この記事は
「のんのんびより」第1話の記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
どの程度の田舎か示すための1話
原作ファンの1人として、本当に大満足の出来。
良かった〜〜〜〜〜〜〜〜。
何といってもアバンがもうね、目を見張る。
長閑なBGMを背景に、日本の美しい自然をこれでもかと目一杯見せてくれたこと。
出足から、アクセル全開ですよ。
やっぱりこの作品の肝は、舞台設定にあると思っております。
どの程度の田舎なのか。
田舎って言っても色々程度の差があるじゃないですか。
駅前はそれなりに栄えているけれど、ちょっと足を延ばすと田園風景が広がっているとか。
全体的に町並みが広がってはいるけれど、「東京などの大都会」と比較して「田舎だな〜」と住民が感じるとか。
見渡す限りどこまでも野っ原で、誰がどう見ても田舎そのものとか。
アバンは、3つ目だということを全力で描いていました。
ああ。正真正銘の田舎が舞台なんだな〜と初見の方にも分かりやすく示していて。
だからこそ、れんちょんの「もしかしてウチ 田舎に住んでるのん?」の台詞が面白おかしく感じる。
最初の1話は、この作品の舞台が田舎であることが強調されていました。
より蛍視点で描かれたアニメ1話
原作から変更されていた点で最も大きいのは、蛍が転校してきたところから始まった事。
原作では1話から既に蛍はクラスの一員でした。
皆の友達からスタートしていた訳ですが、アニメではここから変えて来てました。
この変更で何が出来るかと言えば、蛍に自然と東京との比較をさせられる点でしょうか。
原作であったのは、鍵の件位かな。
アニメ1話では、しきりに東京と比較して、それがれんちょんの疑問に拍車を掛けるような流れになっていました。
1話の中で小さなエピソードがいくつも集まってましたけれど、結局は、全部「田舎か否か」の問い掛けになっていたかな。
それが1話全体のオチにも巧い事繋がっていて、笑いの面でもしっかりとしていたという印象です。
この作品を見ていく上で大切などれだけ田舎なのか。
正真正銘の田舎を舞台にしているんだよという事が1話使って描かれていましたね。
ところで、僕は横浜に住んでますが、山の方(歩いて10分くらい)に行くと普通に狸出ますwww
畑もありますしね。
でも、時速50キロで走っても、1時間後に50キロ先には勿論行けないですけれども。
兄ちゃんの偉大さを噛みしめるw
このアニメの楽しみ方。
もちろん田舎の大自然の中、のびのびと過ごす少女達の日常を満喫する事が第一ですが、僕はもう1つ違う楽しみ方をしてます。
越谷卓。
中学3年生で、小鞠と夏海の兄です。
床に嵌ってたお間抜けさんですね。
彼に注目してみるのも面白いと思うんです。
兎に角彼は喋りません。
日本一、いや、世界一寡黙な少年と言ってもいいかもしれない。
なんたって台詞は「うん、うん」くらいですからね。
これにしても吹き出し内の台詞では無いから、実際は「うん、うん」と喋っている訳では無いのかもしれないw
それ程喋らず、ひっそりと画面の端っこに居るんです。
過去には「ゆるゆり」の\アッカリ〜ン/こと赤座あかりからも「なんだか他人とは思えない人が!一緒に強く生きて行きましょうね!」と応援される程w
これには笑ったな〜www
「月刊コミックアライブ」公式ブログに記事があったので張っておきます。
アライ部ブログ:「【\アッカリ〜ン/】あっと「のんのんびより」3巻、10月22日発売!帯には「ゆるゆり」よりあのキャラのコメントが」
さて、こんな彼ですが、この作品に欠かす事の出来ないキャラであると僕は考えているんです。
彼のこの存在感の無さが、話のオチに使われる事もあるし、何より「萌え作品」の中に居ても邪魔にならないという貴重さw
寧ろ画面のどこに居るのかを探してしまう程。
そうして彼を探しているうちに、コマの隅々まで見ることとなり、ひいては漫画全体も細かく見ていく事になる。
同じようにアニメになっても彼を探しながら見てみると良いと思うんですよ。
ながら見とか出来なくなりますから。
うん。欠かせない存在ですw
終わりに
原作読者が増えてくれると嬉しいなw