「名探偵コナン」第106巻感想 乳母車に乗った烏丸蓮耶?

この記事は

「名探偵コナン」第106巻の感想です。
ネタバレあります。

特装限定版買ったのだ(3度目)

今回も特装版を購入しました。
絵コンテカードはパスして、通常版を買おうとしていたのですけれど、ふらっと17日に本屋に寄ったら、限定版だけ売っていたので買ってしまいました。
早く読みたい誘惑には勝てなかったよね。

ただ、買って良かったと素直に思ったのです。
絵コンテカード、良いわ。

今年の劇場版でことごとく良いと思えたシーン、それらがしっかりと青山先生の修正が入っていたことが分かって。
かなり感激。

特に1枚目と8枚目。
修正前の絵コンテが不明だけれど、青山先生の付箋から察するに「聖に手を振ったり愛想を振りまく和葉」からの変更だったようで。
平次一筋の和葉が、他の男(ここでは聖)に対してその気が無いのに「誘惑してるみたいに見える」のは確かに拙いし、嫌すぎる。
キャラ解釈の不一致になりますからね。

8枚目は、もうね蘭の表情に尽きます。
元々はギャグ顔じゃなかったのね。
あのシーン、直前の聖への早すぎて一部の人にしか見えない手刀と相まって、くっそ笑ったんですよ。
特に蘭の表情が最高だったのだけれど、まさかここも青山先生の提案だったとは。

劇場版への先生の貢献度の高さが分かって大変良かったです。

さてネタバレ防止の紙幅も取れましたので感想に入ります。
(今回も2024年10月17日時点で「コナン編纂室」の更新が無かったため、事件名は僕が適当に付けています。ご了承ください。)

File.324「トラカゲが届けたSOS」

これNHKの「プロフェッショナルスペシャル」でネタバレ食らったやつ其の1(笑
紙飛行機1つでここまでネタを膨らませる先生のプロフェッショナルが凄い。
ちなみに犯人は、千速と同じタイミングで分かりました。
容疑者出てきたら取り合えず利き手を確認するよねwww

File.325「誘拐された梓とコナン」

あ、これ事件性の無い奴だ…という勘が働いたものの。
うん。
普通に刑事事件よね。拉致監禁。
よくもまぁ平和的に解決したものだ。
トリックというか知恵袋的には、このエピソードで一番のお気に入りは、南京錠の開錠方法。
面白いね。
真似してみようとは露も思わないけれど、まぁ最終手段として試すのもアリかも。

それよりさ。

 

誰、あのおばあさん。
怖いんだけれど。
乳母車の中の子供?
終始顔が黒塗りで、怪しさ全開なんですけど。

おばあさんはベルモットの変装。
乳母車の子供は、烏丸蓮耶?

…いくらなんでも乳母車に乗ってるラスボスとか嫌だぞw

File.326「傀儡の悪魔連続殺人事件」

流石に長編は語ることが多い!!!
しかも事件方面もラブコメも盛り沢山のクライマックス!!

先ずは事件から。
3名死亡はかなり久々では。
2人目の事件時のトリックも、これに関しては凄く好み。
3つの「小技」の複合トリックだったと思うのです。
作品的には鏡とタブレットを使ったトリックがメインなのかもですけれど、僕としてはそれよりも被害者が落ちたタイミングを誤認させたトリックが気に入りました。
遠ざかる悲鳴と堕ちた時の音。
この2つを1動作で実現させているし、現実での再現性も高い。
シンプルながら面白味のあるトリック。

お話の方も悲劇性の高いもの。
読んでて胸に詰まるものがあるからダウナー系の話は好みじゃないんだけれど、印象には強く残りやすいよね。
犯人とは思っていなかったし、犯人であって欲しくなかった人物がそうであったということもあって、辛かった分「エンタメとして」は楽しめました。
過去のエピソードをガッツリと絡ませてきたのも意外性があって、そこも良かった点でした。
(本当に舞台にしてるよって思わずツッコんでしまったw)

 

さて、触れずにはいられないラブコメパート。
遂に平次と和葉、結ばれる。
和葉可愛くて好きなキャラだから、ようやく報われたかと感慨も一入。
紅葉もお気に入りになってしまったから、そっちは残念だけれど。

犯人側が悲劇的な結末を迎えたこともあって、平次と和葉のハッピーエンドがより強く「良かったなぁ」と感じたよね。

乳母車の子供

若がってるだろう烏丸。
あれがもしも本当に烏丸本人だとしたなら若返り過ぎだろ(汗

流石に違っててくれw

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