はじめに
いよいよ明日から「逆転裁判~その『真実』、異議あり!~ Season2」の放送が始まります。
初期3部作最終作にして、シリーズ最高傑作「逆転裁判3」を中心としたアニメ第2期です。
今回は、このアニメの魅力をお伝えできればと思います。
尚、第2期も1期同様全24話という想定の下書いています。
重要事項を振り返る
成歩道龍一を主人公とした初期3部作は、綾里家の物語でもありました。
1期で描かれた伏線を今一度纏めておきます。
全ての始まりはDL6号事件でした。
御剣の父親である御剣信が銃殺された事件。
この事件の真相を明るみにすべく、呼ばれたのが倉院流霊媒道家元の綾里舞子。
千尋と真宵の母親ですね。
舞子は、信の霊を降霊すると「灰根高太郎」を告発。
しかし、灰根は裁判で無罪。
「偽物」のレッテルを貼られバッシングを浴びた舞子は、世間から姿を消します。
死者をも騙した真犯人による企みが結果として、舞子を追いつめてしまったという訳です。
まだ幼かった千尋は、母の失踪の理由と事件の真相を探るべく弁護士を目指します。
時が経ち、現在。
長らく空席となっていた倉院流家元の座を狙い、舞子の実姉である綾里キミ子が暗躍します。
キミ子は娘である春美に家元を継がせるべく、もう1人の家元候補である真宵の抹殺を図ります。
とある事件を裏で操り、真宵をその事件の犯人に仕立てるべく計画を立てて、実行に移すも成歩道が解決して失敗。
キミ子は「まだ終わってないんだからね」と捨て台詞を残し逮捕されます。
舞子はどこにいるのか?
生きているのか、死んでいるのか…。
キミ子の「更なる計画」とは?
「DL6号事件」から始まった倉院流お家騒動は、この後壮大な事件へと発展していきます。
1クール目を予想
第1話の予告や特報から推察するに、前半1クール目は本筋とは無関係のエピソードで終わりそうです。
最初のエピソード「失われた逆転」は、「逆転裁判2」の第1話にあたります。
アニオリとしてゴドーを出す以外は、原作通りに淡々と進行するんじゃないかな。
多分1話で終わる。
続いては「3」第2話の「盗まれた逆転」。
1期で春美が割ってしまった倉院の壺が怪人☆仮面マスクに盗まれる事件が発生。
最終エピソードに繋がる伏線的なものがあるんですが、流しても大丈夫な部分なので、アニメでもあっさりと流すんじゃないかな。
ここまでは確定ですね。
あとは、予想ですが「失われた逆転」を持ってきた以上は、「逆転のレシピ」(「3」第3話)も映像化されるのでしょう。
でも、これだと話数が余っちゃうんですよね。
この3つのエピソードで合計7~8話。
「逆転のレシピ」は長かった記憶があるので、合計8話と見做して、残り4話。
そこで、余った話数を「蘇る逆転」で埋めて欲しいな。
唯一未プレイのエピソードなので、アニメとして見たいエピソードの1つだったんですよね。
もし3期(原作の「4」以降)をする場合、宝月茜初登場となるこのエピソードは外せないし、千尋の後輩である宝月巴はなにかと使えそうなキャラです。
1クール目の締めとしても相応しそうな規模のエピソードだし、宝月姉妹を出す為にもやって欲しいですね。
原作通りならば後半まで出番のない御剣も出せますしね。
余った話数で何をやるのかは定かではありませんが、前半はこんな感じになるんじゃないかなと予想しておきます。
怒涛の後半2クール目
オープニングとエンディングを変えて、さぁ、後半戦。
過去と現在を行ったり来たりすると視聴者を混乱させてしまう恐れがありますよね。
だから、時系列は守る気がします。
とはいえ、唐突に6年前の話から始まるのは不親切です。
なので、2クール目はオリジナルエピソードから入るのかなと。
なんやかんやで千尋を偲ぶ面々。
巴を無理やり登場させて、千尋との思い出を語らせて。
話の終りに「そういえば、先輩の最初の法廷で~」みたいな強引な繋げ方をするw
そうやって「始まりの逆転」で千尋のエピソードを始める。
3話は使って欲しいですね。
その後は、「思い出の逆転」(2話)⇒「華麗なる逆転」(7話)と繋げていく。
原作で「始まりの逆転」は、「華麗なる逆転」で●●しちゃう●●●が当時の捜査資料を読んでいるという流れで始まりますが、ここはカット。
2クール冒頭からいきなり●●●が●●してる姿は衝撃的だし、何故という興味を大いに引くとは思うのですが…。
ですが、分かりやすさを重視して。
この構成なら最終章に7話使えます。
超絶長いエピソードですし、プレイヤーキャラも2度変わります。
オールスターです。
7話なんて少ないくらいかもしれません。
後半に重要なエピソードを纏めてくれると見ていても分かりやすいし、緊張感もドンドン高められます。
こんな感じの後半にして欲しいなと言う願望でした。
終わりに
第1期第1話で次のようなカットがありました。
成歩道の部屋を描いたこのカット。
注目は左上に無造作に置かれているド派手な服。
ハートマークの中に「RYU」と刺繍されたピンクのアレ。
この服がこの時点でナルホド君の部屋にあることだけで、色々と語れそうなんですよね。
実は大学時代にプレゼントされたものなのですが…。
誰がナルホド君にあげたのか?
知らない人は、考えながら視聴するのも面白いかもしれません。
それはそれとして、2期はあまりにも予想外でした。
なんとなく作られる事は無いんだろうと考えてましたので驚きでした。
僕が最も好きなゲームである「逆転裁判」。
その中でも一番熱い「3」のアニメ化。
期待するなと言う方が無理です。
半年間楽しみ尽くしたいと思います。