「To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス」 第51話:感想

この記事は

「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第51話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第51話「Smile baby〜赤ちゃんパニック〜」 感想

まさかのアニメ第2期。
今の時期の発表を考えると放送は夏期でしょうかね。
今年の楽しみがまた1つ増えました。

さて本編。
久々に感じる1話完結もの。
ネメシスの悪戯でリトが赤ん坊になっちゃったというお話。

今回はやっぱりヒロイン選びが上手いという点に収束しますね。
これまでの描写を見るに、唯が今回のお話では適任。
いや、寧ろ他には務まらないと言っても良い位。

大勢のヒロインが登場する今作に於いて、何故唯が適任だったのかと言えば、彼女が誰よりもしっかりとした将来設計を思い描いているからですね。

リトを好きなヒロインズは、皆一様に夢見ているのは「リトと付き合う事」です。
大好きな彼に想いを届けたい。
出来れば相思相愛の関係となり、付き合いたい。

高校生の彼女達にしてみたら歳相応の欲求ですが、もっとツッコめば、それ以上の事は妄想してません。
ハーレム建設を謳うモモを除けば、強いて挙げるならば春菜が「その先」を頭の奥で思い描いている位かな?
夢の中でリトとの夫婦生活を送ってましたからね。

そんなヒロインズの中で、特に明確なビジョン…。
というより、妄想をしてるのが唯。

結婚の更に先。
子供が生まれて、仲睦まじい家庭を築いている様を夢見ています。

カップルとかそういうのはすっ飛ばして、いきなり家族ですからね。
で、妄想の夫はいつだって決まってリト。
今回もそうでした。

本人は否定するでしょうけれど、唯の中ではもうリトと結ばれるのは当然のことという認識なのかもですね。
だから、子供が生まれるまでの過程を一っ跳びして、いきなりリトとの子供が居る未来を想像してる。
これは誰よりも「子供が欲しい」と望んでいる表れでもあるのかなと。

そんな唯だからこそのエピソードだし、そんな彼女に「リトとの子供」に最も近しい「赤ん坊のリト」を抱かせる。
授乳(の真似事)をさせて、幸せだと言わせる。
唯だからこそ「幸せ」の台詞に重みが出ているというか。
的目君の言う「セクシーすぎる」というのも、滲み出る母性故。
彼女のキャラクター性が随所に出ていて、存分に発揮されていたエピソードだったと思います。

終わりに

柱のアオリコメントに「街中で垣間見える母性…」とありましたが、まさしくその通りのお話でした。
途中美柑から「リトの方が子育て得意ですよ」という情報を得ていた唯。
この時も頭の中で「良い旦那さんのリトとの夫婦生活」という妄想を逞しくしていたのかもなとか容易に想像出来ちゃうのが、唯というキャラが分かり易く描かれている証なのかなと。

今回は、唯好きには堪らないエピソードだった気がしますね。

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