ラノベ三昧
ガガガ文庫が紙と電子が同時発売になりましたので、「弱キャラ友崎くん」7巻、「妹さえいればいい。」12巻を立て続けに読みました。
どちらも衝撃の展開が待ってましたね。
まずは「友崎くん」。
遂にぐみちゃんの大腿四頭筋にスポットが当たりましたよ。
待ってました!!
1巻読んだ時から、僕はこの展開を待ち望んでいたのですよ!!
でも流石は「友崎くん」と言ったところでしょうか。
まさか新しい方向性に向かっていくとは!!
Z軸に物語が進むとは思いませんでした。
王道のX軸か、前巻で告るという最終兵器を用いたY軸に向かうものかと思ってましたもの。
そして「妹さえ」は悲しいかなクライマックスに突入。
あと2巻かぁ。これは素直に残念。
もっと読み続けていたかったですが、仕方ないか。
伊月が青葉(17歳)とベッドインして、警察に逮捕されちゃいましたからね。
これぞまさかのZ軸。
青葉の未成年ならではの瑞々しい肢体が、猛った伊月の男な部分に貫かれてしまった時には、一体どうしてこうなったと頭を抱えそうになりましたが…。
いや~、いい大人が未成年とやっちゃ駄目だよね。
頭も丸めて、出家が必要なほどの罪を犯しちゃったよね。
あと2巻、どうなるのか。
残念ですが、目いっぱい楽しみます。
そんな中で「友達の妹が俺にだけウザい」も読みました。
一色いろはを彷彿とさせるタイトルに惹かれて、表紙イラストに心を奪われました。(同じ意味か)
これは読もうと決めてたんですよね。
で、ちょいと話変わりますが、最近とあるラノベのCMが気になっていました。
こう見えて僕は頭脳戦とか心理戦、コンゲーム系のお話が大好物なのです。
そんな僕の琴線に触れるワードを散りばめたラノベで、読んでみたいなと素直に思わされちゃったんですよね。
ただ残念頭脳を持つ僕は、タイトルを失念。
少ない記憶を頼りにネットの海を彷徨い、ようやく「自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?」というタイトルに行きつきました。
そこからはいつものルート。
まずネットで簡単な感想を拝見する作業に入りました。
うむうむ。
なかなかに評判がいいです。
期待通りの内容ぽいです。
それが分かればもう十分。
気づいたらもう購入していました。
そうして今読んでいるのが「ノーゲーム・ノーライフ」です!!
確かに面白いです。
単純なルールのゲームを先の読めない展開で魅せる手腕は、感服ものです。
…。
え?
「自称Fランク」はどうしたんだって?
…ですよね~。
だって、どの書評サイトでも「ノゲラ」が挙げられていたので、こっちが気になっちゃったんですよね。
はい。すいません。今度読みます…。
というか、読みたいと改めて思いましたよ。
「友達の妹が俺にだけウザい」のお陰で。
作者同じなんですね。
買ってから知りました。
知ったうえで本作を読んで、面白い物語を紡ぐ作者さんだという認識を持ったのです。
だから、読みたくなりました。
感想
前置きが長くなりましたが、本作の感想です。
あとがきにもありましたが、今作は
タイトル→キャラクター→物語
という順番で作られたそうです。
なんだかこれだけ聞くと、物語性が薄っぺらく思えちゃうから不思議です。
そんなこと無かったんですよ。ほんとに。
確かに深い含蓄が込められているとか、二重三重に張り巡らされた伏線を回収していくとか。
テーマ性やトリッキーなことは何もなく、エンタメに徹した単純痛快な物語ではあります。
そこは否定しません。
けれど、じゃあつまらないかというと否なんですよ。
「普通のことを普通に書く」ことも覚束ない作品もある中で、しっかりと地に足の着いたキャラクターを生み出し、彼らを活かした物語を紡ぐことは僕らが思っている以上に難しいのかもしれません。
そういった「普通」をしっかりとやってくださっているので、つまらないわけがありません。
今作が書かれた経緯に納得できるほどタイトルとキャラ、物語が一致していて、矛盾が無いんです。
それはまぁ、ある程度の予想が出来ちゃうってことでもあるんですが、それは別に悪いことじゃないですしね。
想像通りの「うざ可愛い」があったので非常に満足。
あと地味に大きかったのが、最初からシリーズ化を想定していたこと。
彩羽(いろは)と真白のダブルヒロインの本心をしっかりと表明したうえでのラブコメ争奪戦を予告してくるんですよ。
良いじゃないですか。
記号化されたキャラではなく、生っぽい等身大の女子高生達の「ラノベっぽいラブコメ」。
ワクワクしますよね。
好印象のキャラ達の楽しい会話をまだまだ読めるというのは、それだけでプラス加点ですよ。
またしてもお気に入りのシリーズが出来て、僕は満足でした。
終わりに
前置きのほうが長くね!?
配分がおかしいですが、気にしちゃ負け。
うん。
この3連休(有給取ってました。)は映画にラノベにと非常に充実しました。
「妹さえ」と「シャザム」の感想は、時間が取れたら書こうかと思います。
ではでは。