「かぐや様は告らせたいー天才たちの恋愛頭脳戦ー」 第6巻感想

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「かぐや様は告らせたいー天才たちの恋愛頭脳戦ー」第6巻感想記事です。
ネタバレあります。

ニヤニヤが止まらない

常ににやけた顔をしながら読んでるので、傍から見てると大変気持ち悪いかと思いますが、大丈夫です。
僕は真顔でも気持ち悪いので。

いつも通り自虐も入った所で、本書の感想に入っていきます。

柏木さん視点は読者視点

第51話は柏木さんが会長と副会長の中を彼女の視点から見たお話で、これは実に僕らと同じ目線だなと。
こういった話を最初に持ってくるところに、コミックスの構成度の高さを思い知りますね。

作中では着実に時が経過し、人間関係も、個人も様変わりしています。
それを客観的に述べているのが、柏木さん視点。

かぐやさんはもう画風から変わってますからね。
冷めた視線は鳴りを潜め、角が取れたのが一目で分かるくらいの変化をしています。
正直滅茶苦茶可愛くなりました。
恋する乙女の可愛さ全開です。

1つ話が飛びますが、53話での脳内かぐやがその変化を象徴的に表してました。
作者の絵柄が変わったのではない。
かぐやさんが変わったのであると。

アホのかぐやと氷のかぐやの比較は非常に分かり易く、彼女の変化を見せてくれました。

ここで1つ提唱したい。
アホの子はかわいいということをかぐやさんが実践してくれていたという事を。

アホの子。

世の中にはアホの子という属性があります。
萌え属性の1つで、アホの子に付けられます。(そのまんま)

恋は天才たちをアホにするという名言を生んだ本作は、氷のかぐや様をアホの子かぐやちゃんへと徐々に変化させる事で、
「アホの子」=「可愛い」
という方程式を確実のものとしてくれたのではないかと。

恋する乙女が可愛いという誰もが認める事実と絡めることで、
恋するかぐや=可愛い=アホの子かぐや

久々の頭脳戦の筈が

第54話。
1人で会長の誕生日を祝ったかぐや。
会長はこの事をネタにして、かぐやを追いこもうかと思案するも断念。

しかし、かぐやはそうじゃなかった。
周到に罠を張り、会長から告らせるよう仕向けるべく、刺客として天然・藤原書記を放ってくる。

久々に副題を思い出したのかと思いきや、やっぱり恋する乙女回路が思考を邪魔するというねw

この話を読んだ後に、石上君の話は飛ばして(ヒドイ)会長ハイテンションの56話を読むと、もうね、ヤバい。
かぐやちゃんの慌てっぷりがヤバい。

星に見惚れて、普段より大胆になってる会長が服を掛けてくれたり、肩を抱き寄せてくれたり、一緒に腕枕で寝転がってくれたり。
恥ずかしさで顔を真っ赤にするかぐやの可愛さに僕もノックアウトされそうです。
会長グッジョブですねw

生徒会解散

生徒会が解散してしまいました。
今まで白銀のことを会長と呼んでいたかぐや。
瞳呼んで良いのか分からない。
ここで、会長の妹の圭のような積極性が会長にもあれば…。

ただ、あくまでも相手からしてもらう事を望む2人。
自分から下の名まで呼べとは言えない。

ここは完全にかぐやの負けでしたね。
会長には、2期連続で会長をやる意味も無い。
けれど、そこに理由を付けてやった。

「もう一度かぐやから会長と呼んで貰う為に」。
男・白銀御行は立候補する…。

感想

とても充実した内容の濃い巻でした。
客観的な2人の仲という始まりから、会長の誕生日などイベントをこなしつつ、最後は生徒会解散。
かぐやの思惑通り、藤原書記だけバイバイとなってしまうのかw
その辺どうなっていくのかも分からないですが、次巻楽しみになる引きでした。

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