この記事は
「DRAGON BALL」のネタ記事です。
はじめに
「DRAGON BALL」にはハゲが多い。
鳥山先生が作画カロリーを少なくするためというのが通説となっていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
ハゲにはハゲなりの理由があるのではないだろうか。
1人ずつ考えてみました。
亀仙人
初登場時で、319歳という超高齢のお爺ちゃん。
25話でクリリンが初登場した際に、「わしはただのハゲじゃ…」と言っていますし、年齢から考えてもごくごく自然なことなのです。
アニメ「ドラゴンボール」129話では、アニメオリジナルとして18歳の頃の亀仙人が登場しました。
この時は、しっかりと黒髪が生えそろっており、老化によって毛根が死滅したことが窺えます。
クリリン
悟空の一番の盟友クリリン。
彼は幾度となく悟空に頭髪について弄られています。
1度目は、初めて出会った時の挨拶代わりに「はは…おまえのアタマ パチンコの玉みたいだな!」と言われています。
顔を真っ赤にして「武道を志すものはアタマをまるめて気をひきしめるものだっ!!」と反論しています。
事実彼が弟子入りしていた多林寺では、剃髪の慣習があったものと思われます。第21回天下一武道会の予選で再開した兄弟子2人もハゲちらかしていましたので。
だから、彼は武道家でいる間は、髪を剃っていて、引退を機に伸ばし始めました。2度目の悟空からの弄りは、そんな時でした。
悟空がセルとの戦いで命を落としてから7年。
武道会の会場で久々に再会したクリリン(髪アリVer)に悟空は「おめえハゲじゃなかったのかー!」と驚いてました。
出会いから25年もの間、ずっと誤解していた悟空の方に驚きです。
チャオズ
本人は頑なにハゲじゃないと主張していますが、ハゲです。
間違いありません。
実のところチャオズがこの髪型の理由って作中では分かってないのですけれど、これはもうクリリンとの因縁(?)を作り出すためのギャグでしかなさそうです。
天津飯
三つ目人という宇宙人の末裔という設定の天津飯。(この設定は「DRAGON BALL大全集」で初出。本編、アニメ共に言及無し)
見た目上の彼の特徴は、なんといいましても額にある3つ目の目であることは間違いありません。
とすれば、当然髪型が重要になってきます。
額の目を隠すような髪型は、特徴を消してしまうためNGなのです。
前髪を上げてムースなどで固めるオールバックかハゲの2択しかありません。
そこで少し考えてみましょう。
例えば、オールバックにしていた場合。
この場合、激しい戦闘や水中に落ちてしまうと、前髪が下りてきてしまうという危険性を孕んでいることにお気づきかと思います。
特に惑星破壊規模のパワーで殴り合っている「DRAGON BALL」の戦闘シーンでは、どんなに強固に髪型を固めていても形は崩れてしまうこと必至です。
寧ろ、バトルの激しさを表現するために積極的に髪型は乱れさせられるでしょう。
戦闘前では、額に目が見えていて、戦闘が始まってからは見えなくなってしまうというのでは、デザイン上失敗の烙印を押されるのは必然です。
ならばこそ、天津飯はハゲである必然性があるのです。
三つ目人がハゲであるというのは、漫画の神様も採用してますからね。
ヒュールルンルン♪
ピッコロ(ピッコロ大魔王)
ピッコロも天津飯と同じ理由によって説明が出来ます。
彼らナメック星人の特徴の1つは、黄緑色の体色と尖った耳、そして、2本の触覚です。
恐ろしいことに「DRAGON BALL」世界の人々は、この触覚があるかどうかでピッコロ大魔王かどうかを区別していました。
もっと顔色とかで見分けろよとツッコミたいのですが、動物型、モンスター型、宇宙人など多種多様な人種が共生している世界なので、人種差別をしないという意味でもその辺は寛容な世界なのかもですね。
ともあれ、それほどまでにナメック星人にとっての触覚というのは、見分けるための重要なファクターであると見做せますね。
どんな髪型にしても、この触覚は隠れてしまうため、ハゲにする以外の選択肢は無かったのでしょう。
そもそも、最初の設定では魔族であり、ナメック星人というのは(まず間違いなく)後付け設定です。
人間とは大きく異なる外見ということからも、デザイン面でそもそも髪の毛という概念を与えてなかったのでしょう。
ナッパ
そもそもこの記事の出発点というか、発想の原点はコイツなのです。
数年前に「ナッパ戦のハゲ率は異常」というツイートを見て爆笑しました。
目の付け所が凄いなと感心してしまったのです。
さて、件のナッパですが、実は若い頃は髪がちゃんとあったことがアニメ「Z」では確認されています。
純粋なサイヤ人は滅多なことでは髪型が変わらないとはベジータの弁。
ナッパもサイヤ人の両親を持つ100%純粋サイヤ人なのですから、髪型が変わることは考えにくいのです。
しかし、「Z」の設定を前提とするのならば、彼はハゲになってしまいました。
一体何があったのか。
考えられる理由は2つですね。
1つは、激化する戦闘に毛根が耐えられなかった説。
ギニュー特戦隊のリクームなんかがいい例ですよね。
ベジータらの奇襲をまともに浴びて、バトルジャケットは砕け、尻が丸出しになってしまいます。
この時、リクームの髪はボサボサに乱れてしまうのですが、カットによっては心なしか頭髪量が明らかに減っているようにも見えます。
臀部の布地と一緒に、多くの毛髪が焼失してしまった可能性が高いのです。
ベジータ付きとなったナッパは、ベジータやラディッツと組んで多くの星々を巡っては、略奪行為を続けてきました。
最新映画「ブロリー」では、他にも仲間がいたようですが、少数精鋭であったことは間違いなく、それなりの死線も掻い潜ってきたのでしょう。
徐々に頭部は寂しくなり、星々を焼け野原にし続けるうちに、彼自身頭に焼け野原を作ってしまったのかなと。
2つ目は、ベジータにいびられ過ぎてストレスで禿げた説ですね。
パワハラ上司を持ったナッパは、ベジータの力に毎日ビクついて過ごし、気づいたら頭部が涼しくなってしまった。
考えられなくはありません。
ストレス耐性が見た目に反して低かったのかもですしね。
ただ、個人的には1つ目よりかは可能性はグッと低くなるのかなと思っています。
というのも、頭がハゲ上がる程ストレスを溜め込む前にベジータに抹消されてしまうんじゃないかなと。
ナッパらがミスしても叱責することはベジータの性格上先ずしないでしょうし、なんならナッパの事なんてどうでもいいと思っていた筈です。
関心が無いというのかな。
邪魔になったりイラつく行動を見せたら躊躇なく消すでしょうし、実際そうしてます。
毎日ビクついて自分の周りにいる人間がいようものなら、ベジータは排除してたんじゃないでしょうか。
という訳で、一応2つの仮説を用意してみましたが、個人的には1つ目を推します。
最後に
栽培マンは植物(?)だからですね。
とまぁ、デザイン上の理由からハゲになったパターンが殆どなんじゃないかなというのが個人的な結論でした。