1巻読んでも先が読めない漫画「ゴールデンゴールド」の展開を考察する

この記事は

「ゴールデンゴールド」の記事です。

実に不思議な漫画

なんて形容したらいいのか全く分からない。
ともかく不思議な漫画。
世にも奇妙な物語の漫画版を読んでる気分というのが一番しっくりくる感想。

まず1話の始まり方が謎。
どうみても時代劇のそれ。
耳の長い子供?が侍みたいな人に殺されてる風な場面から物語は始まってます。
侍は「奴だけがおらん」と言ってます。
4ページ目の1コマ目と2コマ目は、同じ場所を同じショットで捉えた絵。
海岸線には堤防が作られ、時が経った事を表しています。

間違いなく100年単位で時が経ったのでしょう。

そして物語は少女・琉花が気持ち悪い福の神?みたいなものを拾ったことで回り始めます。
侍が言っていた「奴」というのが、この謎の福の神なのでしょう。

この福の神。
島の人間には普通に見えることからも、「島民が支配されている」ことが窺えます。
福の神が悪魔だとしても、島民は逆らえないのです。
その証拠に、琉花のおばあちゃんとハルオがおかしくなってます。
ばあちゃんの耳が、福耳のように垂れてます。

1巻では、福の神が客を呼び、お金を齎す「善」の存在として描かれていますが、間違いなく「悪」ですよね、これは。
不吉な予兆がバンバンします。

島外出身の琉花がそれに立ち向かい、福の神を倒す物語になるんじゃないかなと推測しますが…。
どうなんでしょうね。

謎はともかく

琉花が可愛い。
やっぱり恋する女の子はとても魅力的です。
彼女の恋路も気になるところですね。

漫画賞ノミネートも納得

非常に魅力的な漫画だと思いました。
1巻だけだとわけわからないんですが、そのわけのわからなさが先を引き付ける。
恐らく琉花と福耳神との戦いを描いていくと思われますが、どうなるのか。
ちょっと見届けていこうと思います。

ゴールデンゴールド(1) (モーニングコミックス)

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