はじめに
アニメを楽しく拝見して、原作に手を出してみて、改めて、上手にアニメ化されてるんだなと気付いた次第です。
見事なまでの錯綜っぷりに内容知っていても笑みが出ますね。
祐が面白い
錯綜系の中心にいるのが主人公の景太でも無ければ、メインヒロインの天道花憐でも無いのが面白いポイントでしょうか。
最初はイライラしつつも、景太と腹を割って言い合う事で仲良くなり、その感の良さから景太まわりのヒロイン関係のことを悉く見抜き、なんとかしようと画策・奔走している上原祐。
彼がなんといっても面白さに於けるMVPですね。
祐が動けば動くほど、自体は混迷を深め、あろうことか自分自身の恋愛事情まで絡ませる始末。
亜玖璃という相思相愛の彼女がいながら、段々とお互いに疑心暗鬼になっていくところなんか、なんでそうなるんだと思いつつも、その誤解の仕方が自然なので、コメディとして成り立っちゃっている。
祐視点の物語はだからこそ面白い。
景太が主人公として相応しくないw
1つ問題があるとするなならば、主人公気質があるようでない景太視点で語られることでしょうか。
なかなか花憐との接点を持ってくれないから、彼女の内面的な可愛さは他で補完しないといけないのが、この主人公のダメな部分ですね。
もっと積極的に絡めばいいものの、別の意味でこんがらがっていくので、でも、まあ、そこは次の展開でどうにかなるというか。
2巻以降のネタバレになりますが、早い段階で2人がくっつくことも納得でした。
小説は字の文を活かしてキャラを掘り下げ、美少女キャラはそこで萌えポイントを稼ぐというもの。
景太が景太のままだったら、何時まで経っても花憐の萌えポイントが増えていかないですからね。
ここら辺は自然の成り行きだったんだなと原作を読んでみて改めて感じました。
終わりに
では、2巻に入ろうと思います。
- 作者: 高橋つばさ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/03/25
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