この記事は
「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第38話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第38話「Clinic〜素直になれなくて〜」 感想
この記事は「ジャンプSQ.」本誌2014年1月号掲載のお話の感想です。念の為w
何故番外編なのでしょう???
「SQ19」掲載分は、確かに番外編という感じの内容です。
本編ではなかなかスポットの当たらないヒロインズを主役に於いて、ちょっとしたショートストーリーを魅せてくれているという点では。
また、ナンバリング出来ないのも、本誌掲載では無いからと頷ける部分でした。
今回は初めて「SQ」本誌に掲載されているのに、話数対象外となっていて、じゃあ中身もこれまでの番外編同様なのかなと思いきやそんな感じでは無くて。
しっかりと本筋に関係してくるようなお話だっただけに、ちょっと謎な1話でした。
追記
2014年2月号掲載話が「39話」となってましたので、「番外編」表記は誤植だったと解釈して訂正しました。
本編感想。
えっちいハプニング中心ということで、最近の傾向からいけば番外編扱いも頷けちゃうかもしれないw
この辺は特に言及する事も無いので、今回は2点感じたことを書いてみます。
第14話の感想を改めて
ヤミの心情が1点目。
もう、これ告白ですね。
リトへの愛の告白。
今更ですが、「あなたは私の標的」って言葉が「あなたは私の愛の標的」という風にしか取れないw
必要以上に自分の情報を知られるのは嫌い。
必要と判断した時にのみ、必要な情報だけ話す。
リトが言っていたようにかつてヤミはリトに自分の過去を話してました。
リトと手がくっついて離れなくなってしまった時の事。
第13話、第14話でした。
ここで改めてこの話を読み返してみました。
13話でリトが謝るんですよね、ヤミに。
「何も知らないのに偉そうな事を言ってゴメン」って感じで。
ここでヤミは驚いた顔をして、ちょっと悩んだ末に、自分の過去について話し始めました。
出生の事を。ティアとの楽しかった日々の事を。
彼の優しさに。温もりに。ティアを重ねて、ティアについて語って聞かせました。
僕は当時どう思ってたんでしょう。
ちょっと思い出せないんですけれど、この時のヤミの心境を正しく把握できていたのかなって。
多分出来てなかった。
今も出来てるとは言えないけれど、当時よりかは理解出来てる気がします。
今回の番外編を読んだから。
ヤミは、リトに自分を知って欲しかったんですね。
別に同情して欲しかった訳でも無く、凄惨な過去に憤って欲しかった訳でも無く。
単純に知って欲しかった。
「何も知らないのに偉そうな事を言ってゴメン」なんてリトに想って欲しくなかったんじゃないかな。
そんな事を言えない位自分の事を知ってもらって、その上で言葉を掛けて欲しかった。
で、リトはちゃんと、そんな想いに答えてくれる。
ヤミの過去をしっかりと受け止め、知った上で
「幸せに…なってほしいからだよ」
なんて真顔で言ってくれる。
リトに過去を知らせる事は、確かにヤミにとって必要な情報だったんでしょうね。
心の籠った、人と見做した温かい気遣いのある言葉を掛けてくれるから。
欲しい温もりをくれるから。
ヤミの心情の補完として、面白い役目を担っていた番外編でした。
ダークネスについて
こちらもちらっと出てましたが、ヤミはかつて「ダークネス」に”変身”した事があったと言えるのかもですね。
別の人格が体を支配するのか、その辺の事は相も変わらず不明ですけれど、”変身”の間の記憶は持てないみたい。
少しだけ情報が小出しにされましたけれど、まだまだ謎は謎のままって感じですかね。