この記事は
「名探偵コナン」第86巻感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
はじめに
3日連続で更新します。
1日目は「名探偵コナン」第86巻の感想。
明日の映画公開を前に、昂ぶるエピソードが収録されてました。
(キッドが出て来た訳では無いので、映画と収録話に直接的な関係は無いんですが)
File.260「プールに沈む死体とガラス」
それでも逆恨みな気もしないでも無い。
殺人に結び付くまでの動機とは思えなかったかな。
トリックの方は、似た物をつい最近とある漫画で読んでいたので、驚きと言うのは無く。
(断っておきますが、発表は「コナン」の方が先。別にパクリどうこう言う気は無いです。古典的なトリックでしょうから)
ただ、高木刑事を入れながら…つまりは空気を含んだ状態で大きな水槽を底に沈めるのは、大人数人での大仕事だったんだろうな〜と(笑
風呂桶を逆さにして、空気を含めながら湯船に沈めるだけでも、それなりの力が必要なので、相当大きな浮力が掛かるんだろうから、大変だと思うのです。
さて、世良については特に進展は無しでしたね。
蘭が「領域外の妹」もどこかで会った事があると言った位でしょうか。
これって世間で言われてる、世良と灰原が従姉妹説が正しいのでしょうかね。
灰原の面影を「領域外の妹」に見て、「どこかで会ったかも」と誤認してる…とか。
勿論「領域外の妹」の本来の年齢(勝手に薬で小さくなっていると断定しちゃってますが)の姿が子供時分と変わらないだけという可能性もありますけれど。
File.261「少年と親切なおばちゃん」
自殺に見せかけたトリック以外は何となく読めたお話。
当のトリックですが、こういう単純だけれど意外性のあるトリックは良いものですね。
“犯人”が死んだ後のトリックの「後始末」と動機、そして「とある事件の犯人」がピッタリと嵌って、1つの事件に見事に落とし込まれている。
短い話の中でしっかりと練り込まれているから今の人気があるんだろうな〜と、今更ながらに思わされた短編。
なんともやり切れない結末は、初期を彷彿とさせるものでしたし、非常に面白く読めました。
File.262「鎌鼬の棲む旅館」
怪奇性と魅力あふれる謎。
雪荒ぶ旅館での猟奇殺人。
確かに死人が出てるので、喜んじゃいけないのでしょうけれど、あくまでフィクション。
ミステリの舞台としては、やはり血が滾るシチュエーションじゃないですか。
殺されたのが1人だけだったので、謎やトリックの盛り込みは少なかったけれど、その少ない中の謎が光っていました。
これもお得意の理科の実験系の応用なのでしょうけれど、面白い使い方。
それにしても、服部弄りが堂に入ってますね(笑
このネタはまだまだ使っていくのかなw
File.263「川中島殺人事件」
近年稀に見る…。
いやいや、「コナン」史上最もグロイ事件と言ってもいいかもしれない。
アニメ版どうするんだろ(汗
鎌鼬と併せて超久々の2時間スペシャル(去年末のSPはちょっと毛色が異なるので除くと)とかかな。
ちょうどTVアニメ20周年と合せられそうですし。
流石に18時台の放送では厳しい気がしますので、これなら19時からとか21時からに出来そうなので。
本編。
でも、面白いんだ、これが。
グロは苦手なんですが、非常に面白い。
組織のNo.2であるラムが誰なのかと言う謎を提示し、目下その第一容疑者とされる大和敢助が猟奇連続殺人の最重要容疑者にもなってしまうという。
更には、ラムっぽい厳つい刑事の黒田も出て来て、次巻予告ではどうもコナンとキワドイ会話を交わしてる。
組織の幹部が警察組織に入り込んでいる可能性は高いでしょうね。
味方の中に実は…ってパターンは鉄板の展開ですし、ミステリに於いて正義の象徴であり、権力を持っているとなると、警察幹部は持って来いですから。
流石に大和の可能性は無いでしょうから、黒田はアリな気もします。
まあ、いくらなんでも怪しすぎるので無いでしょうけれど。
事件の方はというと、犯人は秋山なんじゃないかな。
いや、まあ、首切断されて死んじゃいましたけれど…。
実は生きてましたってパターン。
やはり「身体を燃やす」って怪しいんですよね。
別人の焼失遺体を本人と思い込ませるという手は、来葉峠の時にもやりましたし、今回もそれに近いトリックなんじゃなかろうかと。
話にしか出て来ない手配中の強盗犯も犯人によって既に殺されていて、そいつの身体が使われているのかもですし。
その身体が、第一殺人の竹田の身体の代わりになっているのか。
若しくは、秋山の身体として使われているのか。
肝心要の部分は分からないんですが、秋山は生きてる気がします。
秋山って苗字が変わってるという動機に繋がりそうな伏線としか思えない点もありましたし(笑
終わりに
次巻は秋ですか。
長い!!!!!
けど、仕方なし。
青山先生が1日も早く恢復されて、また元気に連載再開される事をお祈りいたしつつ、首を長くして待ちます。
「川中島殺人事件」の結末が超気になる。
- 作者: 青山剛昌
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