この記事は
実写映画「ぐらんぶる」の感想です。
ネタバレあります。
「バカテス」作者の最新作!!未読!!
大人気ライトノベル「バカとテストと召喚獣」の著者井上堅二先生が漫画の原作を手掛けた!!
こんな書き出し方をすると、お前はいつの時代から来たんだと馬鹿にされそうですが…。
僕自身今作は未読だし、アニメを放送してたことすら知らなかった。
そんな訳で、実写映画も当初は見に行く予定を入れていなかったのですけれど、どんなものかなという興味本位で鑑賞することにしました。
「バカテス」は最高に笑えて、面白い。
だからと言って、こっちでも笑えるとは限らない。
そういう冷めた視点を持っていたのですが…ごめんなさい!!!
僕が愚かでした。
最高に、最高に笑えました。
作品が変わっても、バカの魂は受け継がれているものですね!!!
最高な馬鹿たちのバカ騒ぎを、最高のスタッフ・キャストがクソ真面目に作ってるのだから、つまらない訳が無い。
なんだか言いたいことの全てをもう言い尽くした感があるのですが、感想を書きます。
戦隊レッド×ライダー≠ヒーロー
目が覚めたら全裸で大学のキャンパスに居た。
冒頭からとんでもなく馬鹿馬鹿しいシチュエーション。
主演の竜星涼さんが、惜しげもなく逞しい肉体美を披露しています。
ムダ毛も贅肉も無い、男でも美しいと感じちゃう肉体を曝け出して、股間を隠して全力で逃走する様は、それだけで笑えます。
何故こうなったのか思い出そうにも記憶が無い。
慌てつつも、少ないヒントからパンツを取り戻し、更に原因を探ろうとするも、気づけば2度目の全裸キャンパス。
ループしてるのではないかと疑いつつ、全裸疾走してると、目の前には全裸の犬飼貴丈さん。
キョウリュウレッドと仮面ライダービルドの夢の競演。
女子は変態だと悲鳴を上げ、お子様は「ち〇こち〇こ」と大はしゃぎ。
冒頭から20分余り、この実にくだらなくて、意味のないループを延々と見せられます。
レッドとライダーの裸だけがスクリーンに映りっぱなしの20分。
普通ならば「無駄」と切り捨てるところですが、「バカ映画」(誉めてる)ならば許される。
イケメン俳優2人が、あまりにも長すぎる無駄な時間を、裸一貫(文字通り)で体当たりの演技をしている。
全力でバカをやる2人の演技に爆笑というお返しをするのが、筋ってものだと思うの。
油断してたらまさかのどんでん返しが!!
脚本には、あまり連続性は感じられず、いくつかの短編を繋ぎ合わせたような印象が残りました。
内容もバカ騒ぎだけで、頭を空っぽにして笑ってればいいだけって感じで、終盤に盛り上がりなども無いんだろうなと考えながら見ていたんですよね。
少しだけ言い訳が許されるのであれば、若干の引っ掛かりはありました。
一番は主人公コンビが浜辺で決意を固めたシーン。
海へ何事か叫ぶ2人ですが、音声がオミットされていて、観客に叫んだ内容が分からないような演出をされていた部分。
隠す意味を見出せなかったんです。
それでも、深く追求するようなことでもないかと「演出の1つ」としてスルーを決め込んでいたのですが…。
よもや「コンフィデンスマンjp.」なりのどんでん返しが仕込まれていたとは!!
数々のシーンをプレイバックしての種明かしは、ただただ驚かされました。
嘘です。
ただただ笑いました。
あまりにもくだらなくて(笑
いや~でも山も谷も期待してなかったから、良い意味で裏切られましたよ。
終わりに
107分間終始同じノリでバカをやっているので、単調で飽きるという人もいるかもですが、僕は大いに楽しめました。