この記事は
「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第66話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第66話「Inspection〜検証しましょう〜」 感想
モモもネメシスも動かずに、宇宙的(神である作者様の)意志ということで片づけられました。
なんだこれwww
確かに宇宙の意志は働いてますね。
タイミングよく猫が横切ったり、ボールが当たったりとリトの意志とは無関係の力が必ず作用して、リトをこけさせるのですから。
これはもうリトのリビドーとかそういうお話では無くて、世界が彼にラッキースケベをさせているとしか思えませんもの。
治らないのは分かりきってた事でしたが、結局この一連のエピソードでやりたかったことって何だったのかしら。
やっぱり何かしらの意味があるのではと穿っちゃいますし、そういう風に捉えなおすと素直に「モモの計画の方向性の正しさの証左」になるのかなと。
的確に女性の感じるポイントを刺激しているらしいリト。
それを体験した御門が「どんな女の子もメロメロに出来る」と目にハートを浮かべて力説してました。
リトに秘められた女性を虜にする能力が証明され、それを目覚めさせようとするモモの方向性は間違っていないということですね。
あとは…
御門の分析はネメシスが言うように適当な気がするんですけれど、「内なる性衝動」という点は正しいと解釈して良いのではないかと思うのです。
リト自身認めてましたが、彼はよくお菓子を食べている夢を見てます。
アイスだったリマシュマロだったりを食べてるという類の寝言をしょっちゅう言ってますし。
夢診断ですと、お菓子を食べる夢の解釈の1つに性欲ってのがあるようです。
きっと矢吹・長谷見先生はこれを採用してるんじゃないですかね。
寝ている時のリトは凄いとしきりに言うモモですが、内なる野獣(性欲)が性欲に纏わる夢を見ている時に発動して…と考えると全て綺麗に筋が通るんですよね。
正直この話だけを切り取ると非常にバカバカしい内容なんですがw
まあ、全体を通してみても真面目とは言えないですけれど、リトには秘めたる獣性があるという設定は一貫しており、それに則して作られているんだなと分かります。
にしても、リト…。
ラッキースケベの申し子にも程がある…。
こうやってリトの野獣としての一面を描きつつも、ピュアな面も描いていましたね。
初恋はいつと聞かれただけで、「春菜ちゃんをいつから好きなんだっけ」と考えちゃうリトは本当に一途だなと。
どこかのカラーレンジャーの白とは違うなとつくづく(笑
終わりに
意外とあっさりとギャグ風味で終わりましたが、リトのキャラのブレなさ加減が見て取れた話でした。
もう受け入れちゃえばいいのにと思いつつ、それを拒否するからこそのリトらしさなのでしょうね。
ただ、個人的にやっぱりラッキースケベは食傷気味。
そろそろ真面目な(初期のような)ヒロイン達の内面に踏み込んだお話を読んでみたいなと思いつつ。
次回を待ちます。