この記事は
「ONE PIECE」考察記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
はじめに
久々に「ONE PIECE」単独の考察記事です。
とはいえ、ワンピの記事って非常に書きにくい。
何故って、似たような記事を誰かが上げている可能性が圧倒的に高いから。
しかも、どれもレベルが高いんですよね。
僕なんかよりよっぽど読み込んで、好きな人達が優れた考察をバンバン上げているから、書き辛い。
でも、書いてみます。
言い訳がましいな〜w
すみません。
何故、エースは死んでしまったのか?
理由というのは1つでは無いでしょうし、それはこれまでのお話を読んでいる方ならば誰だって分かっている事。
その事を今一度改めて検証する事には何の意味も見い出せないので、別の解釈。
描かれた以外の理由があるのではないかと考えてみました。
すると、今後立ち塞がるであろう敵にドラマを付随する為なんじゃないかと思うようになりました。
若しかしたら、この作品最終最後のラスボスになる奴の為なのかもしれないし、冒険の途中で立ち塞がるだけなのかも。
その辺は分かりませんが、今後第2の”火拳”が出て来る可能性は高いんじゃないでしょうか。
その時期も割と近い気が致します。
ベガパンクが何者か考える
何故そう考えるのか?
48巻のSBSにて、尾田先生が以下のような事をコメントしています。
僕の今回の発想の出発点となったコメントです。
(悪魔の実の図鑑があるのなら、ルフィの食べたゴムゴムの実は2つ目以降なのでは?という質問に対して)
「「この世には、同時期に同じ能力は二つと存在しない。」
そして、詳しくは、本編にいずれ登場する、ある博士が、”悪魔の実”という存在がどういうものなのか、説明してくれるハズです。いずれね。」
ある博士というのは、もぉ完全にDr.ベガパンクその人でしょうね。
悪魔の実の研究もされている事は、古くはアラバスタ編で既に描かれていて。
(これより前にも描かれていたかも)
今の所、この人物以上の存在はいないので、ある博士=ベガパンクとするのが妥当なところ。
さて、そんなベガパンクですが、まだまだ謎多き人物。
一体どんな人間なのかがイマイチ判明しない。
世界政府所属なので、海賊の敵なのかと思いきや、くまとの取引に応じて、間接的に麦わらの一味を手助けしている。
フランキー曰く「くまは大恩人」と評していて、全く以てその通りなのですけれども、実はベガパンクも一味にとっては恩人に当たる人物なのではないでしょうか。
勿論くまがベガパンクの弱みなどを握っていて、無理矢理プログラムさせただけなのかもしれませんけれども。
ここからは完全に妄想となりますが、ベガパンクも実はドラゴンの息がかかった人物だったりしないのでしょうか。
つまり革命軍なのでは?
そうすると、くまがフランキーを飛ばした場所がベガパンクの生家というのにも納得いきます。
一味の中でベガパンクの発明を活かせる人物はフランキーしかいないと考えたくまは、フランキーをベガパンクの技術でパワーアップさせる為に、彼の地へと飛ばしたのではないか?
くまが改造に従ったのも、ベガパンクが革命軍の同士であることを当然認識していたからとも考えられますし。
なんにせよ、ベガパンクは一味に与する側の人物である可能性が高いという事。
理由はこれも上記の尾田先生のコメント。
「悪魔の実がどういうものか説明してくれる」と言うのです。
「誰に」という部分が抜けている為、ここには「読者に」という目的語が入るのかもしれません。
でも、僕はここに「麦わら一味に」という言葉が入るのではと想像しました。
一味に重要な事を話してくれるなんて、味方に違いないという単純な発想w
という訳で、ベガパンクはルフィ達の味方臭いと推測。
さらに、彼が近いうちに出て来るのではないかとも思っています。
少しずつ彼の素性が明かされてきたからです。
断片的な情報から始まり、フランキーが訪れた生家(研究所)。
更には、上記くま改造の件とこれに付随する一味を間接的に救ったという事実。
そして何より現在連載中のパンクハザード編ですね。
段階を踏みつつ、どんどんベガパンクの事が明るみになっている。
話の流れ的に、近いうちに出て来る気がするのです。
悪魔の実の真実を分かりやすくする為
最初の話に戻ります。
エースが何故死んでしまったのか?
僕が考えた理由というのは、「悪魔の実の説明をする時に、読者と一味両方に具体例を示すため」というものです。
これまで能力者の明確な死が描かれたのは2人だけでしょうか?
もっと居たかもですが、忘れているという事は、大したキャラでは無い。
それじゃ意味無いので、今回は無視します。
で、この2人というのが、戦争編で落命してしまったエースと白ひげ。
この2人なのですが、上の僕の理由を成立させるのはエースだけなのですよね。
白ひげが候補から外れる理由は、彼の能力は現在も”生きている”からです。
またしても、ここで尾田先生の言葉を思い返してみます。
「この世には、同時期に同じ能力は二つと存在しない。」
言葉通り、誰にも食されていない悪魔の実が、なんらかの理由で無くなるか、若しくは能力者が死なない限り、同じ実は2つと生まれないのでしょう。
どういう理屈なのか不明ですが、そういう不思議な生成がなされていると推測されます。
そうなると、白ひげは特殊なケースと言えそうです。
能力者である白ひげ本人は死んでしまったので、本来ならば新しいグラグラの実が誕生した筈。
でもそうはならず。
黒ひげが「能力を奪った」為、やはり現時点でもグラグラの実は存在していないのだと思われます。
その為、僕は白ひげを候補から外しました。
という訳で、ただ一人、能力を持ちながら死んでしまったエース。
彼の死によって、新しいメラメラの実が、この2年の間に生まれている可能性は高い。
これを「利用しない手」は無いですよね。
悪魔の実の真実を分かりやすく描くには、新しいメラメラの実の能力者が出て来るのが一番ではないかな。
先程ベガパンクが近いうちに出て来るのではないかと推測を立てました。
推測の上に推測を立てるようですけれども、これを真とするならば、新しいメラメラの実の能力者が同時に出て来ると思うのです。
エースと同じ能力の敵というだけで、読者もルフィも燃えやすいですし。
因縁というドラマも作りやすい。
エースが重要な人物だからこその展開だと言えると思うのですが…。
まとめ
ルフィ達が修行に明け暮れた2年という月日。
これは、新しいメラメラの能力者を生み出すのにも十分な時間と言えなくはないでしょうか。
あの世界で2年もあれば、無名だった海賊が億越えの大海賊になるには充分な時間ですから。
メラメラの実を発見して、食べる事で能力者になり。
技を磨いて強くなっていても何ら不思議では無い。
近いうちに第2の火拳がルフィ達の前に立ち塞がる。
そう言う展開がある…のでしょうか?
あるんじゃないかと思うのですが、僕の予想は当たった試しがありませんので、これも見事に外れる事でしょうw