この記事は
「週刊少年ジャンプ」2012年25号感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
「戦星のバルジ」 第1話 つらぬくもの
超ドストレートな本格バトルファンタジーですね!!
懐かしいような気分にもなる程王道。
でも、それが却って新鮮かもしれない。
最近のジャンプではご無沙汰でしたから。
前作「逢魔ヶ刻動物園」も楽しく読んでいたのですが、唯一気になっていたのが主人公の性格。
椎名のキャラは、ちょっとひねくれ過ぎていた。
ジャンプでやるならば、ストレートな性格していた方が好かれると思うのですよね。
その点、今回は直情過ぎる程直情。
本音をズバズバ言って、それに伴った行動をしているので、好感触です。
巻き込まれ型のお話で、それも手垢の付いたものですが、本物の王子が即座に退場というのは驚きました。
こういう意外性を入れて来ているので、今後も王道展開を踏襲しつつも、どこかで意外性のある展開を挟むようなそんな楽しい物語になってくれそうで大期待。
「ONE PIECE」 第667話 ”COOL FIGHT”
イエティ COOL BROTHERS 退場…だと…(笑)
まぁ、まだまだ終わらんでしょうけれど、結構あっさり敗れはしましたねw
それ程ルフィとローが一枚も二枚も上という事でしょうか。
どうやらゾロ達も純粋な勝負に負けた訳では無く、不意にKYPガス弾なるものを撃ち込まれてのものだったようですし、実際の実力も大した事なかったのかもですね。
さて、ローの目的。
これは完全に仲間の為という線を捨てた方が良さそうですね。
ルフィとの会話で「ウチと」という表現を用いていましたので。
「オレ」では無くて「ウチ」という一人称を用いたのは、ローが個人ではない=仲間が居るという事でしょうから。
そんなローの語るパンクハザードに眠る”重要な鍵”とは何でしょうか…。
それと同盟を結ぶことにどんな繋がりがあるのか…。全く分かりませんw
それにしてもローは頭が切れるというか、一筋縄でいかないというか。
新世界を渡る方策は2つあると彼は言っていました。
「四皇」の傘下に入るか挑み続けるか。
でも、ロー自身は3つ目の方法を採ろうと目論んでいるようですね。
「四皇」の座に納まる事。
その為に、”鍵”と”ルフィの力”が必要という事でしょうか。
これ言い回しが絶妙な気がします。
「四皇に挑み続けること」と「四皇を引き摺り降ろすこと」は決してイコールでは無いんですよね。
挑み続けた結果が引き摺り降ろす事であるからして、両者は過程と結果の関係であって対等では無い。
ルフィに対してはこの「過程」の方しか述べないで、「誰かの下に付く気はねぇよな」と挑発している。
これによって、ローはルフィに選択肢を失くさせたんですよね。
「挑み続ける」先の「結果」は「四皇を負かす事」と「四皇の軍門に下る事」の2つあります。
「決着が着かない」というのも入れても良い。これ入れると3つありますよね。
が、「誰かの下に付く気はねぇよな」という言葉で、「軍門に下る事」のみをルフィに印象付けている。
他の2つの選択肢をわざとルフィの頭から消し去ろうとしている。
新世界で生き残るには、自分達と同盟を結ぶしか無いと思わせる高等な話術!
…というのは考えすぎ?(笑
まぁ、ローは悪い奴とは思えないのですが、それでも誘いにホイホイ乗ると彼の思惑に利用されるだけになりそう。
「銀魂」 第四百訓 担当編集は一人で足りる
流石や。僕の期待なんてあっさり上回ってくれる!
今回は本当に笑ったwww
鯱の漫画回ってあまり好きで無かったんですが、今回は完全にやられましたw
漫画で告白するというワンアイディアだけで、よくもまぁこんだけ笑える話を作れるものですね。
プロは凄い。
非常に面白かったですw
「恋染紅葉」 シーン3 普通のコト
なんでヒロインを役者にしちゃったんだろう?と。
少年漫画のラブコメには相応しくないと思うんですよね。
読切の時にも焦点になってましたけれど、演技でのキスシーンとか、主人公にしてみれば有り得ない出来事だと思うので。
今回も自分が相手になっているのに「それは違う」と思いとどまるくらいに純情。
読切と同じような事はしないでしょうし、その辺はこの漫画のクライマックスの一つになるのかもしれませんね。
まぁ、恥ずかしがる紗奈が可愛いから些細な事なんですが(オイ
でも、早速新キャラに移り気な僕が居るw
「ハイキュー!!」 第13話 ”面白いチーム”
そっか。絵の迫力の原因がやっとこさ分かった。
描き込みが凄いからと思っていたのですが、それだけじゃ無かったんですね。
影山と月島がブロックしているカットとか顕著ですけれど、遠近感をわざと歪めて使っているというか。
このカットの場合、手を通常より大きめに描くことで、迫力を出して、前に飛び出してくる感を出している。
ちょっとした3D効果なんていうと大袈裟で語弊があるけれども。
この技法?を巧みに使っている。
だからこそ絵に迫力が出ているし、それが物語と噛み合って、相乗効果で面白さを演出している気がします。
って13話にして思う様な感想では無いですねw 遅すぎ。
にしても、こういう技法?。正式になんて言うのだろう?
別に珍しい事では無いので、名称があっても良さそうですが…。
「ニセコイ」 第26話 コイブミ
鶫メインの回。
うん。やっぱりこの漫画は表情が抜群にいいですね。
それだけで魅せられる漫画は貴重だと思います。
今回なんて、そんな表情を楽しむ回。
舞子にしても、楽にしても、そして鶫にしても。
皆言葉にしなくても表情が雄弁に物語っている。
それは僕ら読者にも、勿論作中の彼ら自身にも分かるほどに。
鶫の表情から「好きな人が居る」事を読み取った鈴屋君。
引き際が綺麗で素晴らしい好青年に思えたのは、僕だけかな?