このマンガがブレイクして!2019

この記事は

このマンガがブレイクして欲しいと願った記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

今年もやります

この企画の存在をすっかりまるっと忘れていましたwww
一応ここ数年毎年書いていますので、今年も書きます。

5巻以内、未メディアミックス作品だけを取り集め、かつ、過去の同企画記事で取り上げたことのない作品を挙げていきます。
わりとネタバレしちゃってますので、ご容赦ください。
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最後の西遊記

「週刊少年ジャンプ」の新星を青田買い。
まだまだ予断を許さない立場ではあるのですが、癖のない絵の見やすさとバトル描写のセンス、そしてなによりもストーリーテリングの上手さを主張したいです。
主人公自体が特訓や生まれ持った超人性で強くなっていく通常のバトル漫画とは異なり、主人公は普通の小学生。
恐らく今後もこのことは変わらずいくと思います。
その上で彼をバトル漫画の主人公に据えるという矛盾を、「彼の妹との信頼の厚さ」でカバーしているんです。

世界から拒絶された妹にたった1人、主人公だけが優しく接してあげるからこその信頼。
神に等しい力を有する妹は、だからこそその力を主人公に与えているという展開を説得力あるドラマで見せてくれています。

勿論これだけでも面白いのですけれど、10話にも満たない話数で「ブレイクして欲しい」とまで願えちゃう理由は、第1話の最初の1ページ目にあります。
ヘンテコな仮面をつけて妹がネットの動画に登場します。

最初は誘拐されたのかなと思い込んでいたのですけれど、そうじゃなさそうです。

妹が自主的に、動画を配信していたのだとしたら。
それも世界を滅ぼすために人類へ宣戦布告するためなのだとしたら。

妹がいるからこそ主人公は力を持ち戦えるのに、その肝心の妹が(恐らく)主人公の正義感に悖る行いをしている!!かもしれない
この先、一体どうなるんだろうという波乱を予感させてくれるのです。
この未来にまで恙なく連載が続いていれば、非常にワクワクできるバトル漫画になっているはずです。

サマータイムレンダ

「ジャンプ+」史上最高の作品が「彼方のアストラ」であることは疑いようがないのですけれども、「彼方のアストラ」に負けずとも劣らぬ存在になりそうだと確信しているのが今作なのです。
手垢のついたタイムリープサスペンスですが、主人公がタイムリープする理由を人外の化け物に設定している点は希少な気がします。
多くの同ジャンルの作品は、大切な人を守るためとか望む未来を勝ち取るためという理由で、何度も何度も同じ時間を繰り返しは挑んでいくわけです。
挑む度にあらゆる障害に阻まれ、次のループでは過去に出会った障害を回避する対策を講じていくという繰り返しになるので「ゴールに辿り着く確率」はループすればするほど上がっていくとも言えます。

当然今作もその構図は同じなのですけれど、話を複雑に、より面白く高めているのが件の人外の存在です。
最初のうちは主人公が失敗しつつも、その時の記憶を引き継げるという特性のお陰で、タイムリープするごとに優位なルートを選択してこれたのですが、ある時「主人公がループしているという事実」が敵にばれてしまいます。

「時間が戻るんだから、ばれても問題なくね?」と思われるかもですが、そこは人外です。
しっかりと向こうも「主人公が時間を遡行している」という事実を引き継いできます。
タイムリープ出来るからこその優位性を失ってしまうのですから、問題の難易度はグッと高まってしまいました。

予断を許さないサスペンスならではの緊迫感の高まり。
つまらないわけがありません。

さよならミニスカート

AKB48が作り出した「会いに行けるアイドル」。
「ブラウン管の中のアイドル(という表現は、今のテレビの構造上通用しなくなってきてますよねw)」から身近な存在になった分だけ良いこともあれば、悪いこともあるわけで。
実際に起きた「イベント中のアイドル傷害事件」をモチーフに「女性アイドルが事件で心に傷を負ったら」という切り口で元アイドルの少女の恋愛を描いた作品。
書店で大々的に売り出されていたことで購入した少女漫画ですが、その1巻は衝撃の引きを見せました。
「意外な犯人」というミステリのセオリーから想像はできていたものの、まさか少女漫画でヒロインの恋の相手が犯人でしたという展開を採用するとは本気で考えていなかったので衝撃でした。

2巻で「実は…」となるんですけれど、ただ、まだ疑っている僕がいるんです。
彼の無実は本当に立証されたのだろうか。
「容疑が晴れた人物が、しかし、やっぱり犯人だった」というこれまたセオリー的な展開になるんじゃないか…。
波乱だらけの恋愛模様にこの先も興味津々であるのです。

天国大魔境

石黒先生の作るお話は、視野の外からの意外な真相にぶっ叩かれるようなことが多いです。
「あれが伏線だったの?」っていうピースがいくつも繋がりあって、気づいたら全然違うパズルの絵柄を見せられている感覚。
なにいってんだか自分でもよくわからんけど、ニュアンスで受け取って~。
要するに、騙される気持ちよさを味わいたければ、石黒先生の漫画を読もうって話です。

さて、「天国大魔境」はまさにそんな石黒先生の専売特許に全振りしたような漫画。
謎だらけの2つの世界を舞台に物語は進行していくのですけれど、これ多分「真実」を知った後から読み返すと、全然違う印象を持つんだろうな…。
勿論確かなことは分からないのですが、石黒先生への信頼感を担保にしてる部分は多分にありますね。
「絶対に面白くなる」という揺るぎない信頼があります。

こう書くと、今は面白くないのかよと勘違いされそうですが、そんなことはありません。
まだまだ謎の提示段階なので、興奮を覚える面白さはまだ無いですが、それでも「どういった漫画か分からな過ぎて、真実を知りたい」という好奇心を掻き立ててくれる漫画になっています。
「分かんないけど、どうでもいいや」ってならないあたり、流石の匙加減ですね。
想像を掻き立てる「伏線に見えるもの」が無数にばらまかれているから…かな。
この中のどれが本当の伏線なのか…。ああ気になります。

東島丹三郎は仮面ライダーになりたい

縁日で売られているような子供用のお面を付けたいい歳したオッサンが仮面ライダーごっこしてる漫画…じゃなかったの?
いや、最初は間違いなくそんな感じだったのです。
幼少期にテレビの中の仮面ライダーに憧れていたオッサンが、1号ライダーのお面を付けて、無駄に鍛えられた体で強盗とかをやっつけていく様を面白おかしく描いたコメディ漫画。
途中でいい歳したOLのお姉さんがタックルのお面を付けて、同じように「正義の味方ごっこ」をする為に出てきたところは爆笑ものでした。
こいつらなにやってんだよとツッコミながら読んでいたのですけれど…。

いつものようにコンビニ強盗を成敗しようとしたら…まさかの展開に!!

あまりにも想定外の展開を見せ、いっきに先が読めなくなりました。
どうなっていくんだろうというワクワク感が詰まった漫画。
仮面ライダーごっこをしたことのある元少年・少女必読の漫画です。

ミステリと言う勿れ

もう既にブレイクしてる気がしてなりませんが、アニメ化もドラマ化も発表されてないので取り上げます。
…されてませんよね?

実に不思議な読書体験。
主人公の周りで刑事事件が起きて、それを主人公が解決していくという基本構造を持っているのですけれど、別に主人公は探偵でも警察でもないんですよね。
そもそも彼自身「事件を解決している」つもりがなく、ただただ持って生まれた洞察力で見抜いたことについて蘊蓄を交えて長々と喋ってるだけ。
で、気づいたら事件が解決してるというもの。

そういう考え方があるのか~とか、そんな深い意味があったのか~とか。
ついつい話術に引き込まれて、知見が広がる思いをしてたら、いつの間にか事件が解決してるから「おやっ?」となるんですよね。
とんでもなく上手いマジックに引っかかったような不思議な感覚。

タイトル通り確かにミステリじゃないので、ミステリ苦手って人にこそ読んでもらいたい作品。
けど、矛盾するようですが、ミステリ好きもきっと満足できるので、結局はどんな人にも勧められる作品。
上手く言葉に出来ないもどかしさがありますが、「話づくりが卓越した漫画」であることは間違いないと思います。

終わりだよ

以上の6本です。
ミステリとかサスペンスが多いですが、これは僕の趣味なのですみません。
どれもこれも先が気になって仕方ないですね。
早く続きが読みたい!!

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