この記事は
「妹モノ」の妹が何故変態なのか?という記事かもしれません。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
最初に
最近ブログの傾向が漫画に偏りつつあるので、アニメの記事も書きます。
といっても、内容はいつも以上に無い突発的なものなのでご容赦を。
以前記事にしましたが、本当に「妹ものアニメ」が増えてきております。
(ラノベ中心に)そういう原作が増えて来てるからというのもありますが、それにしても多い。
で、これら妹の特徴としては、皆お兄ちゃんが好きなんですよね。
好きと言っても”家族としての好き”では無くて、”異性としての好き”だったりします。
これが普通の感情では無い事は誰もが承知の事ですし、だからこそ、彼女ら妹は少し変わった性格をしてたりします。
ま、平たく言うと大抵”変態”の2文字に括れちゃう事が多いという事ですねw
そんな訳で、2010年以降放送された「妹モノ」4作品の妹の中で「誰が一番変態なのか」考えてみます(笑
尚、全てアニメ本編内で描写された点についてのみ評価の対象とします。
僕が原作を「俺妹」と「お兄ちゃんなんてぜんぜん以下略」しか読んでないからです。
ていうか、原作まで含めると考えるまでも無く桐乃がぶっちぎるのでw
エントリー4名
先ずは、エントリー作品のご紹介。
①「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 」から高坂桐乃
御存知「勉強できて、スポーツ出来て、モデルもしちゃって、携帯小説書けばアニメにもなっちゃう」パーフェクト妹の桐乃の登場です。
そんな彼女の趣味はエロゲー。妹いないのに、妹が大好きなのです。
立派な変態さんです。
優勝候補ですね。
②「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」から高梨奈緒
兄・修輔との「禁断の恋」を夢見る変態少女。
彼女が凄いのは、修輔とは「血が繋がっていない」事が分かっても、その事実にショックを受けるのではなく、「実の兄妹の禁断の恋」が成り立たなくなってしまった事にショックを受ける程。
兎に角兄の観察が趣味であり、兄の事なら何でも知っているリアルストーカー。
やはり優勝候補です。
③「この中に1人、妹がいる!」から神凪雅
おぉう。しまった。wikipedia見るんじゃなかった orz
う〜〜〜〜んと。ま、まぁ、アニメ版では彼女が妹だと判明して終わったので…。うん。
妹という事を隠して、将悟と恋仲になろうと奔走。
兄と恋人になりたいという一心は強く、当然優勝候補。
④「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」から姫小路秋子
「ぐへへ」とか笑う女の子ってなかなかいないと思うの。
兎に角「妄執的」という言葉がピッタリ当て嵌まるくらい兄・秋人が大好き。
肉体的な関係まで求める程です。
当然優勝候補ですねw
以上4名です〜。
神凪雅
変態かどうか…で考えると、真っ先に脱落するのは雅ですね。
裸で迫ったり、兄と知りつつ将悟と恋人になろうと考えたりと、まあ、普通の兄に対する感情とは違うものを持っている子ではあります。
その点だけを掻い摘むと「変態」という言葉で評してもあまりおかしくは無いかもしれません。
けれど、少し事情が異なりますね。
彼女はその複雑な生い立ちから、将悟とは「他人」として出会っていました。
その頃に彼女は「他人の男の子」として将悟を好きになってしまった。
この後に「実は兄妹」だと知った訳で。
元々「初恋の相手」だったのだから、まあ、彼女の言動も無理からぬことだったのかなと思うのです。
「家族として」再会するつもりだったとも言ってますしね。
割とマトモな雅は、このトーナメントからは脱落となります。
高坂桐乃
さて。
兄とどういう関係を求めているか…で、次なる脱落者を絞りたいと思います。
となると、脱落するのは桐乃ですね。
実際の所1期だけでは、桐乃が兄・京介にどういう想いを抱いているのかまでは測りかねる部分がありました。
いや。京介大好きだというのは間違いないんですけれどね。
ただ、何故京介と冷戦をしていたのか。京介を嫌いになっていたのかまでは描かれておらず、だから彼女の真意もぼやけていた訳です。
原作だとこの辺はもうハッキリとしているんですけれどね。
兎も角ですね。
京介と「仲の良い兄妹に戻りたい」と思っているのか「結婚したい」とまで考えているのか分かりかねる。
だからこそ、現時点では脱落となるんです。
奈緒も秋子も本気で「兄と結ばれたい」と思っているから。
変質的なまでに妹もののエロゲーを好んでいるという点だけだと、他と十分張り合えるんですけれどねw
奈緒 VS 秋子
という事で決勝戦〜。
どちらがNo.1の変態さんなのでしょう。
その前に改めて振り返ってみます。
奈緒。
ぶっちゃけ修輔のどこに惚れてしまったのか、少し理解に苦しむのですが、兎も角兄大好きな彼女。
奈緒の特徴は、やはりどこまでも周到な計画を張り巡らす点では無いでしょうか。
修輔が自分に邪な感情を持っているという事を見抜いた上で、パンツをチラ見せしたり、バスタオル姿でうろついたり。
サービスタイムをあげつつ、「わざと見せているのではない」という演技という名の制裁を加える。
かと思えば、修輔の日常を子細に観察し、彼が自分以外の女子になびかない様に様々な画策を企て実行する。
修輔が変態であることを認め、そんな修輔の変態ライフを見て「お兄ちゃん最高だよ」と悶える。
うん。文章に起こすとド変態ですねw
秋子はどうでしょう。
彼女も負けじとヤヴァイです。
先ず、恐らく秋人との会話なり秋人の行動なりを全て完璧なまでに記憶しているのでしょう。
インデックスさんもビックリするくらい、時刻まで分単位で記憶するくらいで、これはぶっちゃけ恐怖です。
ライバルが登場しようものなら、ねちねちと小姑宜しく重箱の隅をつつくような事をしてまで秋人から遠ざけようとする。
その行為を咎められると「その通りです」と開き直る等、兄好きは堂に入っています。
彼女の場合、秋人と一緒にいられなかった長い時間がいけなかったのでしょうね。
その時間は、秋人の事を忘れさせるどころか、想いを病的に募らせる結果となったのかなと。
やっぱり負けてないな〜と思うのです。
結論は…
決め手はどうしましょう。
兄との関係が「義理かどうか」でしょうか?
確かにこれは大きな事です。
血の繋がりが無い場合、義理の妹が兄に対して恋慕の情を寄せるのは、普通の事になります。
常識的にも倫理的にも(やや引っ掛かりはあるものの)問題はありません。
しかし、血の繋がった実の兄妹の場合は大問題。
ではでは、奈緒と秋子の場合はどうか。
となると、変態度では秋子に分がありそうです。
ただ、実際の言動だけなら、個人的には奈緒の方が上だと感じるんですよね。
ん〜〜〜決めかねる。
まあ、いっか。同着という事でw
玉虫色という最悪な結果で申し訳ないっす。
妹が変態な理由
妹モノって「妹が兄に恋するのは変だという常識やそれに伴う倫理観を逆手に取った上で、笑いに転嫁している」面があります。
この手の作品は、兄が妹の誘惑に乗ってしまったら終わりだという事ですね。
あの手この手で、その誘惑を断ち切る事が必要な訳です。
その一つが、「妹が変態だから」ですね。
秋人と秋子の関係がまさにそう。
秋子からの誘惑を秋人が軽く一蹴する様は、ギャグとして成り立っているし、作品を倫理的にもOKという事にしている。
だから、兄が引くぐらい・視聴者が引くぐらいに、妹を変態として設定するんじゃないでしょうか。
変態であればあるほど、コメディとして笑えるから。
秋子も奈緒も、あれだけの変態さんだから作品が面白い。
当然別口から面白さを追求している作品もあります。
「この中に1人、妹がいる!」がそれ。
これは妹を変態に見せるような努力?はされていません。
だからこそ、雅も真っ先に脱落させたようなものですし‥。
何が言いたいかと言いますと、「変態」という言葉を悪口として使っている訳では無いですよという事です。
妹モノの面白さを測るパロメーターの一つ。
そう捉えて欲しいのです。
最後に。
真の最強は桐乃です。間違いなく。