この記事は
「けいおん! Shuffle」第1巻の感想です。
ネタバレあります。
1話感想でイタイこと書いてた
遂に新シリーズの第1巻が発売されました~!!!
読めましたので、感想を書きますね。
と、その前に。
僕は以前このブログで第1話の感想記事を挙げました。
その中で「シャッフルってどういうことだろうか」と考察を気取ってつらつらと書いた訳ですが…。
読み返すと本当に恥ずかしい。
それどころか、恥ずかしい通り過ぎて、最早哀れですらある。
Shuffle
これ、普通に音楽用語でした。
HTTや他バンドとメンバーシャッフルをするんではないかとか阿呆な予想をドヤ顔で書いていた当時の自分が憎い。
はい。
仕切り直して、感想です。
前シリーズと差別化が図られていて興味深かった
同じことをやっても仕方がない。
登場人物を変えてまで、同じ「けいおん!」の名を冠して始めた以上は、前シリーズとの差別化は必須です。
大ヒットを記録した自身の代表作とどう違いを見せてくるのか。
別にその点を微塵も考慮してなかった僕としては、見事に差別化が図られていた今作に唸ってしまいました。
違いを見せるときに有効な手立ては何かと言えば、僕はその1つに比較があると思っています。
AとBを敢えて似せるのだけれど、決定的なところで相違を見せれば、その違いはより浮き彫りになりますよね。
このテクニック(?)を徹底的に駆使されていました。
顕著なのは主人公の紫(ゆかり)。
おっとりしてる見た目や、天然に見えるところは唯と同じ。(唯は正真正銘の天然ですが)
しかし、唯とは違って、成績が優秀でしっかり者。
同じく姉妹がいるのだけれど、妹では無くて姉で、かつ、姉妹間にシスコンの気は無い。
2人とも幼馴染がいて、けれど、和とは異なり楓はバンドに参加している。
(幼馴染間の依存関係も唯・和とは逆なのも面白い。)
唯と似ているところを敢えて作った上で、性格など徹底的に変えて、唯との差別化に成功しているんです。
他にも、シリーズを通して初めて先輩が出てくる点。
さわちゃんを先輩とするならば、初めてとは言えないですが、在学中の先輩としては、莉子らがシリーズ初。
この辺りも後輩(梓)しか出てこなかった前シリーズとの差別化が図られています。
キャラクター周りだけの設定でも、こんな感じで違いを出しつつ、お話し的に面白かったのはしっかりと軽音楽を描いているところ。
HTTって楽器の練習シーンよりもティータイムのシーンの方が多かった印象が強くて(実際今回のシリーズでもティータイムしてたしw)、専門用語も(ほぼ)出てこなければ、練習方法についても特段語られませんでした。
ゆるふわななんちゃって軽音楽部漫画だったのだけれど、今回は割としっかりと軽音楽部が描かれてますね。
基本的なテイストはゆるふわを踏襲しつつも、随所でしっかりと軽音楽部漫画してる。
音楽方面について知識皆無の僕には、ピンとくることは無いのですけれど、こういった差別化は非常に興味深かったです。
あと、この先の展開によってどうなるのかは分かりませんけれど、ボーカルは出てこないのかもですね。
インスト主体でのバンドになるのかなと感じました。
もしそうなれば、これもHTTとの大きな違いとなりますしね。
今後も前シリーズとの違いを探して楽しんでいこうと思います。
久々のHTTに感激する
本編の時間軸は、唯たちが高校1年生の頃。
なので、唯たちが出てこないかなぁと願望を持っていたのですけれど、あっさりと出て来て吹いたw
いや、まぁ、基本的に顔出し程度ですけれど、久々の唯に感激。
(未だに唯は個人的No.1二次元美少女の座に居座り続けているので)
あぁ、いずれ本格的に登場して欲しい!!
と、思うのはやはりいけないことなのかもしれない。
まだまだ紫たちに馴染めてない証拠なので。
紫たちのことを好きになって、彼女たちの物語を楽しめるようになれると良いな。
ま。少し時間が掛かるかもですが、そんなに心配はしてません。
2巻を読んでるうちに、馴染んでしまう気がします。
最後に
1巻でいきなり1年生の冬休みまで話が進んでしまって、今回も数巻で終わりそうなのは喜ぶべきか悲しむべきか。
取り敢えず先輩たちのキャラが立ってるので、ゆったりとしたペースで進んで欲しいな。