あらすじ
「好きな人がいるんだ」 正宗がそう言ってムラマサの告白を断ったと聞き、喜ぶ紗霧。
だが不器用な二人の距離は簡単には詰まらない。
そんな中、新作の文庫化に向け、泊まり込みの仕事に出掛けて行く正宗と家で一人留守番をすることになる紗霧。
二人それぞれに気掛かりなのは、お互いのことと浴衣姿、準備が進む花火大会のこと――。
黒猫登場に吹いた
まさかの黒猫姉妹登場w
こういうの好き~。
さて、メインキャラが出揃った「エロマンガ先生」。
遂に国光君も登場。
爽やかイケメンなのですが、アニメでは、あまりそういう面が描かれずに終わりそうな登場のし方でしたね。
この分だと草薙リュウキはオミットされそうです(笑
ああいう「負の面」を背負ったキャラは不要と判断されたのでしょうかw
OPを見る限り、アメリアも出てきそうな気配はないですし、京香も出て来ない可能性が高いです。
ここにきて、ようやくシリーズの全体像がうっすらと見えて来たかなという感じです。
家族
承知の通り、正宗と紗霧は両思いです。
それなのに、何故すれ違っているのかと言えば、この「家族の捉え方」にズレがあるんですよね。
正宗は紗霧と兄妹になりたい。
兄妹として家族になりたいと思っていて、故に、兄妹間での恋愛は出来ないと考えている。
それでも1人の女性として紗霧を愛していて、告白。
「兄妹で恋愛は出来ない」という勝手な思い込みからか、勘違いで断られたと思い込んでいる。
紗霧は正宗と家族になりたくない。
恋人になりたい。
だから、正宗を「家族」である「兄」として見なしたくない。
今回紗霧は気づきました。
正宗が家族を欲していることを。
だから、一時的に受け入れ、しかし、自分の想いとは裏腹に遠ざかってしまったと懊悩とする。
2人は血の繋がりが無いのだから、戸籍上結婚できます。
結婚すれば、立派な家族です。
2人の想いは成就するんですよね。
けれど、紗霧はそこに思い当れない。
正宗は叔母・京香との制約やら色々なモノに囚われて、そこまで考えられないでいる。
ただ京香が出ない以上は、今回の告白で霧は晴れました。
家族を喪った事が悲しい。
だから、誰よりも正宗は家族を欲している。
今回紗霧は妹として妥協点を見出しましたが、もう少し勇気を出せば、この兄は陥落出来ますw
原作が終わりそう
原作が次の9巻で終わる可能性があります。
だからというのもあるのですが、アニメも1期で終わるんじゃないかなと思えて来ました。
最初から2期は考えてないのかなと。
そう感じたのは8話のアバンを見てですね。
正宗ってちょろいんですよw
敵対してたのに、ムラマサを滅茶苦茶好きになったと言ってます。
自分の小説を褒められたから…と。
これを紗霧が聞いたことがとても大事。
正宗のアイデンティティって書いた小説を楽しんでもらうことなんですよね。
原作8巻のネタバレに抵触するのでこれ以上触れませんが、残り話数(1話もあれば充分なので、最終話手前)で、8巻相当をアニメ化。
そこで、世界一大好きな紗霧が正宗の中でこれ以上無い存在へと昇華される出来事が語られます。
「家族に関する認識のずれ」が解消されるほどのことが。
大幅に端折ることになりそうですが、原作もアニメも着地点は同じなのでしょう。
ハッピーエンドに向かって、第8話のアバンでしっかりと伏線が張られていた気がしますね。
終わりに
部屋から出ることも困難な紗霧が、意図も容易く部屋から出てきました。
この点からも、原作の重たい部分は端折っているのが分かります。
多くのエピソードがこれで使わなくて済みました。
残り4話。
次回は、どうやら水着回かな。
インターバルを挟んで、残り3話でクライマックスという感じでしょうか。
紗霧の夢が叶う最高のクライマックスになると思っています。