アニメ「彼方のアストラ」とんでもない場所に伏線が張られてることに気づいた【ネタバレ注意】

アニメ「彼方のアストラ」の記事です。
ネタバレ注意。

ネタバレ絶対ダメ

最初僕はこの件をtwitterに上げようと思っていました。
ツイート1つ分で完結できるような内容だったからです。
しかし、それだと折角アニメ9話までをネタバレ無しで楽しんできた原作未読の方々の目に触れてしまうかもしれない。
すると、彼らの楽しみを奪ってしまいかねない。
そう危惧した為、敢えてブログに書くことにしました。

ここから先に書いてあることは、第10話以降で明かされるあるメンバーの真相に直接関係してくることです。
そういった情報の一切に触れたくないという方は、これ以上は進まずに退場してください。お願いいたします。

では、良いですか、良いですね。
今さっき気づいたことなので、かなり興奮気味なのですよ。
まさか原作既読の身でありながら、驚かされるとは思ってもみませんでしたので。
全く恐ろしいスタッフやで。

書き終わってから、ネットを徘徊してたら、普通にこの記事で取り上げている伏線に言及してるブログがありました。
だよね。
気づいてなかった僕がアンポンタンなんだよね。

謎の整理をしよう

第8話で何気なく調べたキトリーとフニのDNA。
実の姉妹だったらどうしようと浮かれるキトリーですが、これが衝撃の真実に気づく原因となりました。

まさかの全員クローン。

アニメではキトリーとフニの遺伝子しか調べていませんが、実は原作では、ザックとユンファのDNAの検査もしています。
それぞれ父の灰皿と母の携帯用歯ブラシを間違えて持参しており、それらと自分自身のDNAを検査。
2組とも一致という結果をもって、全員クローン説が推定から確定に変わったのです。

しかしながら、1人だけ微妙な立場に置かれた人物がいました。
アリエスです。
彼女だけは親(母)からの愛を受けており、アリエス自身その愛情を信じている。
不和を抱える他のメンバーとは異なる点であり、本当にアリエスは親達の抹殺対象なのかと疑わざるを得ない点ですね。

これがまだ判然としていない謎の1つ。

さて、9話の後半では、クローンの衝撃など吹っ飛んでしまうような事実が明かされました。
ここは本当、原作を読んで知っていたのに、それでも尚鳥肌が立つほどの展開でしたよ。

惑星アストラ。
カナタたちは地球から来たわけでは無かった。

原作コミックスでは、ここで4巻が終わるのですけれど、ゾッとしましたよ。
連載では追っていませんでしたので、まさかまさかの終わり方で恐怖を覚えました。
唐突にポリ姉視点に移って、今まで親近感を持っていたカナタたちが不気味な存在に変貌したのですから。

宇宙人なのか?
本当に?
英語を喋っているのに?
意味が分からなくて、ただただ恐怖でした。

まぁ、確かに何度も何度も彼らの母星の姿は描かれてきたのです。
けれど、地球だという先入観を持ってしまっていたので、大陸の形が違うとかは全く見てすらいませんでした。

そうそう。1話でのアストラ号の名づけの際のカナタのセリフ。
「アストラ」に対して「古い言葉だと星っつー意味があんのか」が違った意味になるんですよね。

とまぁ、これも大きな謎です。
惑星アストラとは何か。カナタたちは何者なのか。
地球はどうなっているのか。

謎多き現在ですが、「最初の謎」もまだ解けていません。
刺客は何者なのか?
ネタバレギリギリの発言になりますが、刺客は今船内にいるメンバーの中に存在しています。
しかも、その人物に辿りつく最大の伏線は、とっくの昔に張られていたりします。

今までそれに気づけなかったのは、大きなピースが足りなかったからです。
僅かひとかけらで現れる絵が変わってしまうほどの大きな大きな謎解きに必要なピース。
この重要なピースもここまでの間で登場したのです。

言うなれば、第9話は「問題編の最終回」となっています。
全ての謎が解ける状態に今、僕らは辿り着いているのですよね。
いよいよ次回10話からは真相編です。
怒涛の展開が待ち受けていますよと原作未読の諸氏を煽っていくスタイル。

と、こんなところで良いでしょうか。
原作読んでるからと優越感に浸りながら、自分が偉いわけでも無いのにドヤ顔で「おいおい君ら気づいてたかい?」というポジショントークは終わりましょう。
ここまで付き合ってくださった方もそろそろムカついて、離脱を試みようとされてるはずです。
それはブログ運営者としてはとっても悲しいのですけれど、今回はそれで構わないのです。
かなり露骨すぎるので、殆どの人が気付いていることなのでしょうけれど、それでも気づいていない人にまで、わざわざ強制的に気づかせるのは違うかなと思うので。

アニメスタッフが仕掛けた原作ファン(僕)も唸らせる驚愕の伏線。
それについてちょろっと書きますね。

隠したいものほど目立たせる

「金田一少年の事件簿」でハジメちゃんがマジシャンについて面白いことを言っていました。
「手品師は観客に見せたくないものほど、目立つ位置に置く」と。
隠そう隠そうとしてると逆に観客に気づかれちゃうので、敢えて堂々と見せちゃうって理屈らしい。
現実のマジシャンがどうなのかは不明ですが、まさかこれを「彼方のアストラ」で体験しちゃうとは…。

ちょっと話をずらして、このアニメの特徴は何でしょう…と尋ねるとどんな答えが返ってくるだろう。
声優が豪華とか、KADOKAWAアニメだと思ってたとか色々出てきそうです。
そんな答えの中の1つに「主題歌が流れない」ってのが必ず出てくると思うのですよ。

1話とか最終回とか、特別な回だけOPやENDを省いて、その分を本編に回す演出を採用するアニメは数多いですが、OPやENDが省かれることがデフォなアニメは、今作くらいではないでしょうか。
それほど主題歌が流れません(笑
契約で何回流さないとダメとかあるってこの間ネットで見かけましたが、マジなのかな。
だとしたら、相当特殊な契約を結んでるんだろうなぁ。
CDのCMは必ず目立つ位置で放送するとかなんとか。

そんな訳で、オープニングが流れるだけでファンは盛り上がって「今回はオープニングある~」という喜びにあふれたツイートが多く見受けられます。
本編に合わせてユンファの見た目が変わってたり、ポリ姉が追加されていたり。
アニメーションも細かく変化していってる部分も話題に上がってますね。

僕もそういう部分ばかりに気を取られていたのです。
だから…って訳ではないんですけれど、あんなに堂々と目立っていた伏線に今まで気づきませんでした。
第1話を見返していて、ラストにオープニングが流れて…それでやっと気づいた。
鳥肌立った。

これ、早い段階で気づかれちゃ拙い部類の謎の答えに直結した伏線ですよ。
それをこうも堂々と。
怖い。怖いわ、このスタッフ。
正気じゃない。(誉め言葉)

何がどう伏線になってるのかは、この記事では僕は書きません。
気になった方、気づいてない方は、探してみてください。
勿体ぶって申し訳ありませんが、これ以上のネタバレは避けたいという個人的な我儘です。

終わりに

さぁ、今から未読の方々のリアクションが楽しみです。
ワクワクします。
早く感想まとめ記事を挙げてくださらないかな、「あにこ便」様。
楽しみ。

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