この記事は
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の考察記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
物語の終着点
11巻でひと段落ついた「ダンまち」。
次はどんな騒動が起きるのか、12巻がワクワク待ち遠しい。
なので、考察っぽい記事を1つ。
そもそもこの壮大な物語のゴールは何処になるのだろうというお話。
タイトル宜しくベルがダンジョンで出会った女の子の何れかとゴールするのが目的なのでしょうか。
最後の最後の結末部分ではそうなるのかもしれませんが、その前にはやはり大きな戦いが待ち受けているのでしょう。
では、ダンジョン踏破が最終目的となるのかといえば、恐らくそれは在り得ない。
未だ最終階層が不明であり、ロキファミリアが到達した58階層に行く事すらベル達には不可能なんじゃないでしょうか。
まだ外伝である「ソード・オラトリア」の最終目標と考える方が現実味がありますが、恐らく恐らくそちらでもそこまでは描かれないんじゃないでしょうか。
では、何が最後の冒険になるのか。
この記事ではそこについての考えを書いてみます。
邪神との最終決戦という妄想
結論から言えば、最後の敵は神様だと思うのですよ。
と言っても幼女神達のような善き神ではなく、邪神。
太古の昔に一度は地上に降臨するも、邪悪なる心に染まった神。
それがベル達が打倒すべく最後の敵になるんじゃないでしょうか。
話は最新刊より大分戻りまして、第5巻。
ここに伏線が仕込まれていたと見ています。
というか、ダンまち読者の大半が想像しているだろう通りのことしか僕も考えていないんです。
ダンジョンに、その邪神が”封印”されているという推測。
5巻には以下のような記述があります。
「暴走、かな。しかも今までにないほど神経質になって、オレ達に感付いた」
混乱しているアスフィに、ヘルメスは独白のように続けた。
「ダンジョンは憎んでいるのさ。こんな地下に閉じ込めている、神々をね」
「あのモンスター、多分ボクを……いや神達を抹殺するため送られてきた刺客だ」
ヘスティア達『神』の存在を感じ取ったダンジョンが、彼女達を滅ぼすためモンスターを18階層に直接産んできた。
ヘスティアの方は、恐らく神の感。
直感で真意を見抜いたのでしょうけれど、ヘルメスの方は「知っている」のでしょうね。
全ての事情を神・ゼウスから聞いているのでしょう。
ゼウスが姿を消しているのも、ベルを育てているのも、全ては邪神を滅するためなんではないでしょうかね。
これまでの歴史を妄想する
そもそも何故神々は地上の子らに恩恵を授けているのか。
今でこそ地上で神の力の行使を禁じられた神々が愉悦の為、生活の為など様々な事情から授けているのかもですが、元々は「邪神を滅ぼす為」だったんじゃないかなと。
太古の昔、それこそいつなのかは不明ですけれど、神が最初に地上に降臨したとされる頃よりももっと前。
1人の邪神が地上に降臨、悪さを働くも、他の神々によって地下深くに封印される。
封印されて尚力を失わなかった邪神は、自分が扮印された地下にダンジョンとモンスターを生成し、人々を脅かす。
地上にまで進出し、破壊と殺戮の限りを尽くすモンスターに、人々は対抗し、ダンジョンの上に蓋をする。
しかし、それでは防ぎきれないと考えた神は、それを破壊。
神によって新たに蓋が作られ、それが今のバベル。
神がダンジョンに入らぬ限りは、バベルで”封印”の機能は十分に得られた為、一旦は終息。
しかし、万が一に備え、ダンジョンの監視をし、かつ、子供達にも力を授けた。
監視の役目はウラノスが任され、今も祈祷を捧げつつダンジョンを・邪神を監視し続けている。
これが時の流れなのか、はたまた一部の神による秘密なのかは不明ですが、本来の目的から離れ現在に至る…と。
では、ゼウスは何故ベルの前から姿を消さねばならなかったのか?
この辺ヒントも無いので、さっぱりなのですけれど、例えば予知で邪神の復活を知ってしまったとか。
ついでに、その邪神とベルが戦うことを知った…とか。
気も弱いベルを独り立ちさせて、その予知通りにする為に、死んだことにして姿を消した。。。。
ううううううううん。
在り得ないか‥‥。
正直分からないです。
終わりに
「ソード・オラトリア」の黒幕も邪神なんじゃないかな。
邪神の部下に精霊が居て、一緒に封印されてしまった…とかなんとかで。
外伝で、その部下を斃すまでを描いて、本編でそのボスを斃すという構想なんはないかと妄想。
根拠もへったくれも無いことを連ねてきましたが、ダンジョンに神が扮印されているというのは合ってる気がするんですが如何でしょう。
んで、邪神は女神様で、ベルと出会う事で会心して、結ばれてめでたしめでたしという超展開(笑
いや、そうなったら、ある意味で今作は伝説になりそうなので、面白いかもしれませんけれどね。
はてさて、どうなるのか。
続きが待ち遠しいばかりです。