この記事は
「ONE PIECE」第655話に関する感想と考察記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
今回の謎の纏め
謎多き島「パンクハザード島」に上陸したルフィ達。
今回からこの島を舞台にした新たな冒険が始まるようですね。
という事で、この記事ではこの新章について書いてみます。
先ずは出て来た謎を纏めてみます。
- サムライとは何なのか?
- 周囲の海上まで火の海になっている理由は?
- 「パンクハザード島」での4年前の事故とは何か?
- 「パンクハザード島」に指針が反応しない理由とは?
- 巨人よりも大きな人の骨の正体とは?
- 喋るドラゴンの正体は?
こんなところかな。
取り敢えず一つ一つ考えてみます。
サムライとドラゴン
またまた出ました、ワノ国。
初出は覚えている限りスリラーバーク編。
そこで出て来た将軍ゾンビであるサムライ・リューマが、このワノ国出身でした。
さてこのリューマは、尾田先生の読切作品「MONSTERS」の主人公です。
「MONSTERS」とは、サムライが竜を豪快にぶった切る漫画です。
一言で説明しちゃいましたが、間違っていないはずw確かそれを描きたいが為に描かれた漫画では無かったでしたっけ?w
この読切とワンピは同じ世界観の作品である事は、JC47巻のSBSにて明言されています。
現在のワンピの世界よりも過去の出来事を描いた漫画ですね。
「MONSTERS」の舞台となった島は新世界のどこかの島にあると考えるのが自然な気がします。
てなわけで、新世界にドラゴンが居てもちっともおかしくないという事ですね。
とはいえ、喋るドラゴンが居るかどうかと問われると不明です。「MONSTERS」のドラゴンは喋ってなんかいなかったような。
この事には流石に答えは出せないので、考えうる可能性だけ書き残しておきます。
- 喋るドラゴンが自然界に存在する場合
- 幻獣種の力で変身している人間の場合
- 喋らないドラゴンを何らかの理由で喋れるようにした場合
これくらいでしょうか。
1つ目は議論の余地なしですね。そういうものだと言われると納得するしかないですね。
2つ目はドラゴンの幻獣種なんて普通に出て来そうで、これも有り得そうな気がします。
ですが、そうすると誰も住めない・住んでない完全閉鎖された無人島で何をしているのかという問題が出て来ます。
3つ目。この場合は、島で起こった4年前の事故というのにも説明できそうです。
例えば、海軍の戦力にする為、この島でドラゴンに知力を植え付ける研究をしていたが、研究は失敗。
生み出したドラゴンに島を火の海にされてしまった…というような。
喋るドラゴンは生物では無く、人造生物だと考えれば、島で生き続けていられる理由にも納得かな。
どれも違うような気がしますが、僕が考えられることなんてこの程度です。
パンクハザード島の謎
ナミによると「島の反対側の空が極寒の空」という事ですが、非常に妙な表現です。
緊急信号を送ってきた人間がサムライに斬られる直前に発した言葉から、この島には「寒い場所」がある事は想像がつきます。
そこから、この島は元々冬島なのかなと思われるのですが、そうすると島のこっち側の空だって極寒の空なのでは無いかなって。
いくら島や海が燃えているからとはいえ、空模様まで変わるのでしょうかね。
…変わってもおかしくないのがこの作品ですねw
でも、もっと変わっても可笑しくないと思われる可能性を思いつきました。
2つの島が一つに無理矢理くっつけられている場合ですね。
島によってその上空の空模様も違うというのは考えられます。
2つの島がくっついているから、ナミの発言のように島の手前側と反対側で空模様が違っているんじゃないかな。
ここで再びスリラーバーク編に戻ります。
この物語には巨人よりも巨大な”人間”が出て来ました。
伝説の大悪党・オーズですね。
ここでモリアがこう言っています。
「「氷の国」にてアイツの死体を見た時は身震いがして止まらなかった(中略)討ち取った国を島ごと自分の領土に持ち帰り悪党たちの国を築いたという」
この「氷の国」というのが、パンクハザードなのではないでしょうか。
元々氷の国だったところ(島の反対側)に、オーズが討ち取った国の島(島の手前側)をくっ付けた島。
それがパンクハザード島の正体なのではないかと推測します。
指針が反応しないのも、2つの島の磁力が打ち消し合うなりして、反応しないようになっているのではないかなと。
巨人よりも大きな骨も、オーズの種族のものと考えれば合点がいきます。
まとめみたいなもの
という事で今回の僕の妄想を纏めます。
遥か昔オーズによって2つの島が合わさって作られたパンクハザード島。
悪の国として栄えたこの国も、しかし世界政府の介入により壊滅。
以降、何らかの理由で政府の管理下に入ったこの島で、知恵のあるドラゴンの開発研究が進められた。
(ドラゴンもオーズ同様氷漬けになっていた?それを政府が偶然発見したから、ここで研究が進められたとか?)
時を前後して、この島に侵入したモリアがオーズの死体を発見。政府の目を盗み、死体を入手する事に成功する。
ほどなくして実験は完了。1匹のドラゴンが生み出されるも、政府の意を無視して暴走。
周囲を火の海にするほどの大暴れ。直ちに政府は島から逃げ出し、封鎖をする。これが4年前の出来事。
以来周囲の海は火で包まれ、誰も近づけない「無人島」となっていた。
サムライが何なのか不明ですが、これである程度の謎には答えられている…気がします。
かなり無茶苦茶な推測ですが、如何でしょうか?
一先ずは今回から始まった新章を楽しんで読んでいきたいですね。