見て来たのですが
東映のスーパー戦隊シリーズを原作としたアメリカ版戦隊モノ。
うん。
うん。
あらすじ
エンジェル・グローブの街に住むザック、キンバリー、ビリー、トリニー、ジェイソンの5人の平凡な高校生たちはリタ・レパルサ率いるエイリアン軍団により世界が滅亡の危機に瀕していることを知る。
ゾードンによって選ばれた彼らは地球を救う唯一の希望となり、パワーレンジャーとして団結することを強いられる。
総評
映像 | 2.5 | |
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脚本 | 2.5 | |
総評 | 2.5 |
個別に書いていきます。
映像
終盤のバトルシーンは、それなりの迫力があったものの、全般的にハリウッド映画にしてはつまらない映像でした。
これは脚本との絡みなので仕方ない面もあるのかなと。
脚本
日本のスーパー戦隊のアメリカ版として見ると、大いに肩すかしを食らう事となりますね。
アメリカの若者の青春群像劇が殆ど。
落ちこぼれの5人の若者が、スーパー戦隊として選ばれても、変身も出来ずに葛藤する。
力を得たからヒーローになるんではないというドラマは見られるものがありましたが、やや退屈で感情移入しにくいものがありました。
それでも前述のように、特訓から、仲間の死を経てチームの結束を描いたうえでの変身は見ごたえがあったかな。
驚異的な身体能力を得て、あとはスーツを着るだけという段階で、5人は何故かスーツを着る事が出来ない。
何故なのか…。
5人は、お互いの事を知らないからだと考え、自らについて話し合うも、それでも駄目。
ヒーローとして何が必要なのか。
それは、お互いを思いやる心であったという答え。
落ちこぼれの青年たちは、互いを思いやる心を持った時、真のスーパーヒーローになる。
これって、力はヒーローの条件では無いってことですよね。
学歴とかでもない。力でもない。
他人を思いやれる優しさがヒーローの条件というドラマには、グッとくるものがありました。
ただ、上映時間の多くを割いて若者のドラマを見せた為に、終盤のバトルシーンがやや物足りなかったのは頂けませんでした。
ラスボスへのトドメがビンタってw
もう少しヒーローものならではのカタルシスが欲しかったのですが、まあ、これも、青春ドラマパートを顧みると納得しちゃうって言うね。
ビリーを助けた時のビンタは、ビリーの事を想っての行動では無かった。
けれど、同じビンタでも、トドメのビンタはヒーローとしての心が籠っていた。
同じ描写を繰り返すことで、レッドレンジャーであるスコットの変わりようを描きたかったのかなと。
総評
どういった層をターゲットにしてるのか分からない映画。
子供としては絶対に退屈しちゃうし、ヒーロー好きの大人には物足りなさがある。
とはいえ、個人的には、それでもそれなりに楽しめたのですから、僕は見に行って良かったのかなと。
お勧めは出来ませんけれど。