個人的には超名作!「劇場版 名探偵コナン 11人目のストライカー」 感想!

この記事は

「劇場版 名探偵コナン 11人目のストライカー」感想記事です。
犯人名など核心に触れるネタバレは無いですが、それでも内容に関する言及はありますのでご注意下さい。

見て来た〜。(感想とは無関係のセクションです)

4月14日。この日は生憎の雨模様。
しかし、運が良いのか、仕事が終わったころにはすっかりと上がっており、意気揚々と映画館へ向かう。
14日はTOHOデイという事で、TOHOシネマズは一律1000円。
という事で、予定があったのにそれをすっかり忘れてチケットを購入してしまった僕は、申し訳ないと思いつつ車に乗って隣町へと出かける。

途中お腹も空いたので、買ってあったパンを食べつつ、目的地の駐車場へ。
TOHOシネマズの入ったショッピングビルと提携している駐車場の為、ココに停めればタダ!という事で、躊躇くなく駐車。
傘を持ち、僕は映画館へ。
時間は午後10時頃。上映15分前。
なんとか間に合った僕は、vitへと足を運ぶ。
そこでネットで買っておいたチケットをプリントアウト。買うものも無いので、そのまま劇場内へ。
と、その前に上映終了後だとチケット売り場等々も閉まってしまうと考えた僕は、先に駐車サービスを受けようと考え、もぎりのお兄ちゃんのとこへ。

どこで駐車割引のサービス券を発行してもらえるのか聞いてみることに。
「すみません。駐車サービスはどこで受ければ良いのですか?」
と僕。
定番の質問なのか、お兄さんは淀むことなくこう言いました。
「駐車サービスはカウンターか売店で受け付けていますが、合計3000円以上利用されていないと…」

繰り返しますが、今日は1000円で鑑賞できる日。
僕は一人。
売店など開いてる訳もなく、ドリンク等々だけで2000円は無理。
しかもよくよく聞くと、それで免除されるのは1時間分だけという。

「分かりました…。」
諦めた僕は、お兄さんにチケットを受け渡して、スクリーンへと…。

約2時間後。駐車場の事前精算機前。
『お支払いは1000円になります。サービス券をお持ちの方は事前に…』
精算機から聞こえるお姉さんの声が空しく脳内に木霊する…。

結局総額2000円と普段より200円も高くつきましたよ orz
なんだこれ。

さて。
どうでも良いネタバレ防止策はここまでで、次から感想です。

全然期待していなかった今作

サッカーが題材というと、これまでも何度となく原作で取り上げられた題材。
どれもアクションに富んでいて、結構好きなシナリオだったのですが。
だからこそ、もうやりつくした感がして、どうも面白くなるという想像が出来なかったのです。

だから…という訳では決してないはず…。

ここ数年の中で間違いなくダントツに面白かった!

こんなの久々の感覚です。
感性も昔の方が豊かだったのでしょうし、コナンに今以上に熱を上げていたからというのもあると思います。
初期の頃、映画を見終わった時の感慨はひとしおでした。
面白い物を見たという感情が凄かったのです。
そんな感情を久々に味わいました。

アクション面での感想

うん。
今作も間違いなくアクション映画です。
冒頭の爆破。序盤のスケボーアクション&スタジアム爆破。
そしてラストの畳みかけるような爆破&アクション。

物凄い迫力です。
ハリウッド級なんていうと、アニメと実写でそもそも比べるべくもないですし、スケールも段違いですが…。
でも、それに負けないくらいの迫力はあったと思っちゃいました。
劇場の大きなスクリーンに映えるシーンの連続で、興奮できると思います。

でも、肝はラストですね。
二転三転する展開。これが見たかったのですよ。
最近のクライマックスって、推理して犯人特定からの流れが単調というか…。
波乱が余りなく、そのままエンディングまで行ってしまう様な感じだったという認識があって。
今一つ盛り上がりが無くて、物足りなさを感じていたのです。

そんな想いがいっきに晴れた今作は、もうそれだけで好評価です。
クライマックスのハラハラドキドキ感は、近年に無いものでした。

そんな訳で、アクション映画として見ると素晴らしかった今作。
でも、やっぱりコナンの本質はミステリーですよね。

こっちこそ全く期待していなかったのですが…。

ミステリーとしての感想

これも結論から書きますと、とっても満足でした。

本格的なミステリーというのとは違います。
オマケレベルと言われればそうなのですが…。
でも、かなり驚かされたのですよね。

あまりにも意外な観点から犯人追求があって。
しかも個人的に全く予想していなかった人物が犯人で。
嬉しくなっちゃいましたよ。

トリックもシンプルなんですよ。
いつぞやの傘で返り血を防ぐとかよりもシンプル。
成功率という事から見れば、やや難アリとも思えるトリックなのですが、でも、そんな些末な事無視すればシンプルな分驚きの効果は抜群。

超意外な部分にこのトリックが仕込まれていて、それを解く事で自然と犯人が限定されるというプロセスは、本当に感嘆ものでした。

ミステリ的には、実はこの一点のみ。
暗号は視聴者には解読不能だったり、考える間もなくコナンが解き明かしちゃうので除外されますし。
なので、もっと凝ったのを見たいとも思うのですが、このレベルで応えてくれるなら不満などありませんね。

ゲスト声優に関して

先ずは桐谷さん。
「逆転裁判」で個人的に良いな〜と思っていた女優さん。
うん。最後のクレジット見るまで何の役か分からなかったよw
というか、「声誰だろう〜。良いな〜」とか普通に思いながら見てました。

これは事前に予備知識が無かったからというのもあると思いますが、あまり厳しい目(耳)で見なければ違和を感じずに楽しめると思います。

ミヤネ屋の部分はノーコメントでw

んで。まぁ、今作の一番の宣伝部分はJリーグとのコラボ…でしょうか。
現役のJリーガー達が本人役で出演…と。
このコラボに関しては、なかなか凄かったですね。
本筋にきっちりリンクさせていて、とはいえ、深入りしすぎない絶妙の塩梅で。
良コラボだったんじゃないでしょうかね。

うん。選手たちの演技に関してはやはりノーコメントでお願いしますw

総括

繰り返しますが。
ここ数年で僕の中ではトップですね。

もう一度くらい見たいかも。
アクションシーンといい、ミステリー部分といい、凄い高レベルで纏まった良作でした。
なんとなく「時計仕掛けの摩天楼」に近い雰囲気を感じました。
ただ、ラブコメ要素はかなり薄いですので、そこに期待してしまうと肩透かしを食らうかもです。
今回はあまり新一と蘭の絡みは無かったですよと。

次回はまたしてもお馴染みの舞台となるようですが。
今作がここまで面白かったのですから、次回だって今までにない作品を魅せてくれることを期待!ですね。

ここからは更にネタバレがあります。

クライマックスに関してなので、特にご注意ください。

余談 コナン激昂に関して

感想を巡っていて、最後の犯人に対するコナンの激昂は何故?というのがありました。
個人的な意見ですが、恐らく犯人が自殺を試みていたからではないでしょうか。

コナンのモットーは「推理で犯人を追いつめて自殺させてしまったら、探偵は殺人者と変わらない」というものです。
これは一貫したコナンの考えであり、だからこそコナン(新一)にとって「月影島」の事件は特別なモノとなっていて。
今回の犯人は別に推理で追い込む・追い込まない関係無しに、自殺を図っていたので、若干このモットーからは外れます。
とはいえ、目の前でみすみす自殺されようものならば、やはり信念が許さないのではないでしょうか。

自殺という手段を選んだ犯人だからこそ、普段冷静な事の多いコナンは感情に任せて怒ったのだと解釈しました。

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