この記事は
「ダンまち フレイヤ」の感想です。
タイトル長い。
コメダ珈琲レポ
人生で初めてコメダ珈琲に行ってきました。
モーニングのトーストが美味すぎて感動。
バターがしみ込んだ外はサクサク、中身が超ふわふわのトーストに大量のおぐらあんを載せて頂くと天にも昇る気分になります。
ランチはミックストースト。
軽く持っただけで、パンとパンの間からたまごペーストがドサッと零れ落ちる。
どんだけ詰め込んでんだという位に具がきっちきちに詰まったトーストは1欠片でもコンビニのサンドイッチと同等量。
それが都合3欠片の大ボリューム。
からしのピリッとした刺激が堪らなく食欲をそそります。
3時のおやつは、勿論シロノワール。
流石の僕もレギュラーサイズは苦しかったので、ミニサイズをオーダー。
ほどなく、どこがミニなのだろうと首を傾げたくなるシロノワールがどどんと登場。
4つに切られたふんわりデニッシュパンの上にはたっぷりの特性ソフトクリーム。
そこへシロップをこれでもかと垂れ流して、後は口に運ぶだけ。
だが待って欲しい。
コメダさんにはデザートナイフなんていうお上品なものは付いてきません。
手元の装備は、スプーンとフォークのみ。
ミニサイズなのに大の男でも一口では入りきらないほどのデニッシュパンを、しかし、一口で頂くのがコメダ流作法。(嘘です)
周りの目は気にせずに、口の周りをべたべたにしながら大口開けてかっこみましょう。
さすれば幸せなひと時が訪れることでしょう。
どんだけ居んねん。
我がことながら本当図々しい。
他のお客さんがぎょうさん待っておったのに、長々と2人席を独占しおって。
あかんでほんま。
それもこれもダンまちのページ数が多すぎるのがいけない!!(最低な責任転嫁)
ということで、朝9時半から午後3時半まで沢山の方にご迷惑をお掛けしつつ、読了して参りました。
感想になります。
フレイヤ編
正直に言えばフレイヤは嫌いなキャラです。
人様のモノを横から掻っ攫おうとするのって、子供の頃から好きじゃなくて。
似たようなキャラで言えば「封神演義」の妲己も嫌いなのです。
そんな嫌いの代表格であるフレイヤを主人公とした外伝。
心待ちにしていたかと言えば嘘になります。
シルとの関係性が分かるかなという興味位で、本編を進めて欲しかったなという気持ちの方が強かった。
そんな中で読んでみたのですけれど、アリィと同じように勘違いしていたなと自省した次第。
仮に僕が作中に居たら、反省する前にアレンにぶっ殺されてるレベルの勘違いをしてました。
僕もアリィ同様にフレイヤは常に子供たちを魅了していたと思っていたんですよ。
ある種特殊な能力で侍らせた子供たちを従えているだけの裸の王様。
ミンチどころか塵芥にまで滅せられるようなこと書きましたけれど、こんな感じの印象しか持ってなくて、しかも、そもそも嫌いな性格をしてる。
良い印象を抱く要素が1ピコメートルも持ってなかったんです。
それが劇的に変わって、1ミリメートルくらいは良い印象を抱けたかな。
いや、これはフレイヤの魅力が伝わらないような内容だったという訳では無くて、それ程基本的には好きじゃないという意味で。
好きな方にはホント申し訳ないんですが。
でもね、1ピコメートルから1ミリメートルって凄い差ですよ。
10億倍ですからね。
とんでもなく劇的に変化したんです。僕的には。
気に入った子は、何が何でも手元に置いて一方的な寵愛を注ぐような暴君だと思っていたフレイヤ。
(さっきから滅茶苦茶言ってますけれど、どんだけ悪印象だったんだ…。)
そうじゃないんだねと分かったのは大きかったですね。
勿論、アリィを残した理由は、彼女が語っていたことが本音であり全てなんでしょうけれど。
きちんと「子供が最も輝く場所」を尊重して、それが自分の下では無ければ、手を出さないんですね。
殺されてしまった元奴隷達のことを1人1人しっかりと個として認識しているシーンも実に良かった。
能力なんかに頼らないフレイヤの魅力に多くの者が傾いでいるってことが良く理解出来ました。
オッタル編
フレイヤの印象が変わると、必然オッタルの印象も変わるのです。
美の女神目当てのエセ武人だとか思っててスミマセンでした。
オッタル含めて全員魅了されて半分マリオネットになりさがった者たちという認識でしたけれど、これは改めねばですね。
ということで、非常に興味深く読ませていただきました。
ミアについては、ファミリア時代の描写は初めて…かな?
記憶力無くて申し訳ないんですが、初めてに思えました。
最初からフレイヤに心酔していたわけでは無いというのは、今のミアを考えても非常に納得いく設定でしたね。
そのミアを追っていたオッタル。
彼の強さの根源を見せられると、ベル君は勝てるのだろうかと不安になりますね。
ただただ純粋に強い相手は正攻法でしか攻略できないことがセオリーなので非常に厄介ですね。
負けを知っていて、その上で強さを磨いているのも同様に。
驕りなんて欠片も持ち合わせてないでしょうから、油断や隙を突くことも出来ない。
1人で階層主を斃せるとか、最強のレベル7とか言う設定よりも強く見せるには十分な描写だったなぁ。
にしても、オッタルと名も無い人物の2人が「歴史上最強」だと思い込んでたのですけれど、これまた違っていたとは。
ゼウス・ファミリアにレベル8?
ヘラ・ファミリアにレベル9???
まじで?
それなのに滅ぼされたの?
vsフレイヤ・ファミリアが最終決戦もアリなのかなと考えていましたが、やはり黒龍がラスボスか?
正直この外伝で一番驚いた点でした。
シル編
唐突に。
何の前触れもなく、当たり前のように触れられたシルとフレイヤの邂逅。
最悪の予想であったフレイヤ=シル説は、これで完全に消え失せたのかなと思うと、ホッとするところではあるのですけれど。
今までうっすらと示唆されていた両者の関係性がハッキリとしてしまったことに残念な気持ちもあって。
やっぱりシルは彼女自身の気持ちでベル君を懇意にしてると信じたいのです。
裏などはなく、フレイヤの想いからでは無く。
シルという1人のヒューマンの想いであって欲しい。
まだまだ予断は許さないけれど、望む結末が迎えられると今はただ信じておこう。
にしても、どんな約束を交わしたのだろうか。
ヒューマンが女神になり変わるために必要なものって…?
最初の「―(ダッシュ)」と2個目の「―(ダッシュ)」は長さが違っていたから、これは意図したものであるはず。
フレイヤがシルにねだったモノの方が、語数が多いのでしょう。
アルカナムは使えないわけだし何があげられるのだろうか?
一番考えられるのは、眷属でしょうか。
ファミリアでも良い。
他の神が集まる場では、フレイヤ本人が出向き、それ以外の時間帯は「本物のシル」がフレイヤとして振舞っている。
ホンモノのフレイヤに命じられればオッタルは元より彼女の眷属は従うはずです。
アリィの時のように。
見返りに求めたのは、「貴方の人生」というのはどうでしょうか。
普段フレイヤは「町娘のシル」として、豊穣の女主人で仕事をしている。
ううううん。
無いか。
これだとロキやヘスティアが看破してるはずですしね。
…なんだろ。逆に謎が深まった気すらします。
終わりに
どうでもいいですが、今巻の個人的MVPはボフマンでした。
欲望に忠実過ぎるブタ野郎に拍手(笑
たった一晩でマッチョメンに変身させられたところは大笑いしました。
フレイヤの度肝を抜いた唯一無二のキャラとして、「ダンまち」ファンの間で後世まで語り継がれるはずです(笑