この記事は
「名探偵コナン」第98巻感想です。
ネタバレあります。
「ミステリと言う勿れ」
名探偵図鑑に「ミステリと言う勿れ」が紹介されてました。
面白いので、未読の方は是非。
さて、映画公開直前恒例の発売となりましたが、が!!
なんだか来年の映画が製作されるかどうかという不安の方が大きい昨今。
一刻も早く日常に戻って欲しいですね。
感想になります。
File.298「古美術鑑定家殺人事件」
被害者のお爺さん、見るからに温厚そうで何故殺されてしまったのだろうかと思っていたのですけれど…これは酷い。
殺すつもりは無かったで、背中に槍を突き立ててトドメを刺すとかとんだ言い訳だなぁ。
流石に同情の余地なし。
余談を少し。
メアリーの現在の年齢は53歳。
薬で中学生くらいということで、推定13~15歳。
38～40も若返っているという計算ですが、アポトキシン4869の若返る年齢に規則性はあるんでしょうか?
コナンと灰原が、それぞれ11歳と12歳若返っていて、メアリーも同じ程度ならば納得なのですけれど。
流石に3倍の差は見過ごせない。
「1錠で物凄い効き目の毒薬」なのだから、複数錠を飲ませる必要性も無いですし。
ここに何らかの法則があれば、もしボスが若返った姿で別人として生きているのならば、ある程度候補は絞り込めそうですよね。
File.299「高校生探偵の推理レース」
紅葉登場…なんだけれど、若干彼女の顔が大きく感じるコマが散見されました…。
描き慣れてないのでしょうか?
青山先生にしては珍しく、顔と体のバランスに違和感を感じました。
閑話休題。
犯人特定のロジックがシンプルだけれど非常にすっきりとしていて良かったです。
平次登場にしては短編でしたけれど面白い事件でした。
ただ、長男の音信不通って結局なんだったんでしょうか?
宝を独り占めする気も無かったようですし、ただ単に連絡を絶っていただけ?
今後の伏線…ってことはない…か。
あとあと、伊織なんですが、彼も彼で推理力高そうですねw
変に目ざといし、「羽田家のよしみ」として本筋の方に絡んできたりして。
ないか。
File.300「将棋棋士連続殺人事件」
勝又力って棋士、どこかで見た顔だなと思って調べたら、案の定秀吉と名人戦を戦ったオジサンですね。
という訳で彼の娘は早々と容疑者から除外して読んでました(笑
なんにしても色々と書きたいことが多いエピソードでした。
事件面にしては、もう少し話数をかけても良かったんじゃないかというほどアイディアが詰め込まれた秀作。
ミキサーを使ったトリックは、「分子の衝突を繰り返すことで熱になる」的な事を知っていたので、なんとなく想像できたのですが、水で出来るというのは驚き。
秀吉が犯人特定がすんなりと出来た点も含めて、面白い使い方だと思いました。
碁盤の足の数で、犯行の順番を錯覚させるというのも、単純ながら成程なぁと感心しちゃいました。
メインとして打ち出すのではなく、さり気なく描いていた点も好印象。
ただ、赤井は本当に謎が解けなかったのかしら。
推理力としては、コナン（新一）に一歩劣るという描写なのかな?
それとも、犯人逮捕時の活躍を見越して敢えてコナンに出番を譲ったのか…。（これは赤井自身が花を持たせたという訳ではなく、作劇上の都合でという意味）
うん。
犯人逮捕時の一連のアクションは笑いました。
そんな馬鹿なとw
狙った物干し台を一発で当てたコナンのキックの精度も大概ですが、その物干し台のパイプの中に銃弾を一発で入れる赤井の腕前は半端ないですね。
これまでも超人離れした腕前は披露していましたが、改めてとんでもないなと思った次第です。
よくもまぁ組織も赤井やらに狙われ続けているにも関わらず、未だ存続出来てるもんだなと感心しちゃいました(笑
File.301「毒と薬の真相」
メアリーがアポトキシンを飲まされた経緯が分かるのかな。
楽しみ。
事件については、やはりなんとも。
最初暗闇に紛れて、額に「肉」って書いてるのかなと思ってましたw
肉では無かったけど、まさか本当に字を書いてたとはw
えっと。
誰が油性ペンを持っていたか…が焦点かな?
ということで、油性ペンを持ってる同級生ちゃんはシロ。
天然モデル姉かマネージャーかパティシエか。
トリックの方は多分事件前に額に「天罰」って書いてあった系では?
犯人が事前に被害者の額に書き込む⇒被害者自身がメイクで隠す⇒毒殺後、額のメイクを落として字を見せる
このロジックならば、「油性ペンを持っていない人物が容疑者から外れる」ことになり、姉は除外されそうですね。
だって彼女はペンを所持していて、持ち続けようとしていたのだから。
たまたま妹に没収されたのであって、わざわざ容疑者に自分からなりに行くようなことはしないでしょう。
…妹に没収されることを見込んでたという可能性も無くは無いけれど、そんな賭けに出るようなトリックでは無い気がする。
つか、妹が容疑者になる訳で、仲が良さそうな姉妹でそんなトリック使わんでしょ。
以上より容疑者は2人に絞られて、最後は勘でマネージャーの方が怪しかったのでマネージャーで(笑
同じ業界で働く身なので、事件前に被害者に近づきやすいというのもあるし。
なによりマネージャーのくせに予備のペンを持ってないから（暴論）
おっちょこちょいの担当モデルのマネージャーは常に予備のペンを持ってないとオカシイじゃないですか～。
持ってないという事は、自分が容疑者から外れたいからで、これは状況証拠になるよね!!
はい。
冗談はこの辺にして、待て次巻ということで。
終わりに
遂に大台直前の99巻。
冬発売かぁ。
哀しい。また大分空いちゃいますね。