「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第13巻 あやせif(上) 感想

この記事は

「あやせif」上巻の感想です。
ネタバレあります。

はじめに

発表から大分間があったので、忘れかけていた頃に発売となりました「もしもあやせが彼女になったら」というifルート番外編。
PSP版ソフト「俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル」のあやせ編に加筆修正が加えられたものなので、ゲームをプレイ済みのファンにはお馴染み。
僕としては未プレイでしたので、純粋に楽しめました。

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©伏見つかさ/かんざきひろ

感想になります。
…ところで、wikipediaに

いわお、浩平といったサブキャラクターのルートも設けられている

とあるんですが、どういうことなの!?
BL?
BLルートなの!?!?!?

感想

桐乃、黒猫、あやせは今作の好きなキャラトップ3。
三者三葉の可愛さがあって、だからこそ本編はちょっとキツイ描写がありました。
黒猫と別れたり、あやせが振られたり。
結局桐乃とも期間限定の恋人関係でしたので、ある意味誰ともくっ付かない終わりだったとも取れるわけで。

両親などの気持ちを考えて実妹との継続的な恋愛関係はしないという本人たちの意向を尊重するのであれば、真の桐乃ルートというのはあり得ない。
ならば、黒猫とあやせルートは見てみたい。
その1つがゲームシナリオのノベライズ化とはいえ叶ったことは、とっても嬉しいことです。

さてさて、そんな訳であやせルートですが、やっぱり会話が面白い。
京介が年上でも親友の兄でも躊躇なくガチツッコミを出来るあやせが素敵すぎて。
エロゲショップを勧められた際に、間髪入れず鳩尾にケリを見舞ってくるところとか素敵すぎる。
もう笑うよね。
京介としてはちっとも笑えない状況でしょうけれど、はたから見てると超楽しい。

やっぱね、ツッコミって変な遠慮が入るとつまらないじゃないですか。
そこは一種の信頼関係ですよね。
相手が年上とか関係なく、本音の本気でツッコんでも関係にひびが入らないという信頼感あればこそなのかなと。

それにしてもね、京介やっぱヤバイ奴だわ。
本編中はなんてイカした主人公なんだと尊敬の念で見てましたが、冷静になってみるとヤバい奴だ。
例え嘘とはいえ、実妹に妹エロゲを予約したとか普通言えんわ。
桐乃が妹もの好きだとは言えさ、そこはもうちょっとマシな嘘つかないと。
姉ものにするとか。
(言った瞬間に桐乃との戦争に突入するけど)

他にもあやせの「付き合ってください」に「結婚しよう」で返すとか。
中学生に言うセリフじゃねぇ。
いくら女性が16歳で婚姻できるとは言え、性急すぎるとかいうレベルじゃねぇですよ。
「いやです」の一言で済んで良かったですよね。
ツッコミの勢いで命取られててもおかしくなかった。
流石のあやせも好きな人に告白した次の瞬間に、好きな人を殺めることは躊躇したのかもしれませんね。

感想としてはこの程度なのです。
本編をあやせ中心に再構成したような展開でしたので、新鮮味という点では薄かったかな。
久々の「俺妹」なので、それでも十二分に楽しめましたけれど。
下巻ではいよいよ完全に未知の領域です。

どうやってブラコンの桐乃に納得してもらうのか。
そこが修羅場になりそうかな。

終わりに

これで終わっても良かったのですけれど、好きだからこその不満点も書いておきます。
もう少し小説に直してほしかったかな。

ゲーム用のシナリオテキストと小説では、やっぱり趣が異なります。
役割がまるで異なるんですよね。

小説は、キャラの心情から動作、風景描写など至る点について書く必要があります。
文章以外から情報を得る手段が無いためですね。

しかし、ゲームでは違うんですよ。
セリフを中心に置いて、心情描写など所謂字の文は、最低限でも構いません。
SLGですと、絵(立ち絵やイベントCG)があるし、フルボイスであれば声優さんの演技もある。
音楽だって有効な情報伝達手法ですしね。
小説では全部1人でやらなければならないところをゲームでは絵や声優さんの演技、音楽などに分担出来ます。

とすると、今回の13巻はゲームシナリオから小説に直したもの。
直しきれてないなと感じることが結構多かったです。
特に2章で強く感じました。

下巻は来年発売。
「エロマンガ先生」とか色々とお仕事重なっていて大変だとは思いますが、もう少し修正してくださっていると嬉しいです。

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