この記事は
「劇場版 呪術廻戦0」の感想です。
ネタバレあります。
はじめに
原作を読んだのは、昨年だったかな?
お恥ずかしいことに「WJ」電子版と一緒に配信されていた「GIGA」までは読んでいなくて。
急に読んでみたくなって全話いっきに読みました。
その頃は、こうして映画化されるとは思っても居なかったなぁ…。
感想です。
完璧な「東京都立呪術高等専門学校」だった
後付けでもファンサでも無く、正真正銘の「ゼロ話」。
「呪術廻戦」の前日譚であって、今作の続編が「呪術廻戦」。
けれど、「東京都立呪術高等専門学校」連載時には、「呪術廻戦」の構想は殆ど無かったであろうこと。
何が言いたいのかと言えば、「東京都立呪術高等専門学校」で描けなかった「呪術廻戦」の世界観があるという事。
京都の百鬼夜行で東堂が活躍した等々は、原作の「東京都立呪術高等専門学校」には無い描写でした。
さて、今回の映画、「呪術廻戦」を経ての映像化の為、まさにパーフェクト。
七海、猪野、冥冥、そして東堂ら京都高のメンツ。
「呪術廻戦」で登場した呪術師が百鬼夜行に当たっていた描写は、「これが見たかった」と思える素晴らしい補完。
映画としてスケールの拡大にも貢献していたし、ファンサとしても、そして完璧な原作の補完としても機能していました。
エンドクレジット後のシーンも同じ。
憂太とミゲルが何故同行してるの?と思いきや、これもしっかりと原作「呪術廻戦」のフィードバック。
第33話の扉絵で2人が一緒にいるところが描かれています。
憂太の言う「9月頃かな 五条先生がわざわざ会いに来てね」のシーンなのでしょう。(原作第143話参照)
恐らく。
「(ミゲルは)先生には会いたくないそうです」とは矛盾しちゃってますがw
大きなところから、細かな点に至るまで。
完全完璧な状態での「東京都立呪術高等専門学校」の映像化だったと思ったのです。
終わりに
短すぎますが感想を終わります。
なんにしても、バトルシーンは流石の迫力。
大スクリーンで堪能出来て良かったです。
あとは声優陣の演技。
緒方恵美さんは相変わらずの演技力。
「蔵馬」、「天王はるか/セーラーウラヌス」、「碇シンジ」
代表作は数あれど、乙骨憂太もその中に含まれることになるのかもですね。
幼児時代と青年時代と、見事な声の使い分けで痺れました。
ミゲルにはなんと山ちゃんこと山寺さん。
贅沢過ぎる起用だけれど、確かに「ボビーみたいな喋り方」(このセリフ当然のようにカットされていたけどw)を出来る達者振りは、出来る人いなさそう。
片言の日本語を自然と演じれるのは、本当に凄いことなんだと思う。
最後に花澤さん。
呪霊状態のだみ声までも可愛いと思ってしまった自分は重度の病気らしいw