステリとして面白い話を選んでみました。
放送順に紹介します。
尚、この記事は以下の記事の再編集版となります。
nuruta.hatenablog.com
デパートジャック事件
DVD:PART1 Vol.5
探偵団がメインの1話完結もの。
閉店後のデパートに忘れ物を取りに戻った探偵団。
そこで、強盗団と出くわしてしまい…。
夜の学校とか閉店後のデパートとか。
普段は入れない場所というのは、少しの怖さとワクワクがあります。
偶然にも強盗団と遭遇してしまった探偵団が、知恵とチームワークで果敢に挑みます。
子供心にワクワクした思い出深いエピソード。
サボテンの花殺人事件
DVD:PART2 Vol.3
切な系エピソード。
古内さんの脚本回ですね。
この話は本当に切なくて、未だに記憶にあります。
犯人探しとかではないので、ミステリとして見るとやや弱いのですが、普段希薄になりがちな犯人の動機にスポットを当てた珍しい部類のエピソード。
じっくりと描かれるドラマに、犯人に感情移入して浸って下さい。
ドラキュラ荘殺人事件
DVD:PART4 Vol.2
雪山の山荘の中、密室で張り付けにされた遺体が発見される。
密室、雪山、足跡なき犯行とミステリをこれでもかと詰め込んだ初期の傑作。
越智監督渾身の脚本回。
何故張り付けにされたのか。
ドラキュラの見立てそのものにトリックが仕込まれているという本格ミステリです。
怪奇五重塔伝説
DVD:PART6 Vol.7
五重塔で見つかった首つり死体。
犯人はどうやって、首つりを行ったのか。
なんともダイナミックなトリックが、原作の名作である「霧天狗伝説殺人事件」を彷彿とさせてくれます。
呪いの仮面は冷たく笑う
DVD:PART7 Vol.7
原作で使われていてもおかしくないレベルのエピソード。
仮面が至るところに飾られた奇妙な館で起こった密室劇。
犯人はどうやって犯行を行ったのか…。
舞台装置と密室トリックがカッチリと嵌った名作。
やはり越智監督脚本回。
黒いイカロスの翼
DVD:PART8 Vol.3
タイトルがトリックのヒントになっていますね。
この頃の前後編ものはトリックが練り込まれていて、非常に面白いです。
往路と復路で違う手段を使っていることや状況証拠の出し方が鮮やか。
迷宮への入り口 巨大神像の怒り
DVD:PART8 Vol.4
1時間スペシャルに相応しい大胆で大がかりなトリックが面白い。
所謂瞬間移動系トリックで、ロープウェー上に居た人間が一瞬で巨大神像の上で死体となって発見される。
もうこの状況だけでご飯3杯はいけます。
降霊会W密室事件
DVD:PART19 Vol.10
2つの密室殺人が起き、2つともトリックが違うという超絶お得な事件。
越智監督の才能は本当に凄い。
シリーズ初のオリジナル3話ものですが、退屈する事無く見る事が出来ます。
天使が消えた蜃気楼
DVD:PART24 Vol.10
まさにアニメ(絵)ならではのトリック。
短編ながら、解答編のどんでん返しには心から驚きました。
いや、驚いたのは少数派なのかもしれませんけれど、ちょっと気付かなかったですね。
最近のアニメオリジナルでは抜群の出来。
待合室の7人
夜の駅舎に閉じ込められた7人とコナン達。
真夜中に起きた銃殺。
犯人は誰か…。
ミステリとしては少し雑なのですけれど、短編ながら色々な仕込みがされていて面白い。
雰囲気を楽しめる一篇。
終わりに
近年アニメオリジナルの質が全体的に低下して来てるのが寂しい限りです。
昔のように練り込んだ前後編ものを期待します。