「ポケモンGO」の影響
僕は正直ポケモン世代ではありません。
20年前は中学3年頃かな。
周りでTVシリーズを見ている友達こそいましたが、僕は見ていませんでした。
ゲームも高校2年の時に「銀」をちょろっとやったことがある程度。
思い入れもないし、映画に至っては今回が初めての鑑賞となります。
そういう人間の感想で良ければ以下からどうぞ。
総評
作画 | 3.0 | |
---|---|---|
脚本 | 3.0 | |
音楽 | 3.0 | |
キャスト | 3.5 | |
総評 | 3.0 |
個別に書いていきます。
作画
作画は特に語るべきところはありません。
目を見張るシーンが有った訳でも無いですし、酷い崩れが有った訳でも無い。
ポケモンの可愛さを堪能出来るという意味では素晴らしいものがありましたけれども。
ポケモンの可愛さというと、やはりピカチュウですね。
ピカチュウは可愛いわ。
特にサトシと友達になるまでの表情の変化。
サトシを小馬鹿にして笑ってるところとか、仲良くなってサトシの頬を舐めるとことか、心奪われちゃいました。
言うこと聞かないピカチュウの可愛さに痺れましたね。
僕の愛すべきコダックが2カットしか出てなかったのは残念無念でしたが。
脚本
子供映画ということを差し引いても、賛否分かれそうなシーンが2つほどありました。
どちらもクライマックスに於けるシーンですが、1つは、ピカチュウに喋らせた件。
やはり大谷ヴォイスで大谷さんの演技力による「ピカチュー」の言い方の違いを愉しみ、理解するのが我々の役目だと思うのですが、今回恐らく初めてなんじゃないかな。
違ってたらごめんなさい。
人間の言葉を話すピカチュウには驚きました。
見た瞬間は落胆したという方が正しい。
けれど、考えたのです。
あのシーンは、ピカチュウが人間の言葉を喋ったのではない。
サトシがピカチュウの言葉を理解したんだ…と。
そういう風に考えると、子供映画として分かり易い表現を取り、あのような形になったのではないかと勝手に解釈したら、なんとなく納得出来たのです。
なので、問題はもう1つの方。
サトシが消えて、ピカチュウ泣いて。
ピカチュウの涙を見ただけで、ちょいと感動しましたよ、オジサンとしては。
ただその後のサトシの謎の復活だけ解せなかったw
ホウオウが出てくるんですから、てっきりホウオウに生き返らせてもらうみたいな感じになると想像してたら…。
サトシとピカチュウの絆が生んだ奇跡と無理矢理解釈するしかないのかな。
取り敢えず「ポケモンGO」で(取る気の無い)ポケモンが出て来た時、なんとなくスルーしたり、出て来るたびにイラッとしたりするようなことは止めようと思いました。
バタフリーにまさか感情移入する日が来ようとは…。
ちょっと、オジサン、ああいうシーン弱いよ。
音楽
僕でも知ってる主題歌を今回20周年バージョンとして制作して下さったのは、とても良かったですね。
やはりあの曲あってのポケモンアニメだと僕だって思いますもの。
キャスト
芸能人ゲストは、まあ、うん。
本当に酷い人は起用されなくなったというか、何と言いましょうか。
うん。
ちょっと次回のレビューから、この2項目は外そうかなと思います。
あまり書くことが出来ないので。
総評
この20年のどこか一時期でもポケモンのアニメにお世話になったかつての少年・少女にとっては、見る価値あるんじゃないでしょうか。
突っ込みどころは多々ありますけれど、そういうの(整合性)を求めるアニメではありませんからね。
肩の力を抜いて、ピカチュウに感情移入して、どっぷりと浸って下さい。
浸れるアニメだったんじゃないでしょうか。