この記事は
「名探偵コナン」第85巻感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
はじめに
まさかの5カ月ぶりの新刊。
基本3か月間隔だったので、随分とまあ長いこと待たされちまいましたが…。
うん。
興奮の第85巻。
File.258「明かされる緋色の真実」
来た来た。遂に来ました赤井復活篇。
来葉峠のトリックがやっとこさ判明!!!!!!!!!
どんな超絶難解トリックなんだ!!
と思いきや、真相は意外にも呆気ないモノでした。
空砲と博士発明(?)の血糊の吹き出すニット帽って^_^;
ジンすらも手玉に取っていたコナンの超人的な先読みがあってこそのトリックでした。
こういう風に書くと肩透かしを食らってガッカリしたと思われるかもですが、そうじゃないです。
確かにトリックとしては、「史上最大の謎」というには大仰です。
でも、「分からなくて滅茶苦茶考えた」のは事実なんです。
楠田の死体が用いられていた事までは想像出来ても、その先がどうなっていたのかが分からなくて。
考えに考えて、自分の中で大きく「赤井射殺トリック」の謎を膨らませていたんですよね。
想像が事実を実際以上の大きな謎へと熟成していたということは、それだけ謎に魅力があったという事です。
見せ方も上手かったという証左でもあるかな。
実際の真実が難解・巧妙であることにこした事はありません。
でも、例えそうじゃなくとも、その過程で十二分に楽しめたのであればトリックとしては成功なんじゃないかな。
とにもかくにも、1つの大きな節目を迎えたのは事実ですよね。
多くの伏線が回収されて、安室と赤井の因縁の真相もおぼろげながら見えました。
(前巻の感想で、赤井との因縁が語られてたら笑うとか書いちゃいましたが、見事に描かれてましたねw)
安室は公安で間違いなく、スコッチというのは同僚なのでしょうね。
2人で組織に潜入捜査していて、その際に同じく潜入中の赤井と出会った。
この時何らかのトラブルがあり、赤井はスコッチを手にかける必要性に迫られ殺害。(直接手に掛けて無くとも、彼の死の大きな要因を作ったのは間違いないかな)
同僚を殺された安室は、この件で赤井を恨んでいる…と。
どうやって赤井はジョディ先生らの車の中に瞬時に現れたのかという新たな謎も浮上しましたが(笑
非常に楽しいシリーズでした。
File.259「首無し棋士の罠」
犯人が黒タイツマンになる理由は、このシリーズに於いては無いよねというツッコミw
スーツ着た全身黒タイツ犯人って凄いシュールでした。
由美が無事に助かるというのはお約束なのでスリリングというのは無いんですが、それでもこういうロードムービー風味の展開は好みです。
基本暗号解読はコナン君達に任せ(一読者でこの手の暗号を解けたら本当に凄いと思うもの)、読者としてはラブコメサスペンスを楽しめばいいという作りですからね。
さてさて、ネットでもよく見かけますが、世良の家族は大体こんな感じ↓で本当っぽいですね。
母:領域外の妹
長男:赤井秀一
次男:羽田秀吉
長女:世良真純
秀吉の名人位奪取に領域外の妹も赤井も喜ばしそうでしたから。
となると、母はアポトキシンを飲んでいる事も確定。
「領域外」とは「血縁以外」で、更に「妹」ということは「コナン(新一)より後に幼児化した」という意味合いなのかな。
そんな人物に会える機会を何故コナンは得ようとしないんでしょう。
らしくないです。
今回は「皆とパワースポット巡りしてるから」と簡単に断り、この次の話でも蘭たちを同行させている。
普段なら電話で誘われたら無理してでも向かい、1人で行ける機会があれば蘭たちを振り切ってでも1人で行っていたでしょうに。
ちょっとコナンが何を考えているのかこの辺不明瞭ですね。
File.260「プールに沈む死体とガラス」
事件の感想は次回で…。
世良達はコナンに何を求めてるんでしょうね。
ところで、若しかしたら園子は世良の事を思い出したのかもなと。
新一や蘭と幼い頃会っていたのなら、園子とだって会っていても不思議じゃないですから。
昔呼ばれていたという「世良ちゃん」呼びを当時の蘭や園子がしていて、この度思い出したから再びそう呼び始めた…とか。
世良に関しても近いうちに謎が解けるのかもです。
終わりに
次は4か月後。
また長いな〜。
組織のNo.2がいよいよ出てくるという話になってますので、組織関連も増々ヒートアップしていきそうな感じですね。
- 作者: 青山剛昌
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/12/18
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