この記事は
「約束のネバーランド」の記事です。
ネタバレあります。
5巻読んだ
5巻を読みました。
やはり脱獄までの流れはテンポ良くて面白いですね。
ゾクゾク、ワクワクさせつつトントン拍子で話が進展するので、読んでいて飽きません。
因みに、このブログはそろそろ化けの皮が剥がれてきました(笑
アクセス数がグングン落ちるwww
飽きられたんでしょうね。多くの方にw
それはさておき、「ネバラン」ですね。
読んでいて、面白いけれど、不安も抱いてるんです。
引き延ばされたら嫌だなと。
鳥山先生のギャグは面白い
漫画って人気が出ると、どうしたって引き延ばされてしまいます。
でも、読者からするとその判別って難しい。
印象論で引き延ばされてる・いないというのは言えても、その証拠を求められると窮してしまう。
作者が言明してくれない限り、僕らにはなかなかわからない事。
例えば、そうですね。
引き延ばされて無い代表例と言えば、「DRAGON BALL」でしょうか。
194話の最後のコマで「最終回で無いぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ」という亀仙人渾身のギャグが炸裂してるのは有名です。
421話表紙で「ドラゴンボールはもうちびっとだけ続くぞ。」というのは天丼ですね。
同じギャグを繰り返すことで笑いを誘う「天丼」という高等テクニックを駆使してます。
ギャグです。
決して鳥山先生が言外に「引き延ばされてます、こんちくしょー」って文句言ってる訳じゃないんです。
冗談はさておき、「Dr.SLUMP」、「DRAGON BALL」は引き延ばされたのが明確にされている例ですが、こういう「明確なの」は一握り。
あとは印象論が殆どじゃないかなと思うのです。
何が言いたいのかというと、引き延ばされても問題無い作品は良いんです。
けれど、引き延ばされたらダメなジャンルってある筈なんですよ。
僕はそれをミステリやサスペンスだと考えています。
伏線があるってことは、プロットも決まってる筈
ミステリもサスペンスも最初から最後までプロットが出来上がっていることが多いと思われます。
例えば「金田一少年の事件簿」。
事件の第1話の時点で、その事件の最終話までの大まかなプロットが出来上がっています。
たまに次の事件のトリックが出来ない等の理由で1話引き延ばされたりしますが(事実です)。
基本的には、最初から話数が決められていて、その流れに沿ってさとう先生がネームに起こしています。
「ネバラン」がどの程度まで決められているのかは不明です。
が、サスペンスという体裁を採っている以上、ある程度のプロットの元進行していると想像されます。
作中に伏線を仕込んでる以上、そういう事なんでしょう。
伏線というのは、その後で回収されるから伏線なのであって、「どういう風に回収されるのか」決めてるから張れるのです。
ということは、今のシリーズも大枠のプロットが既に出来上がっていて、それに沿って進行しているはずなんです。
出来れば、そのプロット通りに進んでもらいたい。
人気が出たからと言って引き延ばしたら、絶対つまらなくなりますもの。
テンポが良い。
今作品の面白い点は、やはりテンポの良さです。
「ジャンプ」では、早くもB06-32地点に到着し、次の目的地を決めようかという段階にまで来ています。
物語は順調に進行してます。
引き伸ばしは、この状態に水を差す状態です。
勿論、引き延ばされたかどうかは僕らには分からないでしょう。
けれど、印象でなんとなく想像出来ちゃう。
この後、順調に進んでいた物語がピタッと止まり、赤信号で止まったような状態になったとしましょう。
その時は、「ああ、引き延ばされてるんだな」と気づけると思うのです。
あくまでも僕の勝手な感想なのですが、この物語は引き延ばすことなく完結して欲しい。
そう願っています。
終わりに
最大2年という期限が決められ、壮大な世界に投げ出されても、細い光明を見つけては進んでいく少年少女達。
彼らの物語が留まることなくラストを迎えられることを祈っています。