この記事は
「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第26話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第26話「Unconsciously〜頭ふわふわ☆心どきどき〜」 感想
「誰も傍にいてくれないから――
この季節 嫌いだよ…」
失礼。取り乱しました。
えと。公式さん、話数のカウントうっかり間違えてましたね。
表紙の春菜さんに夢中になって、ミスしてしまったのでしょうか。
という事で、滅茶苦茶久々に感じる春菜メイン回。
というか、久々どころか「ダークネス」本編では初めてでは??
番外編でメインを張った事ならありましたけれど。
さておき、春菜メイン回ですよ。
「ニセコイ」の小咲といい、どうしてか僕はこういうタイプのヒロインの方を好きになってしまう傾向があります。
リアルには中々こういう子って居ないと思うんですよね。
自分自身の恋の成就より、恋敵の事を考えてしまう事って。
ついつい一歩引いてしまって「競争は苦手」とか言っちゃうのは、人によってはイライラするかもですが、僕個人は、こういう面が良いというか…。
まあ、でも、ハーレム計画を推進する中では宜しくない考え。
リトの本命でもあるし、春菜の性格上、真っ先にモモが攻略すべき相手が春菜だったというのは、間違いないのでしょうね。
ん〜〜でも…。
やっぱりモモは性急というか…。
せっかちな部分がある気がしますね。
リトが本命の女の子から「ハーレム作りましょ」と言われて、ホイホイ従うかというと非常に疑問です。
寧ろ、春菜が一番好きだからこそ(ララとの事で迷うかもですが)「ハーレム」よりも「春菜のみを独り占め」する方を選びそうなんですよね。
だから、今作戦に於いては春菜に「ハーレムというモノがある」程度の認識を持たせるだけで良かったと思うのです。
その後2人きりにさせたのは結果的に何も無かったから良かったものの、ちょっと失敗だったんじゃないかなと。
もしも、リトが春菜の気持ちを知ってしまっていたら…。
ハーレム計画は、大きく後退するか、頓挫していた気が致します。
リトが鈍感で救われたんじゃないかなと思いますね。
さてさて。
そんな事よりも春菜さんですね。
今回の春菜は、これまでのどんな春菜よりも輝いて見えました。
普段奥手な子が、酔った勢いとはいえ積極的になるのは良いモノですね。
潤んだ瞳と赤く染めた頬、下着姿で迫る春菜は、エロいとかそういうのでは無くて、なんか良かったです。
春菜の真意はどちら?
ところで。
今回の春菜は2つのパッと見「相反する考え」を披露しておりました。
リトをララと取り合う競争のような事を苦手だという春菜と好きな人は独り占めしたいと考える春菜で。
競い合いたくないけれど、独占したい。
矛盾というよりかは、とても独占欲が強いのでしょうね。
若しかしたら、心の片隅。
本人も意識していない部分で、ララさえいなければ…とか考えているかもしれない。
だって、恋敵さえいなければ競争だって起こらないし、あわよくばリトを独占出来るのですから。
今回は、こういう春菜の”本当の姿”が垣間見えたのかもしれません。
ただ、春菜の中で新しい道が出来たのでしょう。
他ならぬモモによって。
先程僕は「春菜に「ハーレムというモノがある」程度の認識を持たせる」事が肝要ではないかとしました。
で、実際春菜の中にこの考えが浸透したのでしょうね。
だからこそ、酔っているとはいえ、リトにあんな話をした。
この問答の中で最も重要だと思われるのは、春菜の最初の問いかけですね。
「一度にたくさんの女の子と結婚して大事にすること…できる…?」
春菜は、リトに自分だけを見て貰いたい。
でも、それは彼の周りの状況を見るに難しいというか、必ず争わなければならなくなる。
この争いを避けるには、ハーレムしかない。
ハーレムと言っても2つありますよね。
女性陣が一方的に男1人を愛するケース。
これは、春菜としては最低最悪のケースですね。
こういうハーレムなら、望まないでしょう。
けれど、女性陣が男を愛し、男もまた、女性陣1人1人を心から愛するケース。
この場合は、春菜の心が満たされるのかもしれません。
リトが他の女性を本気で愛する事に嫉妬しなければの話ですが。
ただ、これは多分大丈夫なのでしょう。
それこそ争いの元になりますし、こういう感情は春菜は持たない様に自制できそうです。
んで、春菜はリトに「どっちのハーレムを望んでいるか」聞きたかったのかもしれません。
もしもリトが後者を選ぶようならば…。
リトが春菜の気持ちを知るだけだとアウトの可能性が高い。
けれど、春菜から「愛し愛され合うハーレム」を薦める事が出来れば…。
そっち方面にリトの心を誘導する事が出来れば。
モモのハーレム計画は成就する可能性がグッと高まるのかもしれません。