はじめに
「五等分の花嫁」の第1巻を買ってみました。
簡単にですがレビューです。
感想
誰しも夢想した事があるんじゃないでしょうか。
自分の好みの子が複数いたら…なんて。
双子、三つ子、四つ子、五つ子、六つ子…。
漫画とかアニメの世界だと、そういう「夢」の1つの答えとして用意される設定なのかなと。
最近アニメ界では、六つ子が旋風を巻き起こしてますが、漫画界の五つ子はどうなるんでしょう。
率直に言えば、まだまだ面白さが出来切ってない1巻かと思いました。
然しながら、五つ子それぞれの個性がしっかりと描かれているので、それぞれの可愛さがこの先十分に発揮されるといっきに化けるんじゃないかなと。
そういう意味では、買い続けたい一本ですね。
第4話の屁理屈が面白い
個人的に一番良かったのが、第4話。
5人が5人とも勉強が嫌いで苦手な中野さん家の五つ子。
以前やった小テストの結果は、5人あわせて100点だった…。
三女の三玖は、「5人の中で自分が一番頭が悪い」と嘆きます。
テストの点では一番だったのに、一番下だと。
五つ子だから分かるんだと。
それを聞いて、主人公の風太郎がこう返します。
「五つ子だから三玖にできることは他の四人にもできる。言い換えれば他の四人にできることは三玖にもできるということだ」と。
たまたま、小テストの結果が「正解した問題が一問も被ってない」ことに光明を見出した訳です。
問一に唯一正解した三玖。
三玖にできたのだから、他の四人も出来るようになる。
だって五つ子だから。
確かに屁理屈かもしれませんが、漫画ならではのロジックで、これは非常に面白いなと。
風太郎は誰を射止めるのか
物語のゴールが最初に描かれています。
五つ子のうちの誰かと風太郎が結ばれる場面。
果たして誰なのか。
顔からは誰なのか分かりません。
だって、五つ子だから。
風太郎は誰を射止めるのか。
5人は、風太郎から逃げます。
そんな5人1人1人と向き合い、風太郎と五つ子の仲は進展し…やがて誰かとゴールする。
「誰なのか」も興味を抱かせつつ、五つ子全員にしっかりと向き合わせるドラマが巧みで、この先楽しみしかありませんね。