マンガの公式ガイドブックを買いたいと思えない2つの理由と買いたくなる2つの理由

公式ガイドブック、買ってますか?

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公式ガイドブック、買ってますか?
昔は必ずと言って良いほど買ってましたが、今は殆ど買ってません。

でも、出版社は昔以上に買わせようと必死になってる気がしてなりません。
昔は例えば「金田一少年の事件簿」。
「公式ガイドブック」を3冊出してましたが、当時は、サイズをB6版で出していました。
本編が新書版なので、ガイドブックの方が1回り大きいことになります。
本棚に並べると、違和感ありまくりです。
が、最近は新書版で統一してますね。

更に多いのが「〇.5巻」って表記にしてる事。
「名探偵コナン」の「10+」「20+」ってのも同じですね。
本編のコミックスと一緒に並べて欲しい・買って欲しいという意図が見えています。

でも、買いたいと思えない。
何故か?
その理由を書いていこうと思います。

その後で、これさえ収録していたら、ってものを書きます。

1.情報量

ココがダメ【マンガ内で語られている以上の必要な情報が得られない】

マンガの公式ガイドブックなのに、必要以上に活字ばかりで読むのに疲れちゃうんですよね。
それでいて、必要でいて、新しい情報が無いんです。

基本的には、外部のライターさんが取材をもとに構成・執筆している為、僕らが欲しているような情報って出て来ないんです。
やはり副読本っていうくらいですから、本編の中で登場した情報と本編に関わって来ない差し障りの無い情報しか書かれていない事が多い。

「本編のまとめ」の域を出てないので、買わなくて良いかなと思ってしまうのです。

こうすれば買う【知りたかった情報が載っている】

例を出した方が早いですね。
最近最も凄いと思ったガイドブックが「それでも町は廻っている 公式ガイドブック 回覧板」です。
以降、この本を「良い例」として出していきます。

「それでも町は廻っている」の特徴の1つに、時系列シャッフルというのがあります。
主人公・歩鳥の高校3年間の日常を時系列をバラバラにして描いてきました。
これを時系列順で知りたいと何度考えた事か…。

しかも、「知りたい」と読者に思わせる仕掛けが施されていたのだから尚更です。
最終話の1話前に、「つづく」って表記があって、最終話…となっているのですが、この「つづく」の「本当の続き」がどこなのかが明かされているのです。
「作者が考える本当の意味での最終回」が何話だったのかが明かされている。
これ読んだ時、時系列シャッフルを利用した作者の巧妙な構成に心から感嘆しちゃいました。

ちゃんと時系列が載っていたりして、「知りたかった情報が載っている」。

このガイドブックの知りたかった情報というのは、作品が完結したからこそ出せる情報ではありますが、「これがあったから買った」最大の理由となりました。

2.マンガ

ここがダメ【マンガのガイドブックなのに活字だけ】

よくあるんですよね、これが。
マンガの副読本なのに、全編活字。
小説じゃないんだから、どうせなら本編コミックスに未収録のマンガが読みたい。

カラーイラスト…。
うん、何も無いよりかは嬉しいけれど、カラーイラストは画集という形で見たいかな。

こうすれば買う【新作マンガを収録】

新作というか、先程も書いたように本編に未収録のマンガですね。
「それでも町は廻っている 公式ガイドブック 回覧板」には3本も載ってますし、「Q.E.D.-証明終了-」の公式ガイドブックにも載っていたので速攻買いました。

作品によっては、描き下し漫画が付いてたりするので、そういうガイドブックは買いですね。
あ。原作者とは別の漫画家さんが描いたようなのはNGですね。
ちゃんと原作者が描いたマンガじゃないと。

終わりに

最初は「3つの理由」としてたのですが、どう頑張っても2つしか思い浮かばなかったので、2つに減らしました。
くそう。
3つの方が数字的になんとなくいい感じなのにな。

まあ、なんというか…。
目新しい情報か未収録マンガが付いてないと買う気起きないよねって話です。

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