「劇場版 名探偵コナン 隻眼の残像」を鑑賞する前の予習

この記事は

「劇場版 名探偵コナン 隻眼の残像」の記事です。
ネタバレは無いです。

予習が必要か?

X(旧twitter)で「今年の映画はこれだけの予習が必要」というリストが回ってきました。

挙げられていたタイトルがあまりにも多くて、「こんなに必要か?」と思ったのです。
僕が全作全話見てきているからそう感じるだけなのかもしれない。
けれど、明らかに「それはいらんやろ」というのも含まれていた。
例えば「劇場版 名探偵コナン ハロウィンの花嫁」とかね。
「ハロ嫁」で安室が自らを隔離するために閉じこもっていた施設が今作のポストクレジットシーンで登場しますが、ぶっちゃけそこまで知ってる必要ある?と思いませんか。

知ってれば勿論クスリと出来る。
実際僕はそこに反応しましたさ。
けれど、知らないからと言って、物語を楽しむことに支障が出るかといえば明らかにNO。

このようなマニアックなところまで網羅したいなら別ですが、ただ単に物語を楽しむにはあまりにも過剰です。
では、どれだけの予備知識が必要なのか?
今回と特に個人的にはオープニングの説明だけで十分だとも思いつつ、それでも知っておいて損は無いことを纏めてみます。

長野トリオの関係性

小五郎と同程度に今作のキーパーソンとなっている長野県警の3人。

画像左から
上原由衣(うえはら ゆい) 29歳
大和勘助(やまと かんすけ) 35歳 警部
諸伏高明(もろふし たかあき) 35歳 警部

3人とも幼馴染で、当時長野県警所轄署の警官だった甲斐玄人に憧れを抱いていた。
6年前にその甲斐巡査が行方不明となってしまい、後に餓死した状態で発見。
甲斐巡査は何故このような不遇な死を迎えてしまったのか?
疑問を抱えたまま、10ヶ月前に大和警部が被疑者を追っている最中に行方不明になってしまう。

諸伏は、大和を探すべく上司の命令を無視して犯人を追い、事件解決と引き換えに所轄署へ異動させられてしまう。
一方の由衣は、勘助も諸伏もいない中、1人で甲斐巡査の不審死の謎を暴くべく、事件に関わってると思われる「虎田家」へと嫁ぐ。
それと同時に長野県警を辞職する。

数ヶ月後、雪崩に巻き込まれながらも生き延びていた大和が長野県警に復帰。
事件のせいで左目に大きな傷を追い隻眼となり、足腰も炒め杖を付いてしまうことに。

こうして舞台は現代へ。
虎田家と龍尾家の間で起こった連続殺人事件が発生。
虎田家は小五郎に、龍尾家は平次にそれぞれ事件解決の依頼を出したが、連続殺人を起こしていた犯人は由衣と大和、コナンと平次の4人で逮捕。
甲斐巡査の不審死の謎も解かれ、この事件で夫を殺された由衣は、離婚。
旧姓の「上原」姓に戻って、長野県警にも復帰を果たした。

「赤い壁殺人事件」でコナン達と出会った諸伏は、この後に自力で長野県警に復帰した。
尚、「三国志」など中国の故事成語を引用する高明の話は、同じく「三国志」好きの蘭くらいしか「翻訳」出来ません。

と、ここまでが大まかな流れ。
大和と由衣は、共に想い合いながら、しかし他のカップルには無い「障害」があるんですよね。
「恩人の甲斐巡査の死の真相を知るため」とはいえ、一度結婚をした由衣。
大和としたら複雑ですよね〜。

また諸伏の方では、安室と共に黒の組織に潜入し、赤井を守って自死した諸伏景光(もろふし ひろみつ)が実弟と判明。
両親の死を切っ掛けに幼い頃に生き別れた高明は、最近になって景光が公安であったこと。潜入任務中に命を落としたことを知りました。

尚、安室は嘗ての警察学校時代の同期(諸伏景光、松田陣平、萩原研二、伊達渡)のことを風見にすら話しておらず、景光が公安警察官である事実すら風見は知らなかったりします。

余談ですが、大和も諸伏もコナンの推理力は看破していて、コナンのことを高く評価しています。

小五郎の銃の腕前

劇場版第2作「14番目の標的」で、小五郎の過去が明かされました。
警視庁随一の銃の腕前だったこと。
またアニメでは「高所恐怖症」という設定もあって、これは初代担当声優の神谷明さん繋がりで「CITY HUNTER」の冴羽リョウのオマージュなのではと思ったり。

さておき、今や一介の探偵(一般市民)である小五郎が発砲する機会なぞ無いわけで。
故にほぼ見られない特技なのですが…。

終わりに

繰り返しますが、オープニングでの説明だけで十分だと思うのです。
が、それだと少しでも不安って方で、運悪くこのブログに辿り着き、下手な文章に付き合ってくださった奇特な読者さんの為に少しでもなったなら幸いです。

最新情報をチェックしよう!