この記事は
「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第68話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第68話「Idol〜一人だけのアイドル〜」 感想
久々?
巻頭カラーでルン主役回。
ラヴMAXグレート購入から使用までの流れは最早お決まりの展開過ぎて、特に思う所は無いんですが、落とし所が面白かったです。
毎回毎回リトは女性陣を気遣って…的な観点から感想を書くことが多いのですが、そういえば女性陣も同じなんですよね。
代表例はララでしょうか。
自由奔放・自分の気持ちを全面に出していた初期とは打って変わって、リトの気持ちを一番に考えて行動する子になりました。
34・35話のキスの件とかね。
自らの想いだけでキスを迫ったものの、リトの気持ちを優先し「リトからキスされるのを待つ」ことにしたララ。
このお話だけでも、彼女の変化が如実に描かれていました。
ルンもまたララに非常に近しいスタンスだったと思うのですね。
猛アタック連発の直情型。
超鈍感のリトがルンの気持ちを知っている時点で、ルンがどれだけ自分の気持ちをアピールしてきたかが窺え知れますw
そんなルンだからこその、今回の手段を選ばない特攻劇だったのですが…。
ネメシスの一言があったとはいえ、ギリギリで一線を越えずに踏み止まったのは、彼女もまたリトの気持ちを第一に考えてくれるようになった証左。
分かり易く恭子の回想を交えていましたが、ララやルンの変化は、リトが齎した物だと。
リトが彼女達の気持ちを蔑ろにしないから、彼女達もまたリトの気持ちを大切にしてくれるようになった。
だからかな。
こういう前例を分かり易く魅せてくれるからこそ、ネメシス自身の変心も掴みやすいですね。
前回ネメシスはモモとこんな約束をしてます。
リトさんの人間関係に手を出さない事
モモからの2つの約束の1。
「約束」と書きましたが、はぐらかした感が強かったので、文字通りの約束という訳ではありません。
それでも釘を刺され、自身もモモには消されたくはないからと言っていたので、ネメシス自身の節度の中で守るのは確か。
その舌の音も乾かないうちに、ルンとの関係に手を出したような形になった今回。
ネメシスはやはり約束を反故にしたのでしょうか…。
違うかなと。
モモの真意は「リトの人間関係をネメシスが恣意的に乱す事」を禁じたかったのでしょうけれど、今回は「リトの気持ち」を考えての手だし。
今回の行為にネメシス自身の恣意は感じられません。
故に反故にしたわけではないし、即ち、ネメシスもまたリトの気持ちを考えて行動するようになっていると。
リトの優しさに救われ、彼の中で彼の気持ちを感じ取り、徐々に変化しているネメシス。
完全恢復後に彼女もリトハーレムの一員に加わることを窺わせる…その準備が着々と進行しているんだなと感じた回でしたw
終わりに
それにしてもネメシスが言うようにどこまでもポジティブなルン。
普通別の好きな人を告げられたら、振られたと同義と解釈するものなのですけれどね。
その辺りの根本的な考えが(ハーレム上等な)宇宙人と(ハーレムはダメな)地球人では異なるのかもですね。