この記事は
「鬼滅の刃」についての記事について。
あっという間にWミリオン
「鬼滅の刃」のコミックスの品薄状態が続いているようです。
僕が行く書店は、どこも大量に平積みされているので実感としては薄いのですけれど、世間的には「無い」のだとか。
アニメの影響で爆発的に売り上げを伸ばして、遂に最新19巻込みで累計4000万部を突破したようですね!!!
巻割りだと200万超えですよ。
アニメ放送前の時点で累計350万部ですから、凄まじい勢いで売り上げを伸ばしまくってますね。
ただ、これも有名税というものなのか。
目を疑いたくなるような記事も出て来てます。
記事元は「ロケットニュース24」さんです。
僕は数年前から「ポケモンGO」関連の記事をちょくちょく拝見しています。
今回個人的に「残念だ」と感じたのは、P.K.サンジュンさんの書かれた次の記事です。
【衝撃】「鬼滅の刃」と「魁!! 男塾」のあからさますぎる5つの共通点
やはり「ポケGO」記事を多く手掛けているライターさんです。
「スパイダーマン:ホームカミング」の吹替版を見に行った時に、氏の名前を見つけた時はビックリしたなぁ。
(今調べてみたら、その時の声優体験レポが見つかった。)
まぁそれはどうでもよくて、この記事。
何が残念かというと、「鬼滅の刃」と「魁!!男塾」の「あからさますぎる」共通点なんか1つも挙げられてない点です。
取り上げ方があまりにも雑ですよ。
件の記事で僕が残念に感じた点
先ずは、記事内で「あからさまな共通点」として挙げられている5点を列記してみましょう。
- キャラのファッションが個性的
- 「柱」など特有の呼称が存在する
- 主人公の名前が似ている
- 主人公が日本刀の使い手
- 主要人物が次々と死ぬ
最早言いがかりレベルである。
この程度の共通点であれば、無作為に選んだ漫画2本からでも探せるのではないでしょうか。
【疑惑】『鬼滅の刃』が「ジョジョの奇妙な冒険」に似ているとのウワサ → 読んで感じた “あの漫画” の気配
最近になってこのような記事を挙げていることからも、恐らくはネタなのでしょう。
恐らくというか、完全にネタと言い切っても良いのかもしれません。
各点でオチまで用意していることからも、「本気じゃないからムキになんなよ」的なメッセージが読み取れます。
(よくよく読むと「マジレス禁止でお願いします」って書かれてますね)
だとしてもですよ。
こういったことは、例え「遊び」でもやめて欲しいのです。
ましてやメディアが乗っかっていいことではないと考えます。
なんでもかんでもネタだからと許される訳じゃないと思うのよ
作者が「〇〇のファンです」とか「△△を参考にしました」とか公言されてるのならば別です。
そうではないのでしたら、あまりにも作者に対して失礼では無いでしょうか。
現代において、自作が「全てにおいて独自性溢れるアイディアで作られてる」なんていう作家さんはいないでしょう。
これだけ多くの作品が世に出てる中で、ゼロからアイディアを生み出すのは、ほぼほぼ不可能ですから。
1つ1つのアイディアには、必ず過去作の中に近似のアイディアがあり、作品とはその組み合わせでしかないのですから。
故に、「〇〇に似てる」と言わたところで、腹正しさを覚える作家さんは少ないと思われます。
でも、こうまで「同じだ」と言われれば、それが冗談であれ気持ちよくは無いはずなんですよ。
考え抜いて組み立てた物語を。
苦しんで生み出したキャラクターを。
軽い気持ちで、「〇〇と同じだ」なんて言われたら嫌になりませんか。
腹は立てないにしても、面白くは無いですよね。
少なくとも僕だったら、きっと心穏やかな気持ちにはなりません。
ささくれ立っちゃいますよ。
ネット上での「パクリ議論」の時も同じように感じるのですけれど、面白半分で放言していいことではありませんよ。
もしも、パクリだと思うのでしたら、粛々と関係各所に伝えればいいだけの話です。
不特定多数の見るSNS上(ネット上)で発言すべきことでは無いと考えます。
そのレベルにまで達してない今回のような事案は、最早ネタでもやめて欲しいですね。
少なくともプロの方がやっていいことでは無いのかなと思う。
もうちょっと作者に敬意を払って欲しいなと感じました。
終わりに
ネタにマジになって格好悪いと思われるかもですけれど、なんだか嫌だったので書きました。
僕は特別「鬼滅の刃」のファンという訳ではありませんけれど、それでも嫌な気持ちを少しは抱いたのです。
ファンにしてみたら絶対に嫌なんじゃないかな。(ネタとしてスルー出来る方だって勿論いらっしゃるでしょうけれど)
作者にしてみたら、もっとだと思うんです。
創作者に対して、あまりにも礼を失してるなと。
兎も角僕としては、「ネタだから良いじゃない」というレベルを超えてると感じました。
以上です。
駄文失礼いたしました。