この記事は
「名探偵コナン」第76巻感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
FIle.231「探偵たちの夜想曲[ノクターン]」
今まで散々死神だなんだと言われて来た毛利小五郎。
旅に出れば殺し。飲みに行けば死体。食事の時も殺人。
何処に行っても事件に出くわす。
そんな小五郎にも聖地がありました。
依頼人と対面し、シリアスな時もあれば、捜査会議を開くこともある。
家族との寛ぎがある場でもあり、ワイワイ賑やかに過ごす場所。昼寝をする場所でもある。
そんな毛利探偵事務所が遂に殺人現場になりました。
いや〜。死神極まれりですね。
そんな事はさておき。
面白すぎるの一言。
先ず話のプロットが今までと全然違う。
事件発生⇒容疑者登場⇒推理して犯人逮捕
というのが基本プロット。
連続殺人になったり長編になればバリエーションも増えますが、今回は特に異質。
事件発生⇒容疑者登場⇒死体発見⇒容疑者登場⇒推理⇒カーチェイス
の流れは予想できるはずも無い。
殺人犯と一緒に容疑者宅を回るというのも特異点としてあげられるのに、その後のアクションに繋がるとは。
しかもですよ!!!
バーボンかもしれない3人の探偵が一挙に出て来る訳で。
コミックス派には、本当に今は辛い時ですね。
こんな面白いエピソードを読まされて、本誌ではそのバーボンの正体に迫る長編を連載中なのに読めないんですよ。
読もうと思えば読めますが、そこに至るまでの事件(77巻の内容)を知らないので、読みたくないですし。
あ〜〜〜次は9月ですか。
でも本当。こんなに「コナン」が面白いと感じれたのも久々。
File.232「死を呼ぶバーベキュー」
これまた良エピソード。
最近本当にノリに乗っている感じですか?面白い。
これも75巻の「赤い油性のシュウ事件」同様、途中でトリックから妊娠の件。
オチ(きっと明るい誰も不幸にならない結末になるんだろうな程度の予想)まで読めたのですが…。
あ、読めたと言っても推理できたわけでは無いです。
断片的な事実から、多分そうじゃないかな程度の感がたまたま当たっただけ。
それはさておき。
こういうホッコリしたお話は個人的に好き。
灰原の言うように、許してもいけないのかもですが、こういうのもたまにはアリなんじゃないかな。
File.233「ワタル・ブラザーズの託された思い」
話の構造というか雰囲気が「揺れる警視庁 1200万人の人質」に似ている。
あれもトリックとか謎で魅せる話というより、アクション主体で魅せるお話という印象ですし。
殉職(伊達刑事は殉職と言えるのかは分からないですが)した刑事に絡めた話という点でも似てる。
高木が絶命の危機に陥っていたり、爆弾が出て来てる点も。
こういう類似性は挙げればキリが無さげですが、それでも面白い事には変わりなし。
「どうせ助かるんだろ」という冷めた目線で見てはいけないw
こういうのは、過程の方が大事なのだから。
きっと面白い過程が、残り2話で描かれるに違いないです。
予定ではこの記事。
日が変わって20日に更新予定でした。
でも、我慢できなかった。つい面白くて。
後日バーボン編をまとめた記事とか書きたいけれど、それはちょっと難しいかな…。
時間があればじっくりとコミックスを紐解いて、考えてみたいけれど。
もう本当に9月が楽しみです。
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