はじめに
何を想ったのか、
アニメ⇒原作1巻⇒この短編集
の順番で作品に触れてしまい、ガッツリとネタバレされまくったnurutaです。
こんばんは。
現在風邪引いていて、喉痛いわ、体重いわ、頭悪いわ。
散々です。
そんな状況で読んでしまったよ、短編集。
最新刊だからと2巻までと一緒に購入したのですが、ものの見事に本編のネタバレを喰らいました。
当然ですね。
でも、それが良かった。
何故良かったのかは後回しにしつつ、先ずは短編集の感想から。
非常に面白かった
非常に面白かった短編集。
今作は「ぼっちで肩身の狭いラブコメ主人公にはなれない」と思い込んでいる景太視点よりも、その景太を正確に描写した第三者視点の方がはるかに面白いのではないかという気づきを与えてくれた1作となりました。
歩が良いキャラしてて、会話劇が楽しい。
また、彼女が秘密を抱えているってのが良いですよね。
景太には自分の性別をばれないようにしてる様が可笑しくて可笑しくて。
それと碧も可愛らしい。
天然お嬢様炸裂させていたり、歩の嘘に巻き込まれたりしつつも、歩を放っとけないところが。
これ、あれですよね。
百合百合ですよね。
歩はそっちのけは無いっぽいですが、碧は百合百合したい感じですよね。
そんなところも凄く良いです。
百合万歳。
短編集といいつつ、歩視点の連作外伝として、非常に続きが気になります。
章末に「雨野景太の交際相手が霧夜歩の部屋に踏み込むまで」って部分が、やたらとこちらの続きを読みたい気分を煽ってくる。
一体何があるんだろうかと。
巻き起こるであろうドタバタ勘違い劇が見て取れるようで、凄く楽しみです。
そう。
交際相手なんですよね。
別れるのかよ
噂に聞いて知ってはいたのですが、こう実際に字の文で読むと、驚かされます。
花憐と景太、別れるのね。
それ以上に驚いたのが、祐とアグリが別れた件。
どっちのカップルもお互いを嫌って別れたって訳じゃなさそうだし、未だに嫉妬オーラ出しまくってるから、何故別れる事になるのかが超気になる。
これは1巻から順番に読んできた人には伝わり辛い感想なんだろうけれど、いきなり短編集から読むというルール外の違法行為をしたからこその楽しみ方がありました。
しかも、しかも。
「雨野景太の交際相手が霧夜歩の部屋に踏み込むまで」ってことは、それまでに景太が誰かと付き合い始めるってことですよね。
普通に文脈を汲み取れば、それは花憐以外に存在しないだろうし、ずっとそう思って読んできたのですが、最後まで読むとそうとも限らない訳で。
やっぱり花憐はメインヒロインではなく、サブヒロインに”落ちぶれて”しまうのか。
空いたメインヒロインの座に千秋が収まるのか。
まさかのアグリが…。
外伝のなんとはない一文が、この先の展開を暗示していてワクワクするほかありませんね。
さて
という訳で、今度は本当に2巻を読みたいと思います。
- 作者: 葵せきな
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
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