この記事は
「名探偵コナン」第77巻感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
File.233「ワタル・ブラザーズの託された思い」
おっと。トリックがありました。
アクション主体のお話かと思っていたので、ビックリ。
で、予想通りアクションもしっかりと入っていて。
というか、アクションというか、愛の力ですねw
佐藤刑事の「渉」呼びにドキッとして、まさかのキス。
いや〜ラブラブですね。
もうすぐマジで結婚するんじゃないかな。
で、組織編の伏線は、安室が警察学校に通っていたという点。
僕は安室をバーボンだと思っています。
(理由はこの記事に書いてあります。⇒「名探偵コナン」 キッドが齎した功績の考察とバーボンの正体を推理)
そんなバーボン=安室が元警察関係者だったとは…。
当時から「バーボン」として組織に属していたのか?
はたまた退官後に組織に入ったのか?
分かりませんが、もしも在官時から組織にいたのならば、何故警察を辞めたのでしょうか?
組織にとって警察内部の内通者の存在は小さくは無いはず。
ジンですらバーボンの事を掴めない程潜入を得意とし、観察眼に長けていると評される人物です。
正体がバレる心配も少ないと思うので、バーボンの任務としては適任だと思われるのですが…。
日本という小国の警察機構なんて相手にもしていないのか?
はたまた、バーボン以上に優秀な人物が警察内部に居るという事でしょうか?
仮に後者であるならば、それこそ「あの方」が警察上層部にいるのかもしれませんね。
安室が警察を辞めたと思われる1年以上前。(少なくとも2年は前かな。)
何があったのか気になりますね。
File.234「泡と湯気と煙」
コナンに写真(動画)を撮られた時の3人の容疑者の顔が、あまりにも悪役染みてて笑ったw
なにあの悪そうな顔w
3人ともドヤ顔なのが、余計に笑えました。
事件のトリックは、単純でいて面白かったです。
このお話も事件そのものより組織編の伏線張りがメインっぽかったので、こういうちょっとした「知恵袋」的なものでも良いのかなと。
その肝心の伏線ですが、こちらは沖矢に関して。
(以下、沖矢の正体を赤井と断定して、書いていきます。)
初めて昴と灰原がサシで会話をしてました。
彼の首に関して。
今回はマフラーで首元を隠していましたが、灰原は何故かそのマフラーを取って何かをしようとしていました。
失敗に終わりましたが、何をするつもりだったのか?
そういえば76巻で灰原は、赤井が「そんな顔するな…命にかえても守ってやる…」と言っているシーンを脳裏で再生させていました。
これ、一体全体何だったのでしょう。
42巻でも「まだ(灰原と)顔を合わせる訳にはいかない」と言っている赤井。
灰原と赤井の関係性って本当に謎です。
灰原からしたら赤井は「組織を裏切ったお姉ちゃんの恋人・諸星大」という認識であり、FBI捜査官・赤井秀一だとは知らない。
赤井は、端々の言動からするに灰原=宮野志保だと気付いていそうです。
なので、「顔を合わせられない」のでしょうけれど、何故顔を合わせられないのか?
2人が組織に所属していた時代に面識があった事は恐らく確か。
その際何があったのでしょう。
灰原は赤井を「お姉ちゃんを裏切った人物」として憎んでいるのでしょうか。
それを知っているからこそ、赤井も「まだ顔を合わせられない」と言っているのか…。
気になる。
これを踏まえて68ページの2人の会話の「裏側」を推測するとこんな感じ?
昴「警視庁の前で路駐するのも何ですから…彼を待つなら駐車場に移動して…車の中で待ちませんか?」
哀「そうしたいのなら無理矢理連れ込めば(私を組織の人間として警察に突き出したいのなら、無理矢理すれば)」
昴「そんな無粋な真似は出来ませんよ…彼女(明美)との約束なんでね…」
昴=諸星=組織の裏切り者として、自分を捕まえに来ていると灰原は思っているのかもしれないなと。
一方で赤井は明美と「妹だけは堪忍して」という感じのお願いをしていたのかもですね。
通常ならば守れない約束も、明美が死んでしまった事で、特別に守ろうとしているのかもしれない‥という妄想。
File.235「工藤優作の未解決事件[コールド・ケース]」
始まり方が壮大な感じで「大事件か?」とちょっとワクワクしたのですが、「死」の血文字を見てトーンダウンw
「コナン」にはよくある「結構強引な偶然が引き起こしたもの」であるという直感が働き、実際その通りの真相だったお話。
最初靴跡かと思ったのだけれど、違ってました。靴跡も大概強引かと思っていたら、実際はある意味もっと強引でしたwww
うん。流石に「死」の文字が出来る事は無いと思うw少なくとも10年の間に2度も起こらないでしょw
久しぶりにツッコミどころの大きな事件でしたが、やはりこの巻に於いては些細な事。
(ツッコミどころといえば、7歳の蘭に死体の写真を見せる新一って一体w)
このお話のポイントは、沖矢とそして世良。
前のお話で沖矢の首元に注目が行ったと思ったら、あっさりとこの話で「何も無い」と判明。
ただ「何も無い」訳は無いんじゃないかな。
灰原の件を踏まえて、念の為に「消しといた」のかもですね。
ところで、このシーンで袖口から出した櫛は一体…。何に使ったのか…。
また、何故コナンは新一の事を沖矢に隠そうとしているのでしょう。
コナンは、沖矢の正体を知っている筈なのですが。
まだ赤井に気を許していないだけなのか。別な理由があるのか。これも気になる。
コナン=新一だと沖矢にばれた今となっては、物語に影響を及ぼす事では無い気もしますが。
さて世良。
こちらもコナンと新一の関係にいよいよ確信を抱いたのかもしれません。
ただ、どうしてそこで涙を見せたのか…。
この巻、分からないことだらけです。
File.236「宮野志保 灯火の孤影」
ベルツリー急行直前のエピソード。
いよいよ待ったなしの中、呑気にキャンプに行く探偵団。
いや、マジで何度行けば気が済むのでしょうw
小1にしてキャンプに50回は行っているのでは?w
それよりも、灰原の正体が安室、沖矢、世良の3人にばれてしまいました。
そういえばネットで、光彦=あの方説を見たことがあります(笑
絶対に無いと言えるのですが、でも、この話をこの説の通りだと思って読むと面白いものがあります。
今回灰原の件が露呈したのは、光彦のせいといっても過言ではないでしょう。
なんせ世良に灰原の映った動画を見せ、毛利探偵事務所に送ってしまったのですから。
これら全て光彦の計画の内だとしたら。
この話の殺人も、死体を埋めている所を目撃したことも、火事で殺されかけた点も、なにもかも光彦の計画であったら…。
追い込まれた灰原に自ら解毒薬を飲ませるよう追い込み、その様を盗み撮るのが目的だったら…。
まさにどこぞの夜神さんレベルの完璧な計画!!
な訳は無い。
くだらない事を置いといて、そんな訳で12月発売の78巻に遂に「ベルツリー急行殺人事件」完全収録!!!!!!!
ネットしているとどうしても「完全にネタバレをシャットダウンする」事は不可避で、〇〇〇が登場する等、少しだけ知ってしまっているのですが…。
それでも楽しみな事は変わりない。
久々のド本格な組織編。超楽しみ。
- 作者: 青山剛昌
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/09/18
- メディア: コミック
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余談ですが、前巻76巻の感想記事へのアクセス数が2万を超えました。
このブログ全体の記事の中でも2位のアクセス数で、非常に驚いております。
75巻の感想記事自体にはアクセスが然程無いので、あくまでも偶然なのですが…。
ちょうど本誌でミステリートレイン編をやっていたこともあり、バーボンの正体に関して気になっていた人が多かったのかもですね。
この漫画の人気の一端を垣間見た思いです。