はじめに
新たに海軍大将として出て来た藤虎ですが、彼は能力者なのでしょうか?
隕石を落としたり、床に底の見えない様な深い穴を開けたり、どう考えても能力者としか言えない力を披露してますけれども、ちょっと疑問。
彼自身は悪魔の実の能力者では無い可能性もあるんではないでしょうか。
その上で、最強のキャラクター像も、こんなのじゃないかなという想像が働きました。
強さの定義3つ
「ONE PIECE」の世界での強さの定義付けとしては、主に以下のモノがあります。
1つは、悪魔の実。
超人系(パラミシア)、動物系(ゾオン)、自然系(ロギア)の3系統からなり、食べた者は「泳げなくなること」と引き換えに様々な能力を有した”身体”に変化します。
この漫画、最大の特徴ですよね。
2つ目は覇気。
武装色、見聞色、覇王色の3色が確認されていて、「新世界編」以降では、これを身に付けているかどうかが強さの上下を示すバロメーターになっています。
3つ目としては、六式や魚人空手などの体術ですね。
ゾロ達剣士の剣技やサンジの足技なども全てここに含まれます。
これもまた、強さを構成する立派な一要素。
で、僕は藤虎って2つ目と3つ目を極めた人物なんではないかなとちょろっと考えています。
盲目なのに、まるで見えているかのように振る舞える時点で只者では無いですよね。
剣客っぽい風情なので、剣技も相当磨かれているんでしょうし、目が見えない分気配を読む術が常人より秀でていそう。(見聞色を極めていそう)
ただこれだと上述の悪魔の実の能力としか見えない力の説明が出来ません。
やはり彼自身が能力者だと見做すのが自然だし、実際その可能性が最も高いとは思います。
けれど、それでも違う可能性も僅かながらある気がしてならなかったりします。
理由としては、彼が能力を発動する際に常に剣を抜いているからです。
藤虎の能力の検証
悪魔の実の能力者には一つ共通性があると考えます。
どんな能力者であれ、実を食べた者の身体に力が宿るという点です。
ゴムゴムの実の能力者であるルフィは、自分の身体がゴムになってしまいました。
ヒトヒトの実の能力者であるチョッパーは、人間形態に変化する術を身に付けました。(あと人語を介する事も)
オペオペの実の能力者であるローは、一定範囲内に入った生物・物体を自在に改造出来る能力を有しました。
全ての系統。全ての実に共通するのは、自分の身体を使って能力を行使している点ですね。
ローだって、ちょっと微妙ですけれど、手から円を発生させている以上体を用いていると言えるんではないかと。
少なくとも言えるのは、能力を使う際に道具を必要としないという事。
特定の道具が無ければ発動できないという能力者は……出て来てないと……思います。確か…。
いたら成り立たない事書くんですけれど(汗
さてさて、藤虎について検証。
彼はこれまで4回能力を披露しています。
最初はレストランでドフラミンゴの手下に絡まれた際ですね。
ルフィ達も見ている中、徐に剣を抜くと、レストランの床が陥没。
大きな穴が開きました。
2度目は、ローと対峙した際。
剣を抜くと、剣から放出されたと思しき波長に導かれるが如く大量の隕石が降り注ぎました。
ドフラミンゴをも慌てさせるほどの力を披露した訳です。
3度目は、倒したローを押さえつける為。
剣を地に伏すローの身体上に翳し、その能力でローを押さえつけていました。
最後4回目は、サウザンド・サニー号に向けての再びの隕石攻撃。
この時は藤虎は食事中。
どのように能力を発動させたのかの描写はありませんでした。
4回目こそ不明ですが、残り3回だけを抽出すると、どうも能力の発動に彼が持つ剣が関係しているように見えます。
もしも、これが事実であるならば、これまでの悪魔の実の能力者の共通項と異なる点となります。
だからこそ、僕は彼が能力者では無い可能性もあるんではないかと考えたのですけれど。
では、この能力は何なのか?
3つの可能性が浮かびます。
1つ。
やっぱり藤虎が能力者であるという場合。
重力に関係した能力でしょうけれど、特に発動条件に剣は関係無く、たまたまそのような描写が続いていただけかもしれません。
若しくは「道具を介さないと発動しない能力」というものが存在し、彼の能力はその類の能力であるならば、何の問題も無くなります。
2つ。
藤虎の持つ剣が妖刀であり、その剣由来の能力である場合。
この世界には、様々な妖刀が存在しますので、藤虎の持つそれも妖刀であり、重力を操作する能力を有していても世界観的にはOKかと。
ただし、妖刀と言っても超能力を有した刀はこれまで1本として出て来てないので、何とも言えないところですけれど。
3つ。
彼の持つ剣が悪魔の実の”能力者”である場合。
「アラバスタ編」で出て来たラッスー(イヌイヌの実 モデル”ダックスフント”を食べたMr.4の銃)や「パンクハザード編」のスマイリー(サラサラの実 モデル”アホロートル”)等のように。
Dr.ベガパンクが開発した技術であり、彼の剣も同様にこの技術によって悪魔の実の能力を得た可能性ですね。
これならば、能力発動の際にわざわざ剣を抜いていた説明も付きます。
流石にこれが藤虎の剣技によるものであるとは考えられないので、以上3つの可能性が生じるんではないかと。
ここから絞り込みは出来ないので、ここでは3つ目の案を選択し、以降続けます。
最強への道
もしも藤虎自身が能力者では無く、彼の持つ剣が”能力者”だとしたら、悪魔の実のデメリットを克服出来る可能性が提示された事となります。
2つ以上の実を食べることが出来ないというデメリットです。
これは、複数の実の能力を使い分ける人物が最も強いという事も表しているようにも思えます。
まあ、ぶっちゃけ黒ひげがそれに当たっているんですけれどね、既にw
アイツはなんなんでしょうね。
ネットで言われているように「複数の人格が1つの身体に共生してる」のでしょうかね。
黒ひげのような特殊例は置いといて、普通は複数の実を食すと体が爆発すると言われてます。
という事は、何度かそういう実験がされたり、実施した人間が居たという事なんでしょうね。
考えるだに恐ろしいです…。
そんなデメリットを回避しつつ、複数の能力を有するには、Dr.ベガパンクの開発した技術を用いる事ですね。
武器を”能力者”にしつつ、自身も能力者となる。
これで複数の能力を持つ最強のキャラ誕生!!とすると、Mr.4が最強になってしまうwww
それはマズイw
藤虎がMr.4と違うのは、覇気を使えそうな事、六式などを習得している可能性が高い事、剣技を極めているであろう事…でしょうか。
ミス・メリクリと協力しないと戦えない(?)Mr.4とは根本的には違うという事で。
覇気をマスターし、体術若しくは武術を修め、悪魔の実の能力を極限まで自分のモノとする。
その上で”能力者”となった武器を所持した時、その人物はこの世界で最強レベルになる気がします。
藤虎の存在は、そんな最強者を妄想させる人物でした。
それ位強いですし、もしも藤虎自身が重力とは別の能力を有していたら…。
もう彼が最強レベルと言えるのかもしれません。
終わりに
で、近いうちに藤虎自身が重力を操作する能力者と判明するんですね。
分かります。
さておき、藤虎がローを抑える際に剣を使っていたのが妙に気になったので、妄想してみました。